医療産業都市及びデザイン都市に関する海外視察調査報告

最終更新日
2009年8月17日

5.まとめ(今後の課題と政策提言)

視察調査の主なポイントは以下の通りであり、(詳細は視察調査の概要を参照)その視察調査のなかから、まとめた、(今後の課題と政策提言)であり、今後、神戸市当局におかれては、充分な検討を行い具体的な事業化へと発展されんことを強く望みます。

「視察調査の主なポイント」

(1) メディコンバレー・アライアンス(事務局)

Dr.スティグ・ヨーゲンセン事務局長
(12月8日・9時〜11時)
○ライフサイエンスについて、約3年間神戸と意見交換を重ねてきた、その成果として大使交換プログラムが成立した。
○スウェーデンから、デンマークへ、毎日、車・電車で67,000人通勤、その内73%がメディコンバレーに勤務。
(スウェーデンの失業率・デンマークの4倍⇔6.4%)
○サービス部門の充実
(パテント・弁護士・IT・コンサルタントなどのスタッフの配置)
○クラスターの可能性(労働・生活・文化などの違いを超えて)
「(共通の目標を持つ)(共同作業・プラットホーム)」
「(ミーティングが重要⇔何を協議するかが重要)(異業種・同業種含め)」
「(参考例⇔糖尿病・全ての機関がベストの治療の研究と検討を行う)」
○ロビィースト活動も重要(マーケッティングは国際レベル)
○プロジェクトの協議・調整は、2国・2地方行政・地域で行う
○3本のカギ(病院・大学・民間企業の活動と連携)
○バイオテック、世界金融危機の影響で、インド・中国などへ企業移転あり
○大使交換プログラム(展望として)
「2012年には、世界のクラスター12都市と交換戦略の用意あり」(12名が世界の共同・ネットワークになる)
○トーマス氏は、50のプロジェクト・リストを用意した(日本の第一三共製薬が、メディコンバレーに来た)
○大使交換プログラム(今後の予定)
「2009年(4月バンクーバー、6月ソウル、あとイスラエル)」
(また、新しいプロジェクトが始まる)(ミッションの明確化が重要)

(2) ルンド大学メディカルセンター

Dr.ペール ベルフラーゲ会長
(12月8日・14時〜17時)
○大学の背後に、大学病院・研究棟と一体化した建築を有効に配置
○研究者1,000人、自由にセンター内を動ける
○バイオインキュベーションも併設(総合相談と支援を行っている)
○ルンド地方「人口10万人⇔(働く人⇔大学で1万人・病院で1万人・学生4万人)」
○大学発の企業多数排出・大学を核にした街づくりのモデル

(3) コペンハーゲン・キャパシティー

アンダース トローエル氏
(12月9日・10時〜11時30分)
○25名のスタッフ・6億円の独立型(公的支援)・民間組織として
○コンサル業務サービスは無料
○3時間の範囲に、人口5億人・27カ国、ヨーロッパの玄関としての機能を発揮
○糖尿病・うつ病・癌に対する治験・臨床が多く行われ、データーとして集積がされ製薬研究・開発に発展している
(ボランティアの発達も大きい)
○東京でデンマーク40社と日本15社との協議が行われた
○実績100社の誘致(中国・インド・アメリカ・EUなど)
○今後は、アメリカ・日本に力を入れる
○神戸の課題は、国際レベルの人材が不足

(4) クリエイトベルリン

Ares Kalandides氏
(12月11日・14時〜15時)
○70社の有機的組織
○新企画(案)2009年10月(ベルリンで、アジアの新・認定都市の紹介)
「ベルリンと神戸でペア・プロジェクト」
(神戸・名古屋・深セン)(但し、ベルリン市長の決済が未決)
○イベント等の企画は、3ヵ年計画案を州政府に申請、約25万ユーロの補助金あり
○今日までに世界で、様々なイベントを展開、デザイナーの発表と活躍の場の提供
(東京・モスクワ・パリ・ニューヨーク・上海・ミラノ・ロンドンなど)

(5) ベルリン特別市

Tanja Muehlhans氏
(12月11日・16時〜17時)
○1989年ベルリンの壁崩壊
○失業者溢れる、雇用創出政策の検討(バイオ・再生エネルギーなど)
○2006年デザイン都市認定(クリエイティブシティーを目指す)
(経済・文化・都市計画の行政の横断連携)
(ベルリン再生の戦略として推進)
(23,000社・16万人雇用・175億ユーロ)
○デザイン関係・小さい会社50%
(ネットワークのコーディネーター役を経済局が担当)
(海外進出にも支援を行う。実績⇔ソウル・台湾)
(振興政策を持っている)
○プレゼンテーション(パリ・ニュ−ヨーク・ローマ・カンヌ・上海・東京)
○提案
1) ベルリンは、毎年1月・4月にファッションショー(ウイーク)
(神戸・ベルリン共同ファッションショー)
2) アトリエ交換(芸術者の交換)
3) デザインフェスティバル(共同制作)
(2009年6月⇔神戸・ベルリン・ソウル)

(6) ユネスコ本部

Georges Poussin氏、Doyun Lee氏
(12月12日・14時30分〜)
○ロゴマークの使用を積極的に
○世界のネットワークに参加を希望する
○神戸を信頼している
○デザインは、社会のプロジェクトを持つ意味である
○国際デザイナー協会会議・イタリアのトリノで開催
○アジアでの神戸のイニシアチブに期待する
○全ての認定都市との連携を目指せ
○共通のプロジェクト開発・協議を
○先行都市との連携を
○開発・パイロット事業・発展・創造とネットワークを

(7) ユネスコ日本政府代表部

山本忠通大使
(12月12日・15時30分〜)
○ユネスコの仕事の役割は「世界の国と人々の生活の質を高めることが目的」
○ヒット商品は、「世界遺産の認定」「教育・報道の自由・人間国宝・創造都市」
○創造・ライフスタイルのデザインを組み立てる
○2009年シンガポールで、クリエイティブセンターがアピール(12都市)
○シンガポールは「東南アジアの窓口として考えている⇔中東・インド・ヨーロッパ」
○外務省のアンケート(ベトナム・インドネシアが知日派)
(プロジェクトがあれば推進を)

今後の課題と政策提言

「医療産業都市構想」について

「デザイン都市・神戸」について

※ 添付資料等を含む「海外視察調査団報告書」は、市会図書室でご覧いただけます。