神戸市-KOBE-


人材育成事業等の連携に関する協定締結に係るプロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社との共同会見 2015年(平成27年)3月13日

最終更新日
2015年3月16日

発表項目

プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社と神戸市との人材育成事業等の連携に関する協定の締結
(6分42秒)

質疑

発表項目についての質疑応答

発表項目

プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社と神戸市との人材育成事業等の連携に関する協定の締結

職員:
 ただいまより、「プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社と神戸市との人材育成事業等の連携に関する協定」の締結式を行います。
 協定締結に先立ちまして、久元市長より本協定の概要説明を行います。


 
久元市長:
 今日は、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパンの奥山社長にご出席いただいています。改めてご紹介する必要もないかもしれませんが、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン−P&Gジャパンは神戸市の六甲アイランドに本社がありまして、グローバルな事業展開をされています。



 また、人材育成ということでも非常によく知られています。神戸市との関係におきましては、歴代の社長に神戸大使を務めていただいたり、市の様々なイベントや、事業へのご支援やご協力をいただいています。幅広い分野で市政に貢献していただいています。



 今回、「人材育成事業等の連携に関する協定」を締結させていただくことにいたします。これは、人材育成事業、その他の事業につきましてP&Gジャパンのノウハウ、情報等を提供していただくという内容です。



 具体的には、市の職員研修にP&Gジャパンの社員に講師をお願いしたり、同社のノウハウ等を提供していただくということが1つ。それから新年度、平成27年4月1日(正しくは、平成27年7月頃を目途に調整中)から神戸市の職員をP&Gに派遣させていただくということ。その他、人材育成事業の分野でも、同社のグローバルで先進的な視点からアドバイスをいただくということが内容になっています。



 当面は、市の課長級職員を対象として、P&Gジャパンの社員に講師をお願いしまして、管理職に求められるマネジメントや部下育成等のノウハウを学ぶ研修を実施することにしています。半日の研修を5回程度予定しています。それから先ほど申し上げましたように、若手職員1人を派遣させていただきます。



 この他、同社のノウハウ等の活用につきまして、その対象や内容を協議の上、実施していきたいと思っています。
 私からは以上です。



職員:
 ありがとうございました。
 それでは、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社、代表取締役社長、奥山真司様よりご発言いただきたいと思います。


 
奥山社長:
 皆さん、おはようございます。P&Gの奥山です。よろしくお願いします。
 先ほど、市長からもありましたけれども、神戸地域の魅力ですとか活力向上のために、より効果的な市政運営が行われるように、今回、人材育成事業についてのノウハウとか情報等を提供する−いわゆるパートナーとして−今回、協定を締結することになりました。



 神戸市は、施策運営や人材の育成に関しても、常に先進的な取り組みをされていますので、当社がそのパートナーに資する企業としてお選びいただいたということは大変光栄に思っています。



 P&Gでは、人材は、「製品」とか「ブランドとともに一番大事な資産」と考えていまして、私ども、米国系の会社としては比較的珍しい、いわゆる内部昇進制をとっていまして、「人材の採用、育成を最優先事項の1つ」と考えています。



 また、グローバルスケール(世界的な規模)で展開する企業として、世界の中で、多様な人材の中でリーダーシップを発揮して活躍できる人材の育成を目指しています。現在、日本で育ち、そこから海外で活躍する社員も、最近になって特に、多く増えてきました。



 このため、人材育成には、手前みそですが、ある程度の自信と実績、自負を持っていまして、今回、我々の持っているノウハウを共有できる部分は多くあると、私どもも考えています。



 神戸市に本拠を構えるP&G、1つの企業として、このような貢献をすることによりまして、神戸自体がより魅力的になり、多くの人が集まる、そして快適に過ごせるようになることは、結果としては社員を含めて、会社にとっても非常に大きなメリットがあると思われます。



 そこで今回、我々が基盤とする地域をより魅力的に、また、市役所を地域のリーディングオーガニゼーション(牽引役となる組織)に導こうとされている久元市長をお手伝いできることは大変光栄に感じています。微力ではありますけども、地域、また市役所を牽引していっていただくお手伝いになれればと思っています。ぜひ、この活動を成功させたいと思っていますので、市長をはじめ、引き続きご協力をよろしくお願いします。



久元市長:
 よろしくお願いします。



奥山社長:
 ありがとうございました。



職員:
 ありがとうございました。
 それでは、協定書にサインをいただき、協定書の交換をお願いします。



(協定書にサイン・協定書交換)



職員:
 ありがとうございました。
 続きまして、写真撮影を行いたいと思います。協定書をお二人でお持ちください。



(写真撮影)

発表項目についての質疑応答

プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社と神戸市との人材育成事業等の連携に関する協定の締結(テキスト版)

記者:
 2人にお伺いしたいんですが、P&Gジャパンの人材育成の特徴をまず教えていただきたいのと、実際の派遣を通して、どういうことを身につけてきてもらいたいのかというところを教えてください。



奥山社長:
 P&Gの人材育成の特徴としては、基本的に年数を重ねてキャリアを積んでいく上で、いろんな準備段階があると思うんですけども、比較的入社して若いうちから非常に大きなプロジェクトですとか、責任を積極的に任せていくということによって、オン・ザ・ジョブ・トレーニング(職場内研修)での実績を積み上げていくという形式が非常に多いです。かつ上司と部下が常に非常に近い関係で、部下の育成をサポートしていくという特徴があります。



 それから、仕事上だけではなくて、トレーニングのカリキュラム(教育課程)も非常に多岐にわたって用意されていまして、それを年代ごとに消化していくことによって、結果として非常にいい人材として成長することができるということが1つの特徴です。



久元市長:
 まず、神戸市の人材育成は、神戸市としての人材育成の伝統がありまして、いろいろないい面もあると思うんですね。何よりも、神戸市は20年前の震災、未曽有の大災害、突然のことだったんですけれども、これを乗り切ってきた。そして、その知識や経験や思いを後の職員に伝えてきているという意味で、士気も高いと私は思いますし、使命感を持った職員も大変多いと思います。



 しかし、他方で、人材育成で考えていかなければいけない課題もあると思うんです。それは、もっと若手の職員が責任を自分で果たしていく、より責任の重い仕事をやっていこうというチャレンジ精神が不足しているのではないだろうかと。それが端的に係長試験の受験率にあらわれている。これは記者会見でも何回も申し上げてきたところです。



 まさに今、奥山社長からお話がありましたように、P&Gさんは、そういう意味で、若手の社員の皆さんが責任を持ってプロジェクトを任されて、そして、大いに社会で活躍をしているとお聞きしています。



 実は私もP&Gさんの研修の模様を聴講させていただきました。見学させていただきました。全てこれは英語で行われています。私どもから見た感じですけれども、比較的若手の工場長さんが研修をしておられまして、非常に生き生きとしたディスカッション(議論)が行われていました。英語でしたから一部しか私にはわかりませんでしたけれども、生き生きとしたディスカッションが行われていました。その責任を若いうちからしっかりと担っていこうという社風ですね。



 もう1つは、女性が活躍をする。これは市役所では非常に大きな課題なんですね。女性が活躍をする仕組み、気風、そして慣行、あるいは研修を含む人材育成の手法、こういうものをぜひ私どもとしては吸収させていただきたい、これが今回の協定の狙いです。



記者:
 研修生の派遣なんですけど、具体的に、若手職員と先ほどおっしゃいましたけれども、どんな方を派遣されて、P&Gジャパンの中ではどういうことを学ばれるんでしょうか。



久元市長:
 まず私から申し上げますと、担当職員です。つまり、係長になる前の担当職員ですね。1人を派遣しますが、10倍以上の競争率なんですよ。10人以上が手を挙げていると。係長試験をなかなか受けないのに、P&Gに行くのは、競争率が高いというのは、私としましては複雑な心境ではあるんですけれども、若手職員を派遣するということです。



 社内でどういうポストに就くかは、おそらくこれから中で検討されるということだろうと思います。



奥山社長:
 そうですね。部署についてはいろいろありますけれども、例えば広報ですとか、コミュニケーションのチームというのが弊社にありますので、多分そちらが主にその受け入れ先になっていくのではないかと考えています。



記者:
 「人材育成」と「その他の事業」というのがありますけれども、「その他の事業」で、もし何か念頭にあるものがあれば教えてください。



久元市長:
 「人材育成」、「職員の派遣」、それから「研修所での講師」、あるいは「神戸市の人材育成についてのアドバイス」、既にいろんな形で行っていただいているんですけれども、人材育成がメインですが、私としては、まさにグローバルにビジネスを展開されておられるP&Gから、神戸市がよりグローバルな見地から仕事を進めていくという面でもアドバイスをいただければと思っています。



記者:
 奥山社長にお伺いしたいんですけども、先ほど、御社にとってもメリットがあるというお話でしたが、そこをもう一度具体的に教えていただけませんでしょうか。地域貢献という意味合いに加えて御社にもメリットがあるというところ、どういう点でメリットがあるのか教えてください。



奥山社長:
 直接、P&Gの営利目的のために何かダイレクト(直接的)なメリットという意味で申し上げたのではなくて、こういうことを神戸市と協力してやっていくことによって、結果として、神戸市そのものにしてももっと活性化していくことによって、私たちが働いている会社の社員それぞれ、一人一人の神戸市での生活の活性化ですとか−例えば住みがいというんですか−というところにつながってくると思うんです。



 ですから、ある意味、非常に大きな目で見たときに、こういうことでご協力したことによって、結局、神戸市が活性化していくと。それから、例えば神戸市ならではの生活を支えるためのいろんな仕組みができていくことによって、社員が神戸市に住んでいて非常にハッピーだなと思ってもらえる環境をどんどん整えていくということのためと思っています。



記者:
 久元市長にお伺いしたいんですが、このたび協定を締結する背景、経緯というものと、どちらから働きかけを行ったのかということを教えてください。



久元市長:
 先ほども申し上げましたように、私もP&Gにお伺いしまして、研修の模様を見せていただきましたが、その場ですぐに、「こういう協定を締結しましょう」とお話を持ちかけたわけではありません。その後も職員レベルでいろいろな意見交換などをさせていただく中で、目に見える形で人材育成についてのアドバイスをいただけないかという話が進んできたのだと思います。



 どちらから持ちかけたということでもないのかなと。意見交換する中でこういう話の熟度が上がってきて協定締結に至ったと私は思っています。「こういう締結の話が持ち上がっているんですよ」と聞きましたとき、「それはぜひ進めましょう」と申し上げました。



記者:
 まず、P&Gとしては自治体と協定を結ばれるのは初めてということなんですが、神戸市さんとしては、民間の企業さんとこういう人材育成に関する協定を結ばれるのは初めてなのかということが1点と、あと、連携する事項の3番目に、「事業の企画・運営に携わられる」ということなんですが、具体的にどういうことを想定されているのか、以上2点、お願いします。



久元市長:
 まず、こういう人材育成についての協定は初めてです。P&Gが初めてです。それから、協定の中で、「事業の企画・運営」は、市として研修所における研修内容などが想定されますけれども、それ以外でも幅広く、神戸市の職員育成につきまして、もちろん地方公務員法上の制約とかがまた民間企業とは違う面であるわけですけれども、その相違は相違としまして、より未来志向で職員の人材育成をしていく上でどういうことが考えられるのか、神戸市がこれまで取り組んでこなかったけれども、P&Gではこういう取り組みをしているということについて、企業秘密にわたらない範囲でアドバイスをいただければありがたいかなと思っています。



職員:
 ほかにございますか。
 ないようでございますので、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社と神戸市との人材育成事業等の連携に関する協定を終了いたします。
 奥山様、どうもありがとうございました。



奥山社長:
 ありがとうございました。



久元市長:
 どうもありがとうございました。よろしくお願いいたします。



奥山社長:
 どうもありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。