神戸市-KOBE-


ごみ屋敷対策の実施状況

記者資料提供(平成29年12月12日)
環境局
環境政策部資源循環政策課 竹下・大塚
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ごみ屋敷対策の実施状況

〜条例施行1年で約半数に激減!〜

 市では、ごみなどを自宅内にため込み、近隣に被害を与える「ごみ屋敷」の解消を目指して、「神戸市住居等における廃棄物その他の物の堆積による地域の不良な生活環境の改善に関する条例」を平成28年10月に施行しました。

  これまでは、衛生上の問題(悪臭、害虫発生など)や火災の恐れがあっても法的根拠がなく、対応の難しい案件が多くありました。また、一旦解消した案件でも再発するケースがみられました。
 しかし、本条例において居住者に適切な管理を義務付けるとともに、様々な生活上の課題を抱える居住者に対して組織横断的な支援を実施することにより、条例施行後1年でほぼ半減させることができました。

(周辺に影響あるごみ屋敷の件数)
条例施行前(平成28年8月) 105件 → 条例施行後(平成29年9月) 56件

 ※49件減少の内訳
  【増加】新規24件  【減少】解消73件
  (減少の内訳・・・指導、支援による解消42件、死亡、転居による解消31件)
 ※条例施行後の1年間で条例に基づく措置(助言又は指導、勧告、命令等)
  を実施した事案はありません。

<改善事例>

○居住者への働きかけ、支援による取り組み状況

 ごみ屋敷対策では、居住者へ適正管理を働きかけるとともに、生活上の課題解決のため、次のような福祉的・医療的支援等により解消を図ることを基本としています。

(1)関係機関の連絡会議
 各事案の認知後、生活上の課題を把握し、区役所関係課や区社会福祉協議会などの関係機関で情報共有し、対応策を検討します。
(2)居住者との関係構築と支援の働きかけ
 居住者へのアプローチを続けて関係構築を図り、生活上の課題解決に向けた支援の働きかけを行います。
(3)ごみ屋敷の解消と再発防止
 建物管理者や親族の理解・協力によりごみの片づけを行ったり、介護サービス等の制度活用などの福祉的・医療的支援や、地域の見守りにつなげ再発防止を図るなど、居住者の生活上の課題を解決することにより、事案を解消していきます。

 今後も、解消に至っていない事案については引き続き、居住者への支援による解消に粘り強く取り組んでいくとともに、支援を働きかけても改善に至らない場合には、必要に応じ条例に基づく措置の実施を検討していきます。

(参考)ごみ屋敷対策条例の概要

 【対象】
  ・地域の衛生又は生活環境上、支障が生じている建物を対象として
   います。
     悪臭や衛生上有害な害虫等が発生している
     火災発生のおそれがある など
 【市民等の責務】
  ・不良な状態の発生の予防に努め、不良な状態を生じさせたときは、
   速やかにその状態の解消に努めるよう適切な管理を義務付けています。
 【支援的施策】
  ・福祉・医療的な課題を抱える居住者に対し、各区の会議において必要な
   支援等について積極的に検討し、実施します。
  ・経済的な理由から不良な状態を解消することが困難であると認める場合
   は、学識経験者の意見聴取を行った上で、必要に応じて経済的支援を
   実施します。
 【措置の実施】
  ・周辺への影響の程度に応じて、必要な措置(助言又は指導、勧告、
   命令、代執行等)を行います。
  ・措置について、学識経験者の意見を聴取し、慎重に検討します。