神戸は、これまで多くの災害や困難に見舞われるたびに、ともに助け合い、復興と発展を果たしてきました。17 年前の阪神・淡路大震災を契機に生まれた「絆」によって苦難を乗り越えてきたことは、神戸市民の貴重な財産となっています。
この「絆」の輝きを東日本大震災の被災地へ届けるとともに、次の世代においても輝き続けることができるよう、ともに分かち合う絆のまちを実現し、継承していくことが、わたしたちの使命であると考えています。
今、我が国を取り巻く状況は一段と厳しさを増しています。このような時だからこそアメリカ合衆国第35 代大統領J.F.ケネディが唱えられた「国があなたのために何をしてくれるのかを問うのではなく、あなたが国のために何ができるのかを問うべき」との言葉をもう一度我々のめざすべき精神に据え、叡智(えいち)を傾け、創造し、将来への安心・安定をめざして進んで行こうではありませんか。
今年は、デザイン都市・神戸のシンボルとなる「デザイン・クリエイティブセンター神戸」がオープンするとともに、世界最速の京速コンピュータ「京」が本格的に稼動するなど、これまでに蒔いてきた種が一つひとつ着実に芽吹きつつあります。これらの芽吹きが、次代の神戸の成長につながることが期待されます。また、総合特区制度等の活用により、神戸の地でイノベーションを加速的に生み出し、我が国ひいてはアジアをリードし、「世界の中での神戸」を確立していくことが望まれます。
これから、私たちは、「ひと」を「たから」として「集い、交わり、活きる」取り組みをさらに大きく育むとともに、神戸ならではの独自性をますます発揮し、新たな価値を創造する都市として発展させていかなければなりません。
市民一人ひとりのくらしと安全・安心を守るとともに、神戸が「住みたいまち」「働きたいまち」「行ってみたいまち」としてオンリーワンの都市となるよう、「安心と明日の元気な神戸」の実現のため、全力を尽くしてまいります。
