神戸市-KOBE-


定例会見 2015年(平成27年)2月25日

最終更新日
2015年2月27日

発表項目

地下鉄・新神戸駅 デザインリニューアル
(7分19秒)

大学卒・採用区分の新設
(7分52秒)

質疑

発表項目についての質疑応答

その他の質疑応答

発表項目

地下鉄・新神戸駅 デザインリニューアル

久元市長:
 私からは、今日は2件お話をさせていただきます。
 最初は「地下鉄新神戸駅のリニューアル」です。新幹線との連絡通路になるわけですけれども、これを、かなりイメージを変えたいということで、「デザインイメージ」を決めましたので、ご覧をいただきたいと思います。



 次の次のページをご覧いただければと思うんですが、(画面を示しながら)新幹線の、新神戸駅の改札口から地下鉄新神戸駅の改札口まで、130メートルあります。改札口からロビーがあって、長いエスカレーターがあり、それから中間踊り場があって、それから店舗が5軒あります。店舗の前に通路があって、(地下鉄の)改札口の前に広場があり、改札口に入るという部分なんですけれども、これを、「山から海に行く」ような、1つのストーリー性を持ったデザインに変えたいと考えています。



 新神戸駅は開業から30年になりまして、かなり老朽化が進んでいます。今年度はトイレの全面改修と照明のLED化を実施しました。かなり明るくなるわけですが、来年度からはですね、この部分についてのデザインのリニューアルをしたいということです。



 このデザインのリニューアルにあたりましては、神戸芸術工科大学環境・建築デザイン学科の長濱先生の研究室にいろいろとご指導いただきました。また、市民の皆さんからも意見をいただいたということです。



 (画面を示しながら)それぞれのスポットごとに、「どう変わるのか」ということを、ご覧いただきたいと思いますが、まず、(新幹線側の)改札口の部分ですね。改札口の部分については一種の高台、山から海におりるように、要するに、今はどちらかといいますと殺風景なイメージなんですけれども、山にある「異人館のイメージ」でのデザインのリニューアルということが、この新神戸駅の新幹線エリアの部分ですね。



 そこからエスカレーターで下りるわけですけれども、エスカレーターも同じような色調のデザインにしまして、下りる正面に大型ディスプレイを設置したいと思っています。ディスプレイに映す内容ですけれども、神戸の様々なシーンですね、「山からの遠景」とか「観光情報」とか、神戸の代表的なスポットを載せるということも含めて考えたいと思いますが、私は、個人的には「クルーズ客船(の誘致)」に力を入れていまして、神戸に入った大型客船を見ていただけないかなと。



 私が子どものころから比べますと、港が相当遠くなっているんですよね、ポートターミナルに入っている船も、市役所からは見えますが、市街地からはなかなか見えません。そういう意味で観光客の皆さんにも、今、神戸港には「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」が入っているとか、「クイーン・エリザベス」が入っているとか、「クァンタム・オブ・ザ・シーズ」が入っているとか、そんな部分をご覧いただくというのもおもしろいアイデアではないかなという気がしています。



 それから、エスカレーターのエリアについては、これも異人館を意識した照明デザインで、神戸の坂道、北野の坂道を下っていくような雰囲気を楽しんでいただければいいのではないかというコンセプト(構想)です。



 次は踊り場です。踊り場につきましては、壁面に「あじさい」をイメージしたデザインにして、おしゃれな広告を連続して掲示したいということです。
 それから店舗前の広場につきましては、これは「旧居留地の建物」をイメージしたようなデザインにしまして、間接照明も加えまして、全体的に天井面の照度も上げるようにしたいと思っています。



 それから改札前の広場につきましては、これは丸い柱−これも旧居留地の建物のイメージで−それからこの柱のイメージは、ご覧いただければわかると思いますが、「ポートタワー」のデザインです。それから、椅子も何脚か配置しまして、もっとくつろげるスペースにしたいと。



 私は神戸市のまちづくりの全体で、高齢化も進みますから、歩道とか、それからバス停のベンチ、それから公園のベンチとか、座ることができるスペースをこれからずっと増やしていきたいと思っていますけれども、そういう観点からも、座れるようなスペースを作りたいということです。



 全体の事業費は平成27年度に債務負担行為を打って、平成27年度、28年度の2カ年で3億2,400万円を考えています。



 それから、今、神戸の都心全体のプラン(都心の「将来ビジョン」)を作っていますが、新神戸のエリアも大変重要なエリアですね。この新神戸から北野に向かうルートも作れないか。



 都心の再生での議論は、神戸は非常に魅力的なスポットがあるけれども、スポット同士の連続性、回遊性が不足しているんではないかと。
そういう観点から「つなぎ」の部分を議論しているんですけれども、この新幹線の改札口から地下鉄の改札口までというのも、回遊性を高める1つのスポットですね。今回は平成27年度、28年度でこういう整備をしますけれども、これで終わりということではなくて、できればもう少し、この都心のプランの中で、さらに便利に移動できるような、楽しく移動できる工夫ができないかということも含めて考えていきたいと思っています。今回整備するものとの関係で、手戻りにならない内容もこれから考えていきたいと思っています。これが1点です。

大学卒・採用区分の新設

久元市長:
 それから、もう1つは、資料は特に用意していないんですが、そろそろ就活(就職活動)のシーズンになります。来年4月に民間企業も、それから自治体や国も新規採用職員を迎えることになりますが、採用試験をどうするのか、そろそろ議論していかなければなりません。この点につきましては、例年では5月下旬(正しくは、5月上旬)に試験の申し込みが始まるということですから、それまでの間に試験区分とか、あるいは募集人員ということを決めていかなければなりません。これは人事委員会の権限です。そこで、私は人事委員会に対して、この平成28年度(正しくは、平成27年度)の採用試験については、幾つか考えていただけないかというお願いをしています。



 1つは試験区分の見直しです。試験区分はですね−後で、もし必要があれば人事委員会からお話をしていただければと思いますが−「一般行政」という区分、それから「福祉」、「土木」、「建築」、「電気」、「機械」、「化学」、「農業」、「造園」、それから「衛生監視」という区分になっています。



 「一般行政」については選択科目が「法律」、「経済」、「経営」、「国際関係」と4つに分かれています。それから「衛生監視」については「獣医」、「畜産」、「水産」、「農芸化学」と「薬学」とに分かれています。



 この区分は長く変わっていないわけですけれども、神戸市が取り組もうとしている課題、そして時代の変化ということから考えれば、「必ずしもこの試験区分、あるいは選択科目が時代に合っているのか」、「神戸市がこれから取り組もうとしている課題にふさわしいものになっているのか」を考えていただきたいと思っています。



 私の視点は、神戸が今取り組もうとしている大きな課題に、当然のことながら「医療産業都市」があります。この「医療産業都市」について、ある程度専門的な知識を持った職員を養成できないか、そういう分野の学問を学んだ、そして関心がある皆さんに受験していただけないかということです。



 具体的に申しますと、医療産業ですから「ライフサイエンス(生命科学)の分野」ですね。もちろん、理化学研究所の研究員の、まさにiPS細胞の臨床研究をしていただいているような専門的な知識ではありませんけれども、「これは一体どういう研究なのか」、「何が課題なのか」、「世界的な研究の趨勢(物事の流れ)や動向はどうなのか」ということについて、「基礎的な知識」、あるいは「経験」があって、そして「関心」を持っているような医療産業都市の動向に関する専門的な学問領域をある程度学んだ皆さんに受験していただけないかという視点が1つです。



 それから、神戸市として、特に力を入れていかなければいけない分野は「環境」ですね。「環境貢献都市・神戸」でありたいと思っています。新しいエネルギー分野、水素エネルギーとか、下水処理場でも新しいエネルギーが生まれています。



 神戸は山と海があり、そして、非常に広い森林があります。この森林が、残念ながら、長く手入れが行き届いていない部分もありますから、森林をどう再生していくのか。そして、神戸は非常に自然に恵まれていまして、多様な生物多様性が保たれていますが、そういう生物多様性についても、外来生物の侵入とか、自然環境の破壊によって脅威にさらされています。



 そういう意味で、生態系、生物多様性、そして、神戸市民や神戸市の産業が自然と共生できるようなあり方のまちをめざしていく上で必要な知識ですね。生態系や環境保全、あるいは地球温暖化を含む幅広い環境の分野、こういう分野につきまして知識を有する、そして学問を修めた職員を採用できないかという観点から試験区分を見直していただけないかと。



 具体的にどう見直すのかというのは、これは人事委員会の権限になりますが、私としては、そういう方向で試験区分を見直していただけないかというお願いを1つしています。



 もう1つは、昨年度も人事委員会は積極的に試験内容について見直しをしていただきました。私からお願いしましたのは、わざわざ受験勉強をしなくても、普通に専門分野の勉強をしていて、そして自治体行政や社会に関心を持つ、そういう職員を採用できるような試験にしていただけないかということで、「試験内容の見直し」とか、あるいは「特別枠の設置」といった積極的な見直しをしていただけたと思っています。



 これは大変ありがたいことだったと思っていますが、さらに、この試験内容、特に筆記試験につきましても、細切れの知識を問うのではなくて、幅広く全体的な視野で自治体行政にかかわることができるような資質を持っているのか。
特に、自治体の仕事は―いい悪いはありますけれども−文書で仕事が行われます。文章理解能力、あるいは文章作成能力といったものが備わっているのか。



 それから、神戸市という自治体に入っていただく。志願する以上は、この自治体を含む社会の動向、時事問題について、関心を持ち、そして、そういう目で注意を払ってきてくれているのか。できれば−記者の皆さんがたくさんおられる前で、やや恥ずかしい面もありますけれども−新聞くらいは読んでおいていただきたいなと思います。そういう若者に神戸市の採用試験を受けてほしいと。そういうような試験内容にしていただけないかということ。



 これらの点につきまして、文書でお示ししたわけではありませんが、口頭ですが、人事委員会事務局長を通じて人事委員会にお願いをしています。こういうような私の願いを踏まえて、人事委員会で平成28年度(正しくは、平成27年度)の採用試験の試験区分、あるいは試験内容を見直していただければ、大変ありがたいと思っています。
 私からは以上2点ですね。

発表項目についての質疑応答

地下鉄・新神戸駅 デザインリニューアル(テキスト版)

記者:
 (新神戸駅の)連絡通路なんですけども、市長が利用されて、現在の連絡通路の課題、問題点はどういうところにあると考えていらっしゃるのか、教えてください。



久元市長:
 正直に言いまして、私は東京に行くのに神戸空港を頻繁に使いますし、また、新幹線を使うときも車で利用しますから、頻繁に地下通路を通っているわけではありません。しかし、休日など、通るときもありますし、昔からそんなに変わっていませんよね。2、3年前にはよく使いましたので。そういう意味から言いますと、この130メートルが遠いということです。



 例えば、羽田空港にある「動く歩道」とかができればいいんですけれど、それは将来的な課題にしたいと思っています。
 一番大事なのは、より短時間に便利に移動するようにできることが大事だと思うんですが、しかし、それ以外にも、全体的に暗いなと、それから殺風景だなという気がしています。



 そして、この殺風景で暗いというイメージが今回のリニューアルによってかなり変わるのではないかと期待しています。
 それから、少し補足させていただきますと、これは西神・山手線の新神戸駅の話をさせていただいたんですが、神戸の地下鉄の駅が全体的に暗いんですね。暗いし殺風景。新神戸駅だけではなくて、もっと明るくしていきたいと思っています。それで、「照明設備」と「トイレ」の改修を進めています。



 まず、「トイレ」から言いますと、トイレの全面改修は平成28年度までに全て改修したいと。洋式トイレを主体にしまして、和式トイレは1つだけにすると。
 それから、「照明設備」についてはLED化を進めるということで、平成26年度は−年度末までまだ若干時間がありますが−「新神戸駅」、「三宮駅」、「大倉山駅」、「湊川公園駅」についてLED化をしたいと。湊川公園駅につきましては、既にかなり明るくなっていると聞いています。



 こういう形で、地下鉄構内をより明るく、そして、トイレもきれいにするということについて、計画的に進めていきたいと考えています。



記者:
 完成が平成28年秋予定ということですけども、工事がいつぐらいから始まりそうなのか、既に目途があれば教えてください。



職員:
 平成27年度に、設計費の予算をいただいていまして、平成27年度は設計を進めていきます。できましたら、平成27年度後半に工事発注をして、平成28年秋ぐらいに完成をめざしたいと考えています。およそ工事期間としては9カ月から10カ月ぐらいと考えています。



記者:
 店舗前広場にスペースをつくられるという話もあったんですけど、その店舗自体も、入れかわりがあるのかもしれませんが、あまり変わってないイメージもあります。今のところ5軒あるということですけど、その店舗の入れかえであったり、お店も含めたリニューアルも考えられるんでしょうか。



久元市長:
 これはお店の話ですので、お店で考えていただきたいと思うんですが、今、営業をしていただいていますから、店舗と、「こういうリニューアルをするので、あわせてリニューアルできる余地があるのかどうか」、「リニューアルをするとか、あるいは商品の並べ方を少し工夫するとか、デザインのリニューアルに合わせた何らかの対応ができない」かということは、交通局から店舗に相談を持ちかけてみたいなと思っています。



職員:
 あと、今回の予算におきましては店舗部分は入っていませんので、こういう工事をしていくという形で、今、店舗とお話を始めたところです。ですから、中身をご説明しながら、個別でそれぞれの考え方をお持ちですので、一緒にこういう方向性を向いていただけるのかどうかを検討していきたいと考えています。



記者:
 先ほど言われた移動時間の短縮、今後の課題ということですけど、例えばどのどこら辺に、「動く歩道」を将来的につけたいなといった市長のイメージとか構想があれば教えてください。



久元市長:
 まだ何にも構想はありません。今回は、平成27年度、28年度はそこまでは当然ながらいきませんから。「都心の再生」の中で、先ほどの繰り返しになりますが、この遠い130メートルをもっとスムーズに移動できないかということはぜひ検討していきたいと思っています。まだ具体的な構想があるわけではありません。

大学卒・採用区分の新設(テキスト版)

記者:
 人事委員会へのお願いということですが、これはいつごろ事務局長を通じて人事委員会に要望されたのでしょうか。



久元市長:
 そこに人事委員会の職員がいますけど、頻繁に意見交換はしています。それで、人事委員会事務局長とも何回かお話をいたしましたが、最終的に、私の思いはかなり伝わってると思うんですけれども、今日お話ししたような表現で、ある程度まとまってお話をさせていただいたのは昨日です。その上で、近々に人事委員会を開いて検討していただくことになるのではと。3月のしかるべき時期に、人事委員会で何らかの決定が行われるのではないかと聞いています。



記者:
 この議会ででも、「デザイン都市」についても、専門知識を持った人がいないので、民間主導に任せたらどうだみたいな質問があったんですけれども、今回の採用試験で、その分野での専門知識を持った人の採用はご検討されていませんでしょうか。



久元市長:
 1つは、大変、デザインにセンスのある職員はいるんですよ。典型的には、すぐそこにいます松下広報官はすごいデザインのセンスがあって、広報資料もかなりチェックをしてもらっています。



 それから、あと、庁内にもデザインにかなりセンスのある職員がいるんですが、私は、そのデザインにセンスのある職員が、どちらかというと自分が担当している仕事のデザインだけをやっていて、その知識とか経験が庁内であまり共有されていないと思うんです。



 例えば、今年1月からイントラネットもつくりました。イントラネットで、そういうデザインに優れた職員の、例えば「パワポ(パワーポイント)によるプレゼン資料はこのようにつくっています」ということをもっと情報共有する。せっかくある庁内の才能というものが必ずしも活かされ切れていないのではないかなと。
これは人事配置の問題ではなくて、デザインにセンスのある職員の作品とかアプローチの仕方、あるいは心構えとかを庁内で共有する仕組みが大事なのではないかと思います。



 それから、デザイン都市で、「暮らしの中のデザイン」とか「まちのデザイン」、それから、いろんな「商品のデザイン」とかいう面からいいますと、民間事業者にたくさん優れたデザイナー、クリエーターの皆さんがいますから、そういう皆さんの知恵をいかにいただくのかというアプローチの方がむしろ大事かもしれませんね。

発表項目以外の質疑応答

スカイマークの民事再生法適用申請から1ヶ月を経過しての受け止め

記者:
 スカイマークの件で伺いたいんですけども、28日でスカイマークの民事再生法の適用申請から1カ月ということで、スポンサーも順調に決まっているようで、再生に向けてテイクオフしているのではないかと思っています。



 3点伺いたいんですが、まず、神戸空港の関係なんですけども、着陸料とかの債権−これは再建計画が出てみないとなかなかわからないものだと思うんですが−今現在で大体どれぐらいと見積もっていらっしゃるのか。
 それと、2点目としては、スカイマークから具体的にこの1カ月で支援要請として、どんなものが寄せられているのか、あれば教えてください。
 3点目として、この1カ月の再生を、直接的、間接的に市長がご覧になって、どんな思いをお持ちなのかということをお願いできますでしょうか。



久元市長:
 まず、着陸料につきましては、債権の額は、報告は受けていますが、今日は手元に資料がありませんので、申し訳ありませんが、みなと総局にお聞きいただければと思います。



 この前、話を聞いた段階では、神戸市として回収できるもの、あるいはこの再建計画の中で振り分けられるもの、2種類あると聞いています。ただ、これは、神戸市、国、あるいは他の自治体が管理している空港であれば、自治体ということと同じ立場の対応ということになろうかと思います。



 それから、スカイマークから神戸市に対して具体的な支援要請があるのかないのかということにつきましては、直接は報告は受けていません。ただ、おそらく、非常に重要な話として要請があるのであれば、当然、みなと総局から私に報告があると思いますので、非常に大きな話として、「スカイマークとして神戸市にこういう対応をしてほしい」という大きな話はないのではないかと理解しています。



 それから、3番目ですけれども、よく記事で使われている表現として、「暗雲が垂れ込めている」、あるいは「視界不良の神戸空港」とかいうことがよく使われているんですが、確かに、スカイマークの民事再生法の適用申請は、決して神戸空港にとってプラスの話ではなかったと思うんです。



 しかし、エアバスとの解約交渉の中で巨額の損害賠償請求が行われているということから見れば、これは決して、全く予期せぬとか、想定外の事態ではなかったわけです。そういう状況の中で、民事再生法という再生の可能性がかなりある手続が進められているということは、再建への道筋がつけられつつあるのではないかと。



 つけられつつあるという意味は、申請がなされた後、いろいろな企業から支援の申し出が出されています。私どもは、その内容につきましては、注視していくという以上の立場ではないと思います。法律に基づいた再建計画、各方面からの支援をどうスカイマークがお考えになって支援を受けていくのか、そういうことも含めて注視していきたいと思っています。



 ただ、突然の民事再生法の申請という時点から見ますと、かなり経営再建に向けて具体的な動きが目に見える形で出てきているということは、スカイマークが西日本における拠点空港として位置づけていただいている神戸空港を管理する神戸市としては、これは望ましい方向ではあろう、歓迎すべき動きであろうと感じています。

プレミアム付商品券の経済効果

記者:
 「地方創生」の関係で聞きたいんですけども、国の地方創生交付金で、神戸市は2月補正予算でクーポンを中心にいろいろ予算化をされたわけですが、国が方針を策定したのが昨年末で、時間がない中での予算化ということで、市にとってはそれがどうだったのか。あと、統一地方選挙前のばらまきという批判もありますけれども、市長としては、この交付金に対する印象、市にとってどうかというのをお聞かせ願えたらと思います。



久元市長:
 確かに、国が方針を示して短期間に予算を計上しなければいけないとか、計画をまとめなければいけないということだったと思うんですが、自分の経験に照らせば、そういったことは少なくないし、国というのはそのようなものですよね。当初予算については概算要求が8月締め切りで、各省の予算は大体6月ぐらいからブレインストーミング(複数人で意見を出し合う会議)を始めて、ものすごく長丁場なんです。



 補正予算は、いいか悪いかは別にしまして、すぐに決まって、すぐに出されて、すぐに決まる、それを受けてすぐに仕事をしなければいけない。これは、私はそういうのには慣れていますし、神戸市職員の皆さんもそういう予算編成は慣れていると思いますから、当初予算編成と並行して補正予算とを一緒に編成作業をして、そして、補正予算と当初予算に振り分けるという作業をしたわけです。
私は、かなりいい施策が各局からも出されたと思っていますし、それから、「プレミアム付商品券」についても、県とはかなり違う考え方で神戸市としては打ち出すことができました。



 昨日、おとといの代表質問でも、市会でもいろいろな意見が出されましたけれども、私は、ぜひこれを有効に使って、とにかく消費喚起。普段の買い物が商品券に振りかわるのではなくて、普段の消費に上乗せした形で新しい需要、消費が生まれる、違う何かに使ってほしいと、そういう形でぜひこの「プレミアム付商品券」を活用してほしいと思います。



 そういう意味から言いますと、ばらまきなのかどうかということについては、それぞれ見方があると思いますけれども、私は、現下の−ある意味で消費が落ち込んでいることは否めない事実ですから−消費喚起策としては、神戸市の「プレミアム付商品券」は交付金があって初めて実現できましたし、そういう意味で、交付金を国が用意されたということについては評価したいと思います。そして、これをぜひ有効に使って神戸市の消費の喚起につなげていきたいと思っています。

ラグビーワールドカップ2019の神戸招致

記者:
 ラグビーのワールドカップの招致は3月2日に決まるんだと思うんですが、改めて、意気込みであったり、今の思いをお聞かせ願えますでしょうか。



久元市長:
 神戸は、神戸製鋼を初め、ラグビーが大変盛んだし、市民の関心も大変高いんですね。去年11月にニュージーランドのマオリ・オールブラックスと日本代表チームとの試合も行われ、ノエビアスタジアムがかなり満員に近いぐらいの観客。私も行きました。満員でした。(これまでの通常のラグビーの試合における観客数の)ほぼ倍ということで、非常にラグビーへの関心が盛り上がっています。これは3月2日に決定されると聞いていますので、私は、ぜひ神戸を選んでほしいなと。神戸は「選ばれる都市」にいろんな意味でなりたいと言っていますので、選ばれるときの第1弾に、ラグビーワールドカップがなってほしいなと思っています。