神戸市-KOBE-


官民連携「KOBEグリーン・スイーツプロジェクト」ついに始動

記者資料提供(平成24年6月26日)
建設局下水道河川部保全課 瀧村、坂部
TEL:078−322−5462

〜自然豊かなグルメの街「KOBE」が生み出す新エネルギー〜

官民連携「KOBEグリーン・スイーツプロジェクト」ついに始動

東灘処理場において、未利用の地域バイオマスを活用し、再生可能エネルギー生産をめざす官民連携の「KOBE グリーン・スイーツプロジェクト」が平成24年7月から始動します。
本プロジェクトは、木質系(グリーン)と食品製造系(スイーツ)バイオマスのうち下水道に好適なバイオマスを下水汚泥と混合処理し、バイオガス増量や汚泥処理の効率化、温室効果ガスの削減をはかる実証事業です。国土交通省の「下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)」に神戸市、株式会社神鋼環境ソリューションの共同研究体で提案し採択され、国土交通省国土技術政策総合研究所の委託研究として実施しています。
木質系・食品製造系バイオマスと下水汚泥の相乗効果を活用した再生可能エネルギー生産は日本で初の試みです。

地元企業との連携による再生可能エネルギーの拡大

下記の食品製造企業と連携することで、有機物を多く含む地元バイオマスを活用し、グルメの街神戸ならではの取り組みを発信します。
・トーラク株式会社 078−857−1522代表 神戸市東灘区向洋町西5丁目5番

・白鶴酒造株式会社 078−822−8905環境統括室 神戸市東灘区住吉南町4丁目5番5号

・株式会社ロック・フィールド 078−435−2200代表 神戸市東灘区魚崎浜町15番地の2

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木質系(グリーン)バイオマスからのバイオガス生産

木質系バイオマスの分解を促進し、下水汚泥と混合することによるバイオガスの生産は、日本で初の試みです。六甲山の森林保全の過程で発生する間伐材や、市内の公園・街路樹からの剪定枝を活用します。

今後めざしていくもの

地域バイオマス活用のための官民連携ネットワークの拡大をすすめ、本実証事業ではグリーン4t/日、スイーツ11t/日を受入れ、グリーン・スイーツの効果で3,000世帯相当のガス増量をめざします。さらに、実証運転を通じて得た知見をもとに、地域バイオマス活用のガイドライン策定に取り組み、神戸発の再生可能エネルギー生産の新たな方法を国内外に提案していきます。

今年度の予定

地域バイオマス受入施設今年度は徐々にバイオマスの投入量を増やし、四季を通じての運転データを取得するとともに、汚泥処理の効率化、バイオガス発生の安定性や温室効果ガスの削減効果を検証していきます。

参 考

<東灘処理場の概要>

東灘処理場処理水量 : 約16万m3/日
処理人口 : 約37万人
敷地面積 : 132,408m2
所在地  : 神戸市東灘区魚崎南町2丁目1-23  
TEL:078-451-0678  FAX:078-453-6328

<こうべバイオガスの活用 自動車燃料・都市ガス>

・東灘処理場では、平成16年度に株式会社神鋼環境ソリューションと大阪ガス株式会社の協力で共同研究を行い、天然ガスと同等の品質の「こうべバイオガス」の精製に成功し、天然ガス自動車燃料への活用を実証しました。平成20年度から市バスなどに本格的に供給を開始し、平成23年度には延べ約13,000台(約39万m3)に充填しています。
・平成22年10月から、経済産業省の実証試験費補助金を活用した「バイオガス都市ガス導管注入実証事業」として「こうべバイオガス」を「都市ガス」として注入する事業を実施し、平成23年度は約80万m3(約2,000世帯相当)を都市ガス導管へ注入しています。
・これらの取り組みにより、東灘処理場は国内外から多くの見学者が訪れ、地産地消の再生可能エネルギー生産のショーケースとなっています。平成24年には「水・環境ソリューションハブ」に認定され、神戸が蓄積してきたさまざまな経験を国内外に発信するための情報発信拠点として位置づけられています。

<下水道革新的技術実証事業とKOBEグリーン・スイーツプロジェクト>

B-DASHプロジェクト  Breakthrough by Dynamic Approach in Sewage High Technology Project
・本プロジェクトにかかる委託額
平成23年度 約9億円(国土交通省国土技術政策総合研究所の委託研究)
・共同研究体と役割
神戸市  処理施設の運営調整、地域バイオマスの確保・受入調整等
神鋼環境ソリューション  革新的技術実証設備の建設・運転・データ分析・解析等
大阪ガス(協力)  バイオガスの受入、バイオガス有効利用標準規格化等