神戸市-KOBE-


 

定例会見 2017年(平成29年)10月23日

最終更新日
2017年10月26日

発表項目

神戸市長選挙を終えて
(5分40秒)

質疑

発表項目

神戸市長選挙を終えて

久元市長:
 昨日の市長選挙で再び市長の重責を担わせていただくこととなりました。どうぞよろしくお願いを申し上げます。
 昨日は暴風雨の大変な日でしたね。今まで神戸市が経験したことがない神戸市長選挙と国政選挙、さらには、区によりましては補欠選挙も加わる。選挙だけでもこれは前代未聞の事態だったわけですが、大変な暴風雨の中で選挙を執行するということになりまして、神戸市内でも最大瞬間風速は45.9メートルということで、ものすごい暴風雨が吹き荒れたわけです。ですから、災害への対応ということは万全の体制でやらなければいけませんし、そういうような状況の中での選挙の執行ということをやり遂げなければいけないということで、大変なプレッシャーを私自身感じておりました。


 今日、改めて、現時点での台風21号の被害の状況や対応ということを聞きますと、被害も出ておりますし、通行止めの箇所もある、避難をされた方々もいらっしゃるということで、影響はあったわけですけれども、全体として見ると、台風の規模あるいは強さということを考えれば、何とか被害は最小限に食いとめることができたのではないかというふうに思っております。まずは安堵しているというのが正直なところです。
 


 そういう中で、再び市長としての仕事をさせていただくことになりました。ご支援をいただきました皆様方に感謝したいというふうに思います。同時に、私に投票をしていただいた方、ほかの候補者に投票された方、また、残念ながら棄権をされた方がいらっしゃるわけですけれども、私はそれらの方全ての市民の代表ということになりますから、これからもさまざまな市民の皆さんのご意見にしっかりと耳を傾けて、与えられた職責をしっかりと全うしていきたいというふうに考えております。



 選挙中も申し上げたわけですが、震災があったために取り組むことができなかった課題、やらなければいけなかったけれども、なかなか取り組むことができなかった課題がようやく動き出していると。神戸のまちは変わり始めているというふうに思っております。この変化を進化させ、神戸をさらなる高みに押し上げていくということ、そのために230項目余りの政策も発表いたしました。これは市民の皆さんにお約束をした政策ですから、これをできるだけスピーディーに実行していくということが自分に課せられた任務だというふうに思っております。



 また、私の神戸市政に対する基本的な姿勢ということについては、公正で折り目正しい姿勢を実現するということなど、3つの考え方をお示しいたしました。このような姿勢も神戸市の市民の皆さんにご理解をいただけたのではないかというふうに思っております。



 マスメディアの皆さんからは、私は行政官のようで政治家にはあまり向かないというようなご指摘もいただいてきましたけれども、神戸市民の皆さんは、マスメディアの皆さんが何となくよしとされるような政治家像とは異なる人間を市長に選んだのではないかというふうに思っております。私自身は派手なパフォーマンスもできませんし、きちんと仕事をしていくという実務的なスタイル、このスタイルが私は市民の皆さんに支持されたのではないかと思っておりますので、自分の持ち味、また、自分の仕事のスタイルというもの、これは基本的に今までどおり踏襲をして、市民の皆さんの幸せのために汗をかいていきたいと思っています。

質疑応答

神戸市長選挙を終えて(テキスト版)

記者:
 2期目に当たっての抱負というものをよろしくお願いします。



久元市長:
 やはりお約束したことをスピーディーに実行していくということに尽きると思います。
 神戸市が置かれている状況はやはり人口減少という問題に直面をしているわけですね。ですから、この人口減少をいかに食いとめるのかということです。この点については、記者クラブの皆さんからは予算のときも、あるいは公約を実現するときも、要するに一番大事なものは何かということを、繰り返しご指摘をされていますが、私は一貫して、あらゆることをやらなければいけないと、行政の総合性です。総合性を発揮して、あらゆる政策を相互に関連づけて実施をしていくということと、何を重点的にやるということではありません。
 


 ただ、あえて言うならば、若い世代を中心に神戸に住んでいただく、いわば選ばれるまちになっていくためには、日常性、つまり日常的な生活の利便、安全・安心ということもそれに含まれますし、暮らしやすさということもそれに含まれますし、教育ということも含まれる。日常性とともに、非日常性というものが大事ではないのかなと。ここが小規模市町村と大都市との人口定住対策の1つの違い、特徴ではないかと思っています。
 


 やっぱり大都市に人が集まってくるためには、便利で快適ということだけではなくて、ある種の非日常性、わくわくするような雰囲気というものがなければいけないと、そういうようなことも含めて神戸の魅力というものを、神戸が持っている地域特性ということを踏まえながら、いかに高めていくのか、このことが非常に大事ではないかと今感じています。



記者:
 2つ目の質問なんですけれども、市政の課題はたくさんあると思うんですが、まず最初に、取り組もうと思っていらっしゃることを1つお願いします。



久元市長:
 まず最初に取り組むということは、なかなか難しい質問だと思うんですけれども、人口減少をどう食いとめるのかというような観点から何に取り組むのかということで言えば、それはありとあらゆる施策をしっかりとバランスよく進めるということですね。
 


 しかしまず、取り組まなければいけないことは、目先の問題としてあるとするならば、例えば、昨日起きた災害で通行止めになっている箇所もまだありますし、それから、土砂が流出をした開発地域というものもありますから、こういうものの原因究明ということと再発防止ということ、これをしっかりやっていかなければいけませんね。今すぐに取り組まなければいけないということであれば、例えばそういうものもあります。



記者:
 手をつけたい、2期目としてまず最初にこの仕事をしたいという、そういう意味では何かあるんでしょうか。



久元市長: 
 地方自治体というのは総合的な行政主体なんです。総合性を発揮しなければいけないわけですね。これは私が勝手に言っているのではなくて、地方自治法に、基礎的な地方公共団体も含めて普通地方公共団体は総合的かつ自主的に行政を担うという趣旨のことを書いているわけです。ですから、すぐ何をやらなければいけないかという発想はどうしても私の中には入ってこないんです。本当にそこは、マスメディアの皆さんの視点と、私がずっと担ってきた価値観というものとの違いがあるのかもしれませんが、この総合性の発揮ということが常に私の頭の中を占めているということです。
 


 そして、この総合性の発揮ということについては、私は、市民の皆さんがかなり理解をしていただいている。人口を定住させるためにいろいろな政策をバランスよく進めていくということが大事ですね。そこに何か特定の分野だけを突出してやらなければいけないという発想には立たないわけです。



記者:
 次の質問なんですけれども、改めて、昨日はちょっと暴風雨があり、そういうことで頭がいっぱいだということと、選挙の結果がきっちり出たわけじゃないということだったと思うんですけども、選挙戦の結果を見ての感想を手短にひとつお願いいたします。



久元市長:
 とにかく、再選ができたということは大変名誉なことだというふうに思っています。かなりたくさんの皆さんのご支持をいただいたということについても感謝を申し上げたいというふうに思います。
 


 しかし、市長というのは全ての市民を代表しなければいけないわけで、私に投票していただいた皆さん、ほかの候補者に投票していただいた皆さん、そして、残念ながら投票所に足を運ばなかった皆さんのそういうお考えというものがどういうようなものなのかということを常に意を用いて、そして、いろいろな市長としての判断をしていかなければいけないというふうに感じています。



記者:
 最後に、ちょっと具体的な質問なんですけれども、公約にありました市営地下鉄と阪急の相互乗り入れについて、現在、阪急と協議を、勉強会を続けているということなんですが、それの現状がどうなっているのかということと、その実現のめど、2期目の公約にされたということは、おそらく2期目の間に何らかの形にということなんだと思うんですけれども、それをどうお考えになっているのか、スケジュール感、その手順についてどういうふうにお考えかというのを教えてください。



久元市長:
 まず、阪急との相互乗り入れ、西神・山手線と阪急電鉄との相互乗り入れについては、前回の公約の中には入れていませんでした。そこは、これまでの神戸市政の考え方としては、相互乗り入れをすると三宮が通過駅になるというおそれがあるのではないかということで、これは基本的には取り組まないという姿勢だったということもありました。
 


 しかし、市長になりましてから、やはり西神・山手線の現状、それから、ほかの都市における相互乗り入れが進んでいるということを考えれば、やはり、この阪急との相互乗り入れということについては、阪急電鉄の皆さんもこれについてはやはり前向きに考えようというような空気であるということも理解をいたしましたし、やはり検討していかなければいけないのではないかということで、今回の政策の中には入れたわけです。
 


 しかし、これをやる、行うとは書いていません。検討を進めるというふうにしているわけですね。ですから、これは文字どおり、まだ実現ができるという、そういうところまで熟度は高まっていないということです。技術的な観点と事業費というような問題もありますから、そういうことも含めて、阪急電鉄の皆さんと住宅都市局の職員との間で勉強を今進めているということですね。この検討をさらに加速をさせていくということが、今、大事だというふうに思っています。
 今現時点で、スケジュール感なりを出すというところまでまだ熟度は高まっていません。検討を加速させていくということです。