神戸市-KOBE-


『“でっかいお墓”の誕生 ―弥生の墓から古墳へ―』の開催

記者資料提供(平成28年3月30日)
教育委員会事務局社会教育部文化財課埋蔵文化財係 安田・阿部・佐伯
TEL:078-992-0656
FAX:078-992-5201

神戸市埋蔵文化財センター春季企画展

『“でっかいお墓”の誕生 ―弥生の墓から古墳へ―』の開催

1.内容

北青木遺跡方形周溝墓 弥生時代には日本列島で米作りが本格的に始まり、竪穴建物などから構成される新しいムラが作られます。そして各地で地域の中心となる拠点的な集落が誕生していきます。そのようなムラが造られていく弥生時代の社会の様子については、住居の数や大きさ、あるいは出土遺物の量や種類などから知ることができますが、当時のお墓を検討することによっても社会の様子を知ることができます。
 弥生時代のお墓は、古墳のようなきらびやかな副葬品が納められることは少ないですが、完形の土器をお墓に供えるなどの特徴があります。また、弥生時代の土坑墓や木棺墓、あるいは方形周溝墓は、密集して築かれる場合があり、方形周溝墓には1つのお墓に複数の埋葬施設がみつかる場合もあります。これらのお墓からは家族関係など当時の集団の様子がうかがうことができます。
 このような集団のお墓の中からやがて、たった一人のためだけのお墓が造られるようになっていきます。それが前方後円墳に代表される古墳です。このように誕生した古墳は当初、たった一人の王(大王や豪族など)のためだけに造られたお墓といえるのです。
 今回の企画展では、方形周溝墓や木棺墓など、近畿地方において多くみられる弥生時代の墓から古墳が誕生していく様子を見て、このようなお墓の変化から、弥生時代から古墳時代に至る社会の流れを探っていきます。

2.会期

平成28年4月9日(土曜)〜平成28年5月29日(日曜)
〔開館時間〕10時〜17時(入館は16時30分まで)

3.会場

神戸市埋蔵文化財センター 企画展示室
  〒651-2273 神戸市西区糀台6丁目1 西神中央公園内
  TEL078(992)0656  FAX078(992)5201
・神戸市営地下鉄「西神中央駅」から南へ徒歩8分

4.休館日

5月9日(月曜)・5月16日(月曜)・5月23日(月曜)

5.入館料

無料

6.主催

神戸市教育委員会

7.展覧会の構成と主な出品資料

1.はじめに 〜縄文時代の墓(土器棺墓)〜

   土器棺墓    篠原遺跡出土土器

2.弥生時代の墓

   土坑墓      新方遺跡出土人骨切り取り
   木棺墓      新方遺跡出土人骨切り取り
   土器棺墓     長田神社境内遺跡出土土器
   方形周溝墓   北青木遺跡第7次調査 方形周溝墓写真パネル・同出土土器
              雲井遺跡方形周溝墓写真パネル・同出土土器
              戎町遺跡方形周溝墓出土土器
              出合遺跡方形周溝墓写真パネル・同出土土器

3.古墳誕生へのステップ

   堅田神社境内1号墳写真パネル・出土土器
   天王山4号墳出土土器

4.古墳の誕生(古墳時代初頭〜前期の墓)

   古墳      西求女塚古墳竪穴式石室写真パネル
             同出土遺物〔国指定重要文化財〕(土器・石製品・鉄製品・鏡)
            五色塚古墳写真パネル・同埴輪〔国指定重要文化財〕
   塩田北山東古墳写真パネル・同主体部切り取り
             同出土鏡・鉄製品・玉類〔神戸市指定有形文化財〕
            白水瓢塚古墳主体部写真パネル
             同出土鏡・腕輪形石製品〔神戸市指定有形文化財〕
   埴輪棺     舞子浜遺跡出土埴輪棺

8.関連イベント

1.歴史講演会

『弥生の墓から古墳へ』
 神戸市教育委員会文化財課 学芸員による講演会
 日時 平成28年5月21日(土曜) 14:00〜15:30
 場所 神戸市埋蔵文化財センター 研修室  (当日受付:先着順120名)

2.展示解説およびバックヤードツアー

平成28年4月17日(日曜) 10時30分〜11時30分、14時〜15時 (バックヤードツアーと展示解説)
平成28年5月7日(土曜) 10時30分〜11時30分、14時〜15時 (バックヤードツアーと展示解説)
(いずれも当日受付:先着順)

9.関連ホームページ

神戸市埋蔵文化財センター
http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/institution/center/