神戸市-KOBE-


定例会見 2015年(平成27年)11月10日

最終更新日
2015年11月13日

発表項目

第5回神戸マラソンの開催
(2分10秒)

阪神本線住吉・芦屋間連続立体交差事業、魚崎駅〜芦屋駅間下り線高架切替工事
(5分52秒)

神戸スタートアップオフィスの整備及び
「グローバル・スタートアップ・ゲートウェイ神戸」ファイナリスト決定!
(10分25秒)

質疑

発表項目についての質疑応答

その他の質疑応答

発表項目

第5回神戸マラソンの開催

久元市長:
 よろしくお願いします。私からは、今日は3点お話しさせていただきたいと思います。
 1点目は、「第5回神戸マラソン」が11月15日に行われます。(マラソンが)9時にスタート、クォーターは9時半にスタートします。定員は、マラソンが1万8,000人、応募状況は7万8,019人の方に応募いただきましたので、4.3倍の倍率でした。それから、クォーターマラソンにつきましては、2,000人が定員ですが、6,455人の方に応募いただきまして、3.2倍という倍率になりました。



 神戸マラソンは「感謝と友情」というテーマで開催しているわけですが、特に第5回大会は「オンリーワンの都市型市民マラソン」をめざして、更に次の一歩を踏み出す。そういう節目の大会にしていきたいというように考えています。



 神戸マラソンを盛り上げる「神戸マラソンEXPO2015」は、13日(金)と14日(土)に神戸国際展示場で開催します。
 大会当日は、ランナーの皆さん、沿道応援者の皆さん、ボランティアの皆さんが、阪神・淡路大震災の復興の象徴であるヒマワリの黄色で彩ると。そういうような盛り上げができないかということを呼びかけているところでして、市民の皆さんには、ヒマワリ色の応援グッズを持ち寄って、そして2万人のランナーの皆さんにエールを送っていただければというように考えています。

阪神本線住吉・芦屋間連続立体交差事業、魚崎駅〜芦屋駅間下り線高架切替工事

久元市長:
 2点目が、阪神電車の「阪神本線の住吉と芦屋の連続立体交差事業」、この切替え工事が行われますので、説明をさせていただきたいと思います。阪神本線の住吉−芦屋間の連続立体交差事業は、平成3年度に事業認可を受けまして、魚崎駅から西側の区間は平成17年8月に工事を完了しました。
 魚崎駅から芦屋市との境の間は、平成18年11月に鉄道の仮線路工事に着手しまして進めてきたわけですが、このほど、下り線の高架の事業が完成しました。12月12日に切替え工事を行いたいというように考えています。



 事業内容ですが、神戸市が事業主体になって、昭和58年に都市計画決定を行いました。平成4年に事業認可がおりています。
 この高架化をすることによりまして、踏切11カ所が除却されます。更に、高さ制限があります道路も10カ所改良しまして、33カ所の道路整備を行うことになります。あわせて、高架線の北側に幅員10メートルの側道を整備します。
 住吉駅から芦屋までが全体事業区間4キロメートルですが、魚崎駅から芦屋市との市境までの3.2キロメートルが、平成18年度より工事を着手しまして、事業を進めてきたということです。
 ※住吉駅から魚崎駅までの0.8キロメートルは平成17年8月に工事完了



 現在、上下線とも北側の仮線路で電車の運行をしています。今年の4月に下り線の高架構造物が完成しまして、それから軌道工事や電気工事、駅の建築工事を進めてきました。
 そして、いよいよ12月12日の始発から高架の切替えをするということになったわけです。



 その後ですが、高架の切替えをしました後は、仮の下り線を撤去しまして、次に、いよいよ上り線の高架工事に入ります。これが大体3〜4カ年程度かかります。その後、側道あるいは交差道路を、2、3年程度をかけて整備します。



 (下り線高架切替工事の)事業効果ですが、踏切での待ち時間が大幅に削減されます。かなり渋滞が常態化してきていましたので、この渋滞緩和が期待されます。
 (上下線高架切替工事)事業が完了するのが平成31年度になるわけですが、事業が完全に完了しますと、朝のラッシュ時で1時間当たり最大40分の交通遮断がありますが、これが解消されることになります。
 鉄道による南北の分断が解消されることによりまして、市街地の一体的な整備が図られることになります。
 (本事業により高架駅となる青木駅・深江駅は)エレベーターあるいは多機能のトイレが設置をされまして、誰もが使いやすい駅に生まれ変わることになります。



 次が、現在の工事の進捗状況です。
 (画面を示しながら)魚崎と青木の駅、それから青木のホームの現状ですね。それから青木の駅、深江の駅の外観を載せていますが、現状はこういうことになっています。
 この高架の切替えに当たりまして、イベントを行いたいと思っています。12月6日に駅間のウォークイベントと小学生向けの駅舎見学会を開催します。駅間のウォークイベントは沿線の東灘区の皆さんを対象としていまして、13日まで募集しています。



 連続立体交差事業は、予算もしっかりと獲得をしていかなければいけませんし、なお、若干時間をいただく事業になりますが、引き続き沿道の皆さんのご理解を得ながら進めていきまして、早期の完成を図っていきたいというように考えています。

神戸スタートアップオフィスの整備及び「グローバル・スタートアップ・ゲートウェイ神戸」ファイナリスト決定!

久元市長:
 次が−前も一度ご説明しましたが(平成27年9月8日 定例会見)−「神戸スタートアップオフィス」を開設しまして、ここを拠点に神戸で新しいビジネスを起業していただくというような取り組み、すなわち「グローバル・スタートアップ・ゲートウェイ神戸」という取り組みを行っていますが、現在、ファイナリストを決定しましたので、少し説明をさせていただきたいと思います。



 このファイナリストですが、9チームが決定しています。国内から40チーム、それから海外から7チームで、47チームの応募がありました。
 その後、書類審査と面談によりまして、9つのチームを選んでいます。
 それぞれのビジネスプランとか内容などは資料の通りですが、例えばモノづくりとか、ライフサイエンス、ウエディングのプランニング、マッチング事業、こういうような提案が寄せられていまして、いわば神戸らしいスタートアップが選べたのではないかと考えています。
 そして、全ての事業と言ってもいいかもしれませんが、ITを使って地域の課題を解決していこうという提案が多くなっているわけです。



 そして、11月にメンタリングセッション(※)を受けていただきまして、12月6日にファイナルピッチ−最終選考会ですね−に臨んでいただくことになります。
 ファイナルピッチでは、この9つのチーム(に、1チームを加えた10チーム)でプレゼンテーションを行いまして、審査員による審査によって神戸スタートアップオフィスの対象となる5組を選抜するわけです。
 ファイナルピッチについては、一般参加もできます。定員50名ですが、一般の皆さんもご覧いただく中でプレゼンテーションをしていただいて決めることになります。
 ※メンタリングセッション:先輩起業家によるアドバイス



 このファイナルピッチの審査員につきましては、9月に6名の皆さんを発表しました。(平成27年9月8日 定例会見)
 この6名の皆さんに加えまして、楽天ベンチャーズ−シンガポールにある楽天の子会社−ですが、そのホギ・ドゥさん、日本総研の東博暢さん、神戸新聞社の大町聡さんに新たに審査員をお願いしました。
 更に、世界的なベンチャーキャピタル、アクセラレーターである500 Startups(ファイブハンドレッド スタートアップス)からも審査員を派遣していただく。まだ具体的な名前は届いていませんが、この審査員を派遣していただくことになっています。





 次が、スタートアップオフィスを設置しますので、その概要と、その後どういうような支援、アクセラレーションプログラム(※)を行うのかについてお話をさせていただきたいと思います。
 ※アクセラレーションプログラム:短期重点の起業支援プログラム



 スタートアップオフィスを運営して、このアクセラレーションプログラムを運営する運営事業者ですが、プログラムの運営事業者につきましては、公募の手続を経まして神戸新聞社の事業を採択しました。
 運営体制は、神戸新聞社が主幹事になってスタートアップオフィスの整備・運営を行います。
 それから、関西学院大学に副幹事をお願いしまして、両者で連携をして、この関西学院大学の先生がプログラム統括者を担うことになります。
 また、このパートナー企業としまして、KDDI、シナジーマーケティング、日本マイクロソフト、野村証券、三井住友銀行、楽天、ロックオン、こういう各社に参画をしていただくことになりました。
 こういう地元企業と地元大学が中心的な役割を担いまして、全国的に活動をしている企業、それぞれの強みを生かしながらサポートをする仕組みができた。これが今回のスキームの特徴です。



 そして、この活動拠点は三宮のミント神戸の14階−約100平米−を整備して1月17日(正しくは、1月27日)に開設します。できるだけ非常に明るい開かれた雰囲気にしていきたいというように考えています。



 このスタートアップオフィスで提供されるプログラムは、1つは、プログラム統括者や、あるいはパートナー企業、企業家によるメンタリングを行って−それはプログラムの統括者によるメンタリングというようなもの、あるいはパートナー企業などから派遣されますメンターの皆さんからの専門分野によるアドバイスといったようなメンタリングを行って−そして、プログラム期間中、活動資金として1チーム当たり180万円を神戸市としてスタートアップ活動資金として提供します。これは、立ち上がりのための資金になります。



 そして、このプログラムのとりあえずの最終目標は、デモデイ(※)です。このプログラムの最後にデモデイを開催することになるわけです。
 デモデイでは、いかに資金調達を確実にするのかと、これがポイントになってくるわけです。
 ※デモデイ:プレゼンテーションイベント



 そして、こういう支援の内容について少し敷衍(※)させていただきますと、プログラム全体を管理統括するために、お二人にプログラム統括者になっていただいています。
 お一人は、関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科教授の西本凌さん、京セラで経営企画に従事をされて、ナカノス(現社名は、ミツカン)で代表取締役社長、デジタルガレージのCOOを務めたご経歴の持ち主です。ビジネス面での経験を生かしたサポートを期待しています。
 もう一人は徳山寿吉さん、株式会社ハイブリッドマーケティング代表取締役でいらっしゃいます。ITでの起業を成し遂げた方でいらっしゃいまして、関西のIT関連企業とのネットワークによるサポートを期待しているところです。
 ※敷衍(ふえん):詳しく説明する



 スケジュールですが、1月27日にオープンしまして、最初の1カ月は、メンバリングの妥当性やマーケティングについてのサポートを受ける。
 2カ月目には、ビジネスプランに合わせた専門家からのアドバイスやIT技術指導を受ける。
 そして、3カ月目には、デモデイに向けたプレゼン指導などをしていただく。そして、5月の上旬にデモデイを開催します。



 デモデイには、ベンチャーキャピタルや投資家だけではなくて、この5チームのスタートアップに関連する大企業、あるいは中堅企業にも参加を呼びかけたいと思っています。
 1つは資金調達、もう一つは、ビジネスパートナーを探すと、そういうパートナー契約に繋がるような機会にしていくということが期待されます。
 そして、さらに1段階上のステージに飛躍をしていくというような取り組みです。



 神戸市として、20代、30代の若手の皆さんにこういう機会を提供して、そして支援をする。
 まだ未知の分野ではありますが、とにかく若手の皆さんに神戸で起業をしていただくことが神戸の産業振興の可能性を切り開く可能性を秘めているというように私は思っていますので、その取り組みを積極的に進めていきたいと思っています。

発表項目についての質疑応答

神戸スタートアップオフィスの整備及び「グローバル・スタートアップ・ゲートウェイ神戸」ファイナリスト決定!(テキスト版)

記者:
 将来に対する期待感をお伺いしたいのと、事業者とパートナー企業の方も固まってきましたが、メンタリングや資金の提供とかマッチングというのは、それぞればらばらにされる事業としては、他の自治体もされていると思いますが、1つの流れとしてされるプログラムにおける強みといいますか、強調されたい点を改めてお伺いしたいと思います。



久元市長:
 まず、この事業の大きな目的は、とにかく神戸に若い世代の起業家の皆さんを呼び込みたいという、人の流れをつくりたいということです。
 そして、とにかく優秀でアイデアが豊富な若手人材が、ビジネスの最初の段階を神戸でスタートさせる、そしてそれを次のステージに乗せていくということです。
 この事業は、優秀な人材を集めて神戸に定着をさせるということが目的ではありません。定着していただければいいと思いますが、やっぱり神戸でスタートして、そしていろいろと雄飛をしていただくということ。
 そして、幅広く活躍をしながら、神戸の既存の事業者、あるいは地域社会との間で繋がりもつくっていただく。
 そして、神戸が抱えている課題への解決方策ということも提示をして、その地域課題の解決をしながら、神戸の産業の活性化にも繋げていただくというような狙いを持っています。
 それから、応援をしていただく企業がばらばらに支援をするのかということですが、この9チームの提案というのはかなり個性的なもので、違っていますから、支援をしていただく企業については、それぞれ支援をしていただくということになる可能性の方が強いかもしれませんが、例えば内容によりましては複数のチームに支援をすることもあるかもわかりません。



記者:
 先ほど、神戸で新しい起業家を定着させるのが必ずしも目的ではないと話されていましたが、目的をそのように設定すると、例えば神戸市の税金を使って、市外に行かれたら税金の無駄遣いなんじゃないかという批判も一部ではあるかもしれないので、それについてはどのようにお考えですか。



久元市長:
 神戸に定着をしていただいたら、定着していただいたで結構なんですよ。しかし、神戸をまずビジネスのスタートの段階に選んでいただいて、そして神戸でデモデイを開催しますと、このデモデイに、海外からも含めて様々なベンチャーキャピタルとか、あるいは金融機関とかに集まっていただいて、そして今までとは全く違うような方法で、あるいは全くこの機会がなければ知り合うこともなかったような方面から支援を受けて、そしてスタートさせることができる可能性というものを持つわけですね。
 そして、そのビジネスの内容というのは、例えばファイナリストの中の劉さんをご覧いただきますと、工作機械のシェアリングサービスのようなものを提案していただいているわけです。
 やはり神戸はモノづくりのまちですから、モノづくりの企業が持っている様々な設備、あるいは機械、遊休化しているとは言いませんが使っていない機械もありますからね。これを有効利用するということにも繋がるだろうと思うんですね。
 それから、次の芳本さんは、これは認知症予防のコミュニティをつくろうと。若者とのコミュニケーションを実際に使って、脳科学に基づく認知症の改善のアプリをつくろうということで、神戸はたくさんの大学がありますから、学生の皆さんのパワーを活用するということは非常に意義があるわけですね、そういう面で。
 それから、リアルタイムの介護タクシーの検索サービスですね。これも非常に地域的なニーズがあります。
 それから、ウエディングのマッチングですね。実は結婚して入籍をされる方のかなりの皆さんは挙式していないというデータがあるんですね。それは恐らく自分たちの趣味というか、好みに合うようなウエディングサービスというものがないということが大きな原因になっているので、これをうまくマッチングをするようなプランナーを選ぼうというようなサービスなんですね。
 これについては−神戸はウエディングクイーンも。この前、私のところにも来ていただきましたが−ウエディングのまちというのを進めているわけですから、ウエディングに関連する様々な企業、あるいはビジネスにもいい刺激を与えるということになると思うんですよ。
 ですから、こういうようなビジネスが神戸に定着していったらそれはそれで結構だけれども、これでスタートをして様々なビジネスチャンスが生まれるということは、その企業が、もしかしたら神戸から海外に雄飛をする、あるいは他の日本の国内でビジネスを展開するということになっても、それは神戸にとってメリットがあると思うんですね。
 それからやっぱり、大都市における産業振興策ということを未来志向で考えた時に、余りにもすぐ、直接的に、神戸の経済に−あるいは神戸の企業に−具体的なメリットがないと税金を使うべきではないかという発想に私は立つべきではないと思うんですね。
 やはり神戸は日本を代表する都市−日本を代表する産業都市ですから−もう少し広やかな視点で新しいビジネスチャンスというものを生み出していこうと、そういう新しい発想に私は立つべきではないかなと思っています。



記者:
 若干、一般論になりますが、日本の起業に対する申請や法制度が複雑で起業しにくいという話が結構聞こえてきますが、それに対する市長のご認識と、それがまだ不十分だというのであれば、神戸市としてはどのように改善していったらいいと考えているのか教えてください。



久元市長:
 私は、起業する際の障壁というのは、ここ10年ぐらいの間にかなり取り払われているのではないか、割合に簡単に会社が設立されるようになっていますし、いろんな国の技術支援、あるいは資金支援もかなりあると思うんですね。
 様々な申請手続が複雑だとか、規制がどうなのかということについては、まだまだあるかもしれませんが、それは−例えば特区など−そういう規制緩和を進めるツールも国の制度の中に結構つくられてきていますから、それを使うという道も開けています。
 むしろ、そこに起業をなかなかしにくいということのネックがあるのではなくて、起業をしていこうというようなムードですね、雰囲気をつくっていくと。神戸はそういう土地なんだ−そういう都市なんだ−というような雰囲気をつくっていくということも非常に大事です。
 今回、アメリカを、世界を代表すると言ってもいいかもしれませんが−それ自身、ベンチャーキャピタルであり、またアクセラレーターである−500 Startupsの支援もいただいて、神戸でこういう取り組みを展開するということについては、意義があるのではないかなというように考えています。

発表項目以外の質疑応答

大阪府知事・大阪市長のダブル選の意義

記者:
 もうじき大阪でダブル選が開かれると思いますが、市長としてのダブル選の意義を伺えますか。



久元市長:
 ダブル選の意義を私が何か整然と説明をするというものでもないと思うんですね。ただ、私は大阪に近い、同じ指定都市の−規模は大阪のほうがかなり大きいですが−市長で、そして長く、かつては地方自治制度の企画立案に携わってきましたので、当然のことながら、今回の選挙についても大きな関心を払っています。
 その1つは−やはり前もお話を申し上げたかと思いますが−大阪の場合には大阪府と大阪市の二重行政が大きな問題になってきたわけですよ。ですから、大阪都構想に関する住民投票についても大きな関心を払ってきましたが、僅差で否決をされました。
 これは、大阪市民の判断ですね、これがくだった。しかし、このことによって、大阪府と大阪市の二重行政が解決をする道筋が描かれたということではないわけです。
 それは、やはり最終的には何らかの形で、私は解消がなされることが望ましいのではないかというように考えていまして、今回の選挙も、そういうような方向に、前向きに繋がっていくということを期待したいと思いますし、そういう面で大変関心を持っています。



記者:
 井戸知事は、「1回決まったことがもう一回問われるような感じになっているのは、ちょっとどうか」ということもおっしゃってましたが、その辺りはどうでしょうか。



久元市長:
 それは、住民投票としては1回、これは結論が出されたわけですが、将来、住民投票が全く否定されるものではないわけですね。それは、住民投票の問題として、もう一度手続を一から始めて進めることは可能です。
 今回の選挙は、大阪都構想の住民投票ではなくて、大阪府と大阪市のリーダーを選ぶ選挙であるわけです。その場合の選挙には、大阪都構想を含むさまざまな論点を、それぞれの候補者が主張をされる。
 いろんな提案をされるということは、それは自然なことではないかなというように思います。大阪都構想について選挙戦の争点になるということについて、私は、特段の違和感はありません。

新関西国際空港株式会社への優先交渉権者の発表を受けて

記者:
 本日、新関空会社とのコンセッションについて、オリックスの連合が優先交渉権を得たという発表がありましたが、神戸市の神戸空港に関するオリックスとの交渉といったところの現状とスケジューリングといいますか、どういうロードマップを描いておられるのか、お伺いできますか。



久元市長:
 これは、基本的には従来の方針に変更はありません。もともと、今日かどうかわかりませんでしたが、新関空会社の優先交渉権がいずれかの企業連合に与えられる。
 そして、その企業が特別目的会社を設立するということも、これも既定のスケジュールでありましたので、その内容についても、つい先ほど、みなと総局から説明を受けて資料に目を通したところです。
 神戸市は、今回設立されるコンソーシアムですね、特別目的会社が設立されることになりますから、神戸空港の運営権の譲渡についても速やかに交渉に入っていくことになります。



記者:
 伊丹とかもそうですが、神戸空港は基本的に残念ながら赤字体質ですが、その中で3空港一体運営交渉に臨んでいく中で、どういった強みだとか、一体運営をする上での利点を強調されようと思っていますか。



久元市長:
 1つは、やはり神戸空港を利活用していく上での大きな可能性ですね。24時間運航可能であると。海上空港として24時間運航可能である。
 そもそも長い歴史をひもとけば、神戸空港に対して強い反対があったのは、それは無駄な投資ではないのかということと、それから騒音ですよね。
 でも、現実に飛行機の性能が大幅に改善されまして、神戸空港を離発着するときに、よくポートアイランドにも滞在しますが、ほとんど騒音が聞こえませんね。
 そういうことから考えると、24時間、神戸空港を使えるということについては、非常に大きなメリットがあると思います。
 それから、神戸空港は三宮にも近い、大阪にも近い。これを今まで、それぞれの運営主体がばらばらに運航されているようなことを前提とした役割分担があり、そのために神戸空港は、発着枠、そして運航時間について制約が課されてきたわけですが、1つの運営主体が3つの空港を運用するということになれば、先ほど申し上げましたような神戸空港の持っている利点というものを、もっと活用しようという方向に働くことを期待したいというように考えています。

政務活動費の流用問題について

記者:
 (当時の)自民党神戸が不正に流用したとされる政務活動費のうち、約2,000万円がまだ返還されていません。
 また、議会の方が10月末までに提出するように求めていた返還計画のほうも、まだ出されていませんが、こうした状況を、市長はどのようにご覧になっているのか教えていただけますか。



久元市長:
 やはり政務活動費の使途、全容が解明されているわけでもありませんが、かなりの部分が不適正に使用されたということは、ほぼ確実だと思いますね。
 ですから、そのような使途に使用された政務活動費については、速やかに返還はなされる必要があると思っています。既に、7月の事案発生から3カ月以上が経過していますので、もうそろそろ返還がなされなければいけないと思っています。
 9月に議長から(当時の)自民党神戸議員団宛てに返還請求が出されて、10月末までに返還計画の提出を求めたということですが、結果的には、それを延期するというような返答があったと聞いています。
 やはり、これでは市民の納得が得られないということが、私が感じるところでして、つい先日も、守屋議長に速やかに返還をするように、議長として、更にご努力をいただけませんでしょうか、というような要請をさせていただきました。先週ですが、そういうお話をさせていただきましたが、更に今日もお会いをする機会がありましたので、再度、速やかに議長として、返還が速やかになされるようにご努力をしていただきたいというお願いを申し上げました。
 議長のご努力によりまして、速やかに返還がなされるようにお願いをしたいと思っています。



記者:
 要請は、文書ですか。口頭ですか。



久元市長:
 口頭でしました。