神戸市-KOBE-


 

臨時会見 2018年(平成30年)4月13日

最終更新日
2018年4月18日

発表項目

神戸市と(株)みなと銀行との「産業振興にかかる連携協力に関する協定」の締結
(11分7秒)

質疑

発表項目

神戸市と(株)みなと銀行との「産業振興にかかる連携協力に関する協定」の締結

職員:
 それでは、定刻になりましたので、ただいまより神戸市と株式会社みなと銀行様との産業振興に係る連携協力に関する協定の締結に関する記者会見を始めさせていただきます。
 本日の会見出席者は、株式会社みなと銀行・服部頭取、久元神戸市長でございます。
 それでは、連携協定締結に当たりまして、久元市長、ご挨拶をお願いいたします。



久元市長:
 みなと銀行さんと神戸市との産業振興に関する連携協力に関する協定式をこれから始めさせていただきますけれども、ご出席をいただきましてありがとうございます。
 今日は、みなと銀行の服部博明頭取にご出席いただいております。
 


 みなと銀行さんは地域に密着したビジネスを展開しておられます。神戸市内に有人店舗は42店舗とお聞きしておりまして、神戸の金融機関の中で一番多い店舗を展開していただいております。神戸を含む兵庫県の経済の活性化に非常に大きな役割を果たしておられます。
 


 一方、神戸市は、これから神戸経済の活性化ということをさらに加速していかなければならないわけですけれども、当然のことながら、さまざまなインフラ整備や独自の産業振興を行っており、その中でも、今やはり求められているのは、神戸の経済の中で、特に新しい分野の活性化を図っていくということが1つの重要なポイントです。
 


 震災の後、神戸医療産業都市構想を進めてきまして、かなり具体的な成果が上がってきておりますが、みなと銀行さんとの間では、平成25年にこの医療産業都市に関する協定を締結し、この医療産業都市内のさまざまな企業に対する融資などを行っていただいております。
 


 さらに、神戸で起業しやすい環境をつくっていこうということで、スタートアップオフィスの取り組みも進めておりますが、これにつきましてもご支援をいただいております。
 


 また、今は空前の人手不足ということになっておりまして、残念ながら神戸から若者の流出というものが従来から見られるわけですけれども、この人材を確保する、また、神戸の市内企業への就職を増やしていく取り組みが必要です。そういう意味で、この人材の確保については新規就職者だけではなく、例えばUターン、Iターンの促進ということも求められております。また、特に中小企業を中心に事業承継についてこれから産業振興財団も参加をしてコンソーシアムの取り組みも進めております。
 


 これらの分野で、みなと銀行さんにはこれまでもご参画、ご支援をいただいているわけですが、さらにこういう取り組みを広げていきたい、さらにこれまで取り組んできている分野以外の分野にも支援をいただけないか、そういうようなことをこれから目指していくために、今回、この連携協定を締結させていただくということになったわけです。具体的な取り組みにつきましては、また服部頭取のほうからも、お話があろうかと思いますけれども、こういう形で協定が締結できるということは神戸市としても大変ありがたいと思っております。
 どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。



職員:
 続きまして、株式会社みなと銀行、服部頭取よりご挨拶をお願いいたします。



服部頭取:
 今日、神戸市さんとこういう形で提携を結ぶに当たりまして、たくさんお集まりいただきましてありがとうございます。



 皆さんご存じのとおり、みなと銀行はこの4月1日から関西みらいフィナンシャルグループとして新しくスタートしたわけでございますが、この節目というか、このタイミングでこうやって神戸市さんと新たな協定を締結させていただくこと、本当にうれしく思っています。我々は、やはり統合後も兵庫県の県民銀行として独立を維持して、地域活性化の持続的貢献、これをしっかり目指すビジネスモデルを追求していきたいというふうに思っているわけですけども、そういった意味からも、今回の提携を結ばせていただくことは大変意義深いものだというふうに思っております。



 神戸市さんをはじめ、自治体さんでは、少子高齢化であるとか人口減少とか東京一極集中とか、いろんな課題があるわけなんですけども、そういった中で神戸市さんを、我々も一緒に元気になってもらうといいますか、活性化していこうという思いで今回臨んでおります。我々も今までそういう環境の中にあって、例えば、地元の地場産業といいますか、日本酒であるとか神戸スイーツとか、こういった分野の活性化から始まりまして、その創業支援や、観光や農業といった産業の育成、それから、神戸でいうと、新エネルギーであるとか航空機やロボットといった次世代の成長産業の発掘、こういった産業の振興を行っております。


 また、2つ目に先ほど市長もおっしゃいましたけど、やはり神戸市で働く若者の確保ということですね。これは就職イベントをいろいろやったり、学園都市で知るカフェとかいうこともやっております。


 あと、3つ目は、神戸市の商店街であるとか、オールドタウンという言葉はよくないんですけども、そういった分野の活性化をはじめとしたまちのにぎわいの創出ですね。


 それから、あともう1つは、地域貢献に資する商品です。皆さんもご存じだと思いますけども、地域貢献型私募債の「あゆみ」というのが1年9カ月ぐらいで200件、200億円を超えるような勢いでお客様から非常に好評を得ていると。こういったものも、また新しい商品を今回用意いたしました。このように地域経済をつないで、地域活性化に資するような施策、商品、こういったものをやり続けることによって、ブラッシュアップといいますか、こういったことをまたやっていきたいというふうに思っています。また、海外展開したいであるとか、事業承継であるとか、それからM&Aとか、販路拡大とか、こういったお客様のいろんな悩みに対して、我々は今回統合をいたしましたので、ネットワークが広域になりますし、もっと言いますと、情報量が相当増えますので、こういったものを活用した形でのお客様に寄り添ったコンサルティング機能をしっかりと果たしていきたいというふうに思います。



 それから、加えて、この3月に東京にみなとビジネスプラザ東京というのをオープンしました。東京支店を少し拡張してプラザをオープンしたわけですけど、こういったプラザを利用した形で、神戸から東京に行っている大学生にまた地元に戻ってきてもらって就職してもらうと、そういったような就職セミナーを、今後、神戸市さんとも一緒になって展開をしていこうとか、そんなことを今考えているところです。
 


 いずれにしましても、我々は兵庫県に特化をしているわけですけども、その中で(神戸市内に)42カ店、一番多い金融機関、銀行として、今回の神戸市さんとの提携をきっかけに、さらに神戸市さんと連携を深めることによって神戸市全体も元気になってもらう、そして、神戸の経済、それから兵庫の経済、関西の経済がしっかりと発展できるように大いに貢献してまいりたいと思っておりますので、引き続きよろしくお願いをいたします。



職員:
 ありがとうございました。
 それでは、協定書の署名に移らせていただきます。

(協定書署名)

質疑応答

神戸市と(株)みなと銀行との「産業振興にかかる連携協力に関する協定」の締結(テキスト版)

記者:
 市長に2点お聞きしたいんですけれども、当面の具体的に考えられる連携事業の例などありましたら、教えていただきたいのと、統合との関係もあるかと思うんですが、三井住友銀行とも連携協定を締結されて、リサーチコンプレックスの事業とかを一緒にされているかと思うんですが、みなと銀行は、三井住友銀行とは違ってこんなところに貢献してほしいなどの期待と注文がありましたらお願いします。



久元市長:
 先ほど服部頭取からお話が具体的にありましたように、例えば知るカフェを展開していただいて、もともと学園都市にはたくさんの大学や高専もありますから、たくさんの学生に来ていただいていて、それで、神戸を代表する企業が協賛をしていただいて、この知るカフェの中で、いろんなプレゼンテーションをしたり、人事担当者との間で学生とのコミュニケーションが交わされて、それを市内就職につなげていくという取り組みが1つですね。
 


 また、こういうような若者に神戸で就職してもらうという取り組みは既に始めていただいているわけですけど、これをもっと広げていくということ、これが1つです。
 


 それから、やっぱりUターン、Iターンということで、先ほど頭取からご紹介がありましたような拠点を東京でもつくっていただいておりまして、神戸出身の若者世代は東京にたくさんおりますから、気軽に立ち寄ってもらって、神戸のUターン、あるいは全く神戸に縁がない人のIターンにつなげていくということ、これももっと新しいアイデアというものも出していただけるのではないかというふうに期待をしております。
 


 あと、事業承継について先ほども申し上げたんですけれども、このコンソーシアムにいろんな形でご支援をいただいていますけど、この事業承継も非常に重要かつ難しいテーマですけれども、これも期待をしているところです。
 


 それから、あとはスタートアップの取り組みです。既にやっていただいているようなものを拡充していくということに期待をしているところでして、協定を結ぶわけですから、さらにそれ以外の新しいアイデアというのを、お互いに実務担当者レベルでも持ち寄って神戸経済の活性化につなげていく、市内就職の促進、それから新しいビジネスの展開にもつなげていく。
 


 それから、都市型創造産業の集積が神戸は相対的に薄いということをセミナーでも一度説明させていただいたこともありますが、そういう面での具体的な支援の方策みたいなアイデアも私としては期待をしたいと思っております。
 


 三井住友銀行さんとは、平成28年5月に連携協定を締結していろんな支援をいただいておりますが、みなと銀行さんとの間での特徴というものは、やはり神戸経済、あるいは神戸の経済界の非常に隅々までよくご存じだということと、先ほどの例ですけれども、東京に出られている方と神戸をどうつなぐのかというようなことについては、やはり地元に密着をしたご経験とノウハウというものを発揮していただくということを期待したいというふうに思っています。



記者:
 服部頭取のほうにお伺いさせていただきます。今回の提携を機に、人材の交流ですとか、定例の会議ですとか、実務担当者の方の交流が活発になるような仕掛けというのはお考えでいらっしゃいますでしょうか。



服部頭取:
 人材の交流といいますか、普段でもお互い行き来をしながら、先ほどお話ししたような神戸市さんの施策、それから、その施策に対して我々がこういうふうにやりたいと、応援をしたいといったような打ち合わせはこれまでもやってきておりますので、それは進めていきたいと思っています。
 


 一方で、今回、みなと銀行として、今までは150社、210名ぐらいの銀行で支店長とか経験した人間を、ご依頼があった場合は一般企業さんに人材派遣ということをやったりしているんですけども、今回初めて5人の30代ぐらいの若者を、神戸市内の企業さんも含めて、ものづくりをやっている企業さん3社に、行きっ放しじゃなくて、また帰ってきてもらうような形で、2年間派遣します。あと、兵庫県さんとは産業振興にかかる連携協定を2年前に結びましたので、兵庫県さんのほうに30代の若者を出向させて、兵庫県さんのほうからみなと銀行にも来ていただく。



 それから、小野市さんとは去年の6月に包括連携協定を結ばせてもらいましたので、今回、小野市さんのほうには銀行の若い人が出向しまして、いろんな観光とか経済の活性化を含めた職につくような形の人材交流を今回初めてやりましたので、今後、神戸市さんといろんな打ち合わせをしていく中で、そういったこともまた検討することもある機会があるかもわからないというふうに思っています。