神戸市-KOBE-


超小型マイクロ水力発電システムの開発を目指し、研究を開始!!

記者資料提供(平成28年5月26日)
水道局事業部施設課 金藤、津島
TEL:078-322-5905 FAX:078-322-6174
E-mail:itteki_chan@office.city.kobe.lg.jp
環境局環境政策部環境貢献都市課 長尾、河田
TEL:078-322-5301 FAX:078-322-0328

超小型マイクロ水力発電システムの開発を目指し、研究を開始!!

1.環境負荷低減に資する取組み

本市は、「自然と太陽のめぐみを未来につなぐまち・神戸」として、二酸化炭素の排出が少ないくらしと社会を目指しています。太陽光や水力などの再生可能エネルギーや未利用エネルギーを公共施設へ積極的に導入するとともに、市民・事業者への普及を推進しています。
このたび、本市の水道施設において、二酸化炭素排出量の削減となる新たなエネルギー活用の取組みとして、次のとおり、民間事業者と共同研究を開始することとなりました。

2.10kW以下の超小型マイクロ水力発電システムの研究

水道局では、起伏に富んだ地形において、適切な水圧で市民の方々に水をお届けするために、土地の高さごとに配水池を設けています。なお、それでも水圧が高くなりすぎる地域には、配水管(※1)に圧力調整用のバルブを使用し、水圧を下げることで、安定供給を図っています。
しかし、圧力調整用のバルブは、流量が絶えず変動する配水管において、水圧が安定しづらい課題を抱えています。
その課題解消と管水路の水流エネルギーの有効利用を目的に、環境省が実施する「平成28年度CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」の採択を受けたダイキン工業株式会社と共同で、その事業に沿って、圧力調整用のバルブに換わる超小型のマイクロ水力発電システムの開発を目指し、共同研究を開始することになりました。
研究期間は3年間で、研究での成果をもとに、実用化を目指していきます。

マイクロ水力発電のイメージ

3.マイクロ水力発電システム(100kW以下)の設置

超小型のマイクロ水力発電システムの共同研究を行うにあたって、まず、流量変動など実験が可能な配水池への送水管(※2)に、ダイキン工業株式会社が環境省の事業を活用して開発したマイクロ水力発電システムを設置し、水運用側のリスク及びシステムの機能を検証しています。
具体的には、神戸市西区櫨谷町にある福谷中層配水池に、一般家庭65軒分(※3)に相当する年間211MWhの発電能力を有するマイクロ水力発電システムを設置しました。

マイクロ水力発電のイメージ2
※1 配水池に溜められた水を各ご家庭に届ける水道管
※2 浄水場から配水池に送る水道管
※3 電気事業連合会「原子力・エネルギー」図面集2015に基づき一般家庭の月間消費電力271.2kWhで計算