神戸市-KOBE-


 

臨時会見 2018年(平成30年)12月27日

最終更新日
2019年1月7日

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発表項目

北神急行線に関する阪急電鉄株式会社と神戸市の協議開始

職員:
 それでは、定刻になりましたので、北神急行線に関する阪急電鉄株式会社と神戸市の協議開始についての共同会見を行います。本日の出席者をご紹介いたします。阪急電鉄株式会社の杉山健博代表取締役社長でございます。


杉山社長:
 杉山でございます。どうぞよろしくお願いいたします。


職員:
 神戸市の久元喜造市長でございます。


久元市長:
 どうぞよろしくお願いいたします。


職員:
 初めに、久元市長より、本日、阪急電鉄株式会社と神戸市で合意した事項、それに至った背景についてご説明させていただきます。
 それでは、久元市長、よろしくお願いいたします。


久元市長:
 今日はお集まりをいただきましてありがとうございました。
 今日、阪急電鉄さんと北神急行についての資産等を神戸市に譲渡する方向での交渉を開始するということで合意をいたしましたので、その内容、そして背景などにつきましてお話を申し上げたいと思います。

 北神急行線は、谷上と新神戸を結ぶ路線として1988年、昭和63年に開通をいたしました。ちょうど今年で30年になるわけです。現在、阪急阪神ホールディングスの連結子会社である北神急行株式会社に運行していただいております。神戸市営地下鉄西神・山手線と相互直通運転を行っておりまして、三宮まで約10分という非常にすぐれたアクセス性を有しております。また、台風豪雨などの発生時にも都心と神戸市の北部を結ぶ公共交通インフラとして重要な役割を担っております。例えば今年の9月4日、台風21号が来襲したときは市営地下鉄、JR、阪急、阪神、神戸電鉄、山陽電鉄が一部運休をしたわけですが、北神急行は通常どおりの運行をすることができました。災害にも強いという特徴を有しております。

 北神急行線の建設・開業から30年になるわけですけれども、その一方で、建設費が非常に膨大になったということ、そして、それに伴う高額な運賃の設定、また、沿線の住宅開発が鈍化してきた、こういう事情によりまして開業当初から赤字が継続してきまして、借入残高、債務超過が発生し、拡大いたしました。

 これに対しまして、主要株主による支援、兵庫県、神戸市による運賃低減助成、また、上下分離方式の導入など、関係者によるさまざまな支援を行ってきた結果、事業が継続されてきました。

 しかし、その一方で、こういう運賃低減策にもかかわらず、ほかの鉄道路線に比べまして運賃はかなり高い水準のものとなっております。三宮−谷上間は距離で8.8キロで540円ですが、これが、ほぼ同じ金額の路線ですと、JR神戸線、三ノ宮−新大阪間が550円、それから、三ノ宮−大久保間が500円、阪急電鉄神戸本線・京都線、神戸三宮−桂間が530円、阪神・近鉄では、神戸三宮−近鉄日本橋間が560円ということ。こういう金額と比較をいたしますと、北神急行の運賃水準は極めて高いものになっているということがおわかりいただけようかと思います。

 北神急行線の年間輸送人員数ですけれども、2008年度が約953万人でした。これが2017年度は約908万人ということで減少傾向が続いていると。ここのところ、少し横ばい傾向も見られますけれども、経年的に見ますと減少しているということになります。

 北神急行は、神戸市の主として北部地域、北区の皆さんが利用していただいているわけですけれども、北区につきましては、この10年間で人口の減少傾向が強まっております。2018年10月の北区の人口は21万4,037人ということで、10年前と比較をいたしますと5.5%の減少ということになっております。この間の神戸市の人口は10年間で0.9%の減少ということですので、北区の減少幅は全市的に見ましてもかなり大きなものとなっております。

 こういう状況の中で、せっかくあるこの北神急行というインフラをやはり有効に活用していくということが必要なのではないだろうかということと、それから、北区の人口減少を食いとめていく上で北神急行の運賃低減ということは非常に大事なテーマではないかと考えられてきました。

 これまでなかなか思い切った手を打つということができなかったわけですけれども、現在の兵庫県と神戸市の運賃低減策の助成の仕組みが、今年度で終了するということから、運賃を低減させるというようなことを考えたときに、神戸市の交通局が北神急行の資産等の譲渡を受けて、西神・山手線と一体的に運用するということ、このことがやはり大きな意味を持つのではないだろうかということで、そういうことが可能かどうか、見通しがあるのかないのかということにつきまして、これまで水面下で阪急電鉄さんと議論をしてきたわけですけれども、やはり前を向いて交渉をしていこうということで、本日から、この資産の譲渡等に関する協議を開始するということであります。

 こういうことで、今日は杉山社長とともに交渉の開始につきまして発表をさせていただく次第になったということでございます。
 私からは以上です。


職員:
 ありがとうございました。
 続きまして、杉山社長より、協議開始に当たって、阪急電鉄株式会社の現在のお考えについてお話をいただきます。
 それでは、杉山社長、よろしくお願いいたします。


杉山社長:
 内容的には、今、久元市長からご説明があったとおりで、私のほうからは、神戸市さんからの今回の提案を受けて、今、私どもとしてどのように受けとめているかということについて申し上げます。我々阪急電鉄としましては、今回の提案はグループ、このグループというのは阪急阪神ホールディングスグループというふうにご理解いただいたら結構かと思いますが、阪急阪神ホールディングスグループの重要な事業拠点である神戸三宮の活性化につながるということを考えまして、このたび、神戸市様との協議に応ずることとしたということでございます。

 一言で申しますとそういうことですが、もう少し申し上げますと、神戸三宮と申しますのは、皆様方もご存じのとおり、阪急線、阪神線におきましても大阪梅田に次ぐターミナル駅でございまして、また、不動産事業やホテル事業におきましても、私どもにとりましては重要な事業拠点でありますので、やはり神戸三宮というまち全体が活性化するということは非常に大切なことだと、このように考えております。しからば、どのようにすれば活性化していくのかということでございますが、これは、まずは何よりも三宮にできる限り多くの方がお越しになりやすいようにしていく、これが必要でございまして、今回の神戸市様のご提案というのは、まさしく三宮の後背地である北区あるいは北神地域、そこからの三宮への交通利便性を高めようということで、高めることによってお客様が数多く三宮に集まられるようになるということでございましたので、我々としましては非常に意義のある取り組みである、意義のある考え方であると思うに至った次第でございます。

 こうした観点から、このたび、神戸市様からご提案いただいた内容に関しまして、具体的な内容はこれからではございますが、私どもといたしましても前向きに協議をさせていただきたいというふうに考えております。
 以上でございます。

質疑応答

記者:
 まず、市長にお伺いしたいんですけども、なぜ今のタイミングでこの協議に入るのかというのを聞きたいんですが。


久元市長:
 先ほどもご説明しましたように、現在の支援スキームが平成30年度に終了するということで、31年度以降どうするのかということを考えなければいけない時期に来ているわけです。その際、今までの支援スキームを延長するということも考えられるわけですけれども、しかし、こういう支援策を講じてきても乗客の増加にはつながってこなかったということですから、やはりこれは漫然と続けるよりも、思い切った策を講じて乗客人員の増につなげていくと。乗客人員の増というのは、これは利用者の多くは北区の住民ですから、北区の人口減をいかに食いとめるのかということにもつながると、これは非常に重要な意味を持つのではないかと、こういうふうに考えまして、今回、交渉を開始するということにしたわけです。


記者:
 今、西神中央であるとか、鈴蘭台であるとか、周辺部の主要駅周辺の再整備も進めていますけども、今回の谷上というのも1つの拠点と考えて、新たに震災復興から立ち上がって改めてスタートを切る1つのものだというような考え方でいいんでしょうか。


久元市長:
 やはり神戸市のバランスのある発展を考えていくときに、中央区に人口が非常に過度に集中するということは、さまざまな面で問題が起きています。やはり神戸市全体のバランスのとれた発展を図っていくということのためには、やはり各鉄道沿線での駅前を開発し、そこに人口を張りつけていくということが大変重要です。そういう意味で、JR、阪急、阪神、地下鉄の西神・山手線、海岸線、山陽電鉄、それから神戸電鉄、もちろん地下鉄の西神・山手線、海岸線も非常に重要になりますが、そういうところの拠点の開発をしていくということに力を入れてきました。谷上、それから、谷上と接続する神戸電鉄の主要駅の駅前開発はこれまでも力を入れてきましたし、新年度予算でもこの辺のところは大きな課題になってくるというふうに考えております。


記者:
 西神中央まで阪急電鉄の乗り入れというのも交渉検討段階に入っていると思うんですけども、神戸の中でのその可能性とか、そういったものをあわせてどのようにお考えなのかというのをお二方にお伺いしたいんですが。


久元市長:
 西神・山手線との相互直通運転については、これは考えないということが、私の前の市政での方針だったわけですけれども、私は、やはりこれは全く考えないということではなくて、可能性を追求するということもあるのではないだろうかということで、事務的に検討を進めてきています。ただ、これは事業費が非常に多額に上るということで、また、技術的に非常に難しい問題なので、まだ実務的な検討にとどまっております。果たしてこれができるのかできないかも含めて、まだ検討中というふうにご理解いただければと思います。


杉山社長:
 まさしく検討の内容に関しては、今、市長おっしゃったとおりですので、私どもも特段今ここで何かを公表するとか、そういったものは一切ございませんけれども、今、神戸市さんと一緒に鋭意検討しているというところでございます。


記者:
 阪急神戸線と市営地下鉄西神・山手線の相互直通の協議が今進められている中で、今回の協議が始まったというのは、大きく捉えて、その一環というふうにして捉えることができるのかどうかというところをお聞かせください。


久元市長:
 これは別問題だというふうにお考えいただければと思います。西神・山手線とこの阪急電鉄神戸線との相互直通乗り入れは、かなり大きなインフラの整備が必要で、大きな投資が必要です。先ほど申し上げましたように、事業費も多額に上りますし、技術的な面での検討も必要です。これはやはりかなり時間をかけて検討しなければいけないということだと思います。

 今回の北神急行につきましては、これとは全く無関係のテーマだと考えておりまして、これは全く投資が要らないというわけではないと。ほとんど既存インフラに手をつけることなく、この北神急行線を有効活用することができないか、そういう観点からのこの交渉開始ということですから、この2つの問題は別個の問題だというふうにご理解いただければと思います。


杉山社長:
 私どもも全く同じように受けとめていますので、今回ご提案ありましたけど、今、これまで協議している乗り入れの話とは全く別物として捉えているということでございます。


記者:
 先ほど、30年度に1つの支援スキームが終わるとおっしゃったんですが、翌年度以降はどういう支援策があって、翌年度から始められるということなのか、段階がもし幾つかあるのであれば、そのスケジュール感を教えてください。


久元市長:
 30年度に支援策が切れるわけですから、31年度以降どうするのかということを考えなければいけない時期に来ていると。そこで、漫然とこれを続けるのかどうかということも含めていろいろと検討する中で、やはりそれとは全く違う方法で、運賃を低減させるとともに乗客の増加を図っていき、北神急行の路線を長い目で見て持続可能な形で安定的に運行する方法はないのかと、そういうことを考えたときに、神戸市交通局が資産等の譲渡を受けるということ、これもそういう面から見て可能性があるのではないかということで、今回、交渉をスタートさせるということにしたということです。


記者:
 一方で、借金が今、いわゆる借り入れが200億程度あると思うんですが、その点については負担になってくるかなと思うんですが、どのようなスキームを考えていらっしゃるかも教えていただけますか。


久元市長:
 要するに、資産等の譲渡を受けるわけですから、まず、今後の交渉のテーマとしては、この譲渡金額をどうするのかというのが非常に大きなテーマになります。資産、債務をどう評価して、どれぐらいの額で神戸市が資産の譲渡を受けるのかということ、これが今後の交渉の非常に大きなテーマ、最大の論点かなというふうに思います。


記者:
 31年度からの支援を考える上で、この話が俎上に上ったということは、最終的な結論は年度内に出すということでよろしいんでしょうか。


久元市長:
 これは交渉事ですから、これはどうなるか正直わかりません。ぜひこれはお互いに誠意を持ってまとめたいと思いますが、やはり双方が合理的な説明をしなければいけない、そういうような交渉になりますから、いつまでにどういう形で交渉がまとまるのかということはわかりません。ただ、31年4月以降においても、別に北神急行の資金がショートするわけでもありませんし、今も安定的に運行がなされているわけですから、この支援スキームが30年度に終了したとしても、北神急行の運行には特段の支障は生じないというふうに思います。


記者:
 これは北神急行自体の運賃が高いということを問題にしているように見えるんですが、一体運営すると運賃は下がるんでしょうか。


久元市長:
 一体運用にすることによって運賃は必ず下がるというふうにまで断言できませんが、下がる可能性は極めて高いというふうに思います。つまり、西神・山手線と一体運用することによって、それぞれ現在、北神急行の初乗り運賃、それから西神・山手線の初乗り運賃が両方がかかるわけですから、これはダブルにかかるということはなくなるわけです。


記者:
 杉山社長にお聞きしたいんですけれども、今、今回の料金引き下げを通じた効果として三宮再整備を挙げられたんですけれども、一方で、谷上を含む神鉄沿線、かなり詳しいと思うんですけれども、料金値下げが沿線へどんなインパクトを与えるか、どんな効果を期待できるのかを解説してください。


杉山社長:
 ご質問のご趣旨はよくわかりますし、当然神戸電鉄のこと、よく知ってるでしょということもよくわかるんですけど、ちょっとまことに申しわけないんですけど誤解のないようにご説明しておきますと、阪急阪神ホールディングスというグループと神戸電鉄という会社は全く親子関係ではございませんで、神戸電鉄というのは我々阪急阪神ホールディングスから見れば独立した1つの企業グループでございます。なおかつ上場会社ということでございますので、今、この場で私のほうから神戸電鉄の業績云々に関してどういう影響があるのかということに関してのコメントは正直できないというのが、立場上そういうことですので、それに関しては差し控えさせていただきたいと思います。


記者:
 三宮再整備に関して、これはあくまでも一般論としてお聞きするんですけれども、社長就任会見のときに、三宮一つの地域だけじゃなくて、より広い地域の中核としてここの活性化というものがより広範囲にいい影響を及ぼすんだというふうに言われたと思うんですけれども、現在駅ビル建て替えとかされていますけれども、この再整備に寄せる期待とか、リクエストとか、そういうふうな見解を教えていただけたらなと思います。


杉山社長:
 これに関しては冒頭申し上げたとおりなんですけど、ほんとうに我々にとりましては、鉄道はもちろんターミナル駅、今、我々はビルの建てかえをやっていますけど、その中にホテルも設けますので、基本的には不動産事業あるいはホテル事業にとっても大事でございますし、言うならば多分ここにおられる方、皆さん方、阪神淡路大震災以前の三宮の姿もご存じの方もおられるかと思いますけど、やはり大震災の影響を受けて、なかなか三宮そのものが元気になるのにかなり時間がかかったことは事実だと思います。それは多くの方が仕方なかったんだなというふうに受けとめられていると思います。

 そういった中で、今回、隣におられます久元市長がぐいぐいと牽引されて、あるべき三宮にしていこうということでいろんな諸施策を進めておられるので、やっぱり我々としてもそれに、その気持ち、あるいはその進め方に関しては非常に賛同できるところがたくさんありますので、我々も微力ではありますけれども一事業者として一生懸命それに協力して三宮をより活性化していきたい、ひいては我々にとってもそれが沿線の価値向上、そういったものにつながるというふうに思っていますので、そういう思いでいます。

 もう少し申しますと、今、訪日外国人というのが関西圏では非常に増えてきていますけど、正直やっぱり多いのは大阪、京都。大阪で言えば南、それから京都のほうにやっぱり比重は置いています。そういう面では残念ながら神戸方面はまだまだ少ないわけですけれども、やはりこれを何とかして増やしていこうというのは私も思っておりますし、私以上に隣におられる市長は思っておられると思いますので、そういうところも力を合わせてこれから頑張っていければなと。多少時間はかかると思いますけど、こういったことの一つ一つの積み重ねが結局果実を生むということになろうかと思っていますので、そのような思いで我々も頑張っていきたいというのが正直なところでございます。


記者:
 すいません、今日、トップのお二人がこうやっておそろいになって会見されて、このご説明の中でもいい話といいますか、前向きな空気を非常に感じるんですけども、逆に、市長に伺いたいんですが、リスクの部分で何が一番今懸念されるとお考えでしょうか。


久元市長:
 リスクというのは、交渉に当たってのリスクということなのか、あるいはこれが実現するときに神戸市としてどういうリスクを抱えるのかということですか。


記者:
 実現の際のリスクです。


久元市長:
 実現の際のリスクですね。これは一体運用することになるわけですから、神戸市が、神戸市交通局がこの北神急行の部分も含めて経営上の責任を負うということになるわけです。安全運行の面でも、それから、これを引き受けることによる神戸市の市営交通に関する財務面での影響というもの、これが当然リスク要因としてはあるだろうというふうに思います。

 結局のところ、そこのところは譲渡対価というものをどう合理的に設定するのかということと、それから、できるだけ運賃を引き下げていきたいということなんですけれども、そこから合理的に得られる運賃収入というものを見込んで、あわせまして、常識的に見て、今の運行状況から見て料金収入だけでは運行経費が賄えないということになろうかと思いますので、これは一般会計からの支援ということもしていかなければなりません。この辺をどういうふうに設定するのかということによって運賃水準が決まってくるということになります。

 そういうあらゆる手だてを講じて、できるだけ運賃を引き下げながら、持続可能な北神急行部分を含む地下鉄西神・山手線の経営を成り立たせるのかということ、これが課題になってくるということです。そこにはもちろんリスクというものはあろうかというふうに思いますが、このリスクをどう最小化するのかということが、これが経営主体としての神戸市の責任ということになってくるというふうに思います。


記者:
 2点あります。1点目は、今リスクのお話があったんですが、神戸高速鉄道への資金手当として県市から100億と阪急から205億と貸し付けていて、これは2021年度末までということなんですけども、今回の譲渡に絡んで、このあたりの資金供与について、貸し付けについてはどのような整理になる見通しなのか、その点が1点目です。

 2点目が、先ほど来の市長のご発言等々を伺っておりますと、やはり北神急行のポテンシャルを生かしていく意味で考えると、西神・山手線だけではなくて北神急行のほうも相互直通というのは、費用の問題はあろうかと思いますけども、選択肢としてはあり得るのかなと思うんですが、先ほど来のお話ですとちょっと否定的なニュアンスだったんですが、そこのところは可能性として完全にないのか、あるいはやれるならやりたいのか、そのあたりについてのお考えというのをお伺いできればと思います。


久元市長:
 神戸市と兵庫県で貸し付けている100億というものを、どういうふうにこれを考えるのかということは、これは今後の交渉の中での要因の1つではあろうかというふうには思いますけれども、これはそのことを要素として排除するわけではありません。そういうことも勘案をしながら今後の交渉を進めていくということになるというふうに思います。

 それから、神戸電鉄と北神急行との相互直通運転につきましては、これは全く100%、未来永劫全くやりませんということで可能性を完全に否定するつもりはありませんけれども、現実的には相当困難を伴うというふうに考えられまして、現時点では検討を行う予定はありません。


杉山社長:
 貸し付けのほうに関して少し補足しますと、阪急のほうも神戸高速鉄道には貸し付けを行っておりますので、そういう絡みで申し上げますと、基本的には今回これから協議する話で、譲渡金額もありますけど、例えば譲渡するとした場合の具体的な手法というのもこれからほんとうに協議する話ですので、それによって全ては変わってきますので、正直なところ、現時点ではお答えのしようがないというふうに受けとめていただいたら結構かと思います。