神戸市-KOBE-


施政方針 −輝ける未来創造都市の実現に向けて−

最終更新日
2013年11月20日

 神戸は、明治の開港から市民が常に新しい気風や考え方を取り入れながら、つくりあげてきた街です。まちなみ、経済集積、文化を築き上げ、さらに震災をも乗り越え、神戸独自のブランドを確立し、発展を遂げてきました。
 こうした進取の気風をいしずえに、少子超高齢化社会にしっかりと対応し、市民のみなさんが夢をもって元気で安心してくらしていけるよう、また神戸が日本に世界に未来に貢献できるよう、輝ける未来創造都市の実現に向けて、神戸を「安定した成長軌道に乗せていく」ことを政策の基本としてまいります。

1.市民が元気で働けるにぎわいのある街

 市民の暮らしを安定させるため、市内経済の活性化による雇用機会の拡大に取り組みます。経済や雇用、金融といった施策には広域的な視点からは国・県にしっかりと役割をはたしていただき、市として経済の活性化やにぎわいづくりに取り組んでいくためには、現在の産業集積やまちの多様性といった特徴を活かしていくことが必要です。
 日本を代表するものづくり産業、ハイカラでファッショナブルな神戸ブランドと結びついた独自産業、市域外からの需要を取り込む小売商業と観光産業、さらには農漁業といった既存産業の特徴を活かしつつ、国際都市・観光都市・文化都市といった都市のブランド力にさらに磨きをかけ、神戸への来街者を増やしていくことに力点を置いていきます。
 また、地域の状況を勘案した交通網の整備や人口減少社会をみすえたまちの再生など、市民が安心して暮らせるまちづくりに取り組んでいきます。さらに、芸術や文化の薫りあふれ、心豊かな生活がすごせるまちをめざすとともに、六甲山や田園地域など神戸の美しい自然を活かした魅力づくりをすすめます。

2.世界に誇れる夢のある街

 神戸港、神戸空港、高速道路やハーバーハイウェイ、鉄道などの海、空、陸の交通インフラの結節点が都心部に近いという大きなメリットや、ポートアイランド第2期を中心に展開されている国家的なプロジェクトである神戸医療産業都市、さらにはスーパーコンピュータ「京」の利活用などのポテンシャルを開花させる取り組みを進めます。国家戦略特区として提案している医療産業クラスター内での世界初のiPS細胞を使った再生医療の総合的な研究・治療センターの設置に取り組むとともに、理化学研究所やPMDAとの連携により再生医療を世界に発信するほか、スーパーコンピュータ「京」やSPring8、SACLAの活用などに取り組みます。
 また、神戸の玄関口であり、全市への経済波及効果が高い三宮駅周辺においては、鉄道事業者から駅ビルの再整備計画が表明されています。国や民間事業者による取り組みの機運を逃さず、新神戸駅からフラワーロードを南下し、三宮駅周辺を大きくエリアに取り込み、ウォーターフロント、旧居留地、元町商店街、さらにはハーバーランドをにらんだ将来ビジョン「神戸未来都市創造プロジェクト」をすすめます。
 神戸の物流や産業の基盤である神戸港を世界と対峙できる国際コンテナ戦略港湾としての競争力強化や、神戸空港の早朝便・夜間便の充実に向けた運用時間の延長、1日30往復便に制限されている発着枠の拡大の早期実現に取り組みます。
 さらに、産学官による新エネルギーの実用化や次世代エネルギーの研究などエネルギー最先進都市としての取り組みや、ユネスコ・創造都市ネットワークにより認定されたデザイン都市としての事業展開など、神戸が持つ世界レベルの取り組みがすすめられており、今後こうしたポテンシャルを十分に活かして、世界に誇れるまちづくりをすすめていきます。

3.安心して子育て・教育ができる街

 少子化や女性の社会進出が進む中で、「安心して子育て・教育ができる街」をつくりあげることは、将来の神戸を支える人材を育成する観点からもきわめて重要です。
 駅周辺など利便性の高い場所を中心に、保育所の整備や小規模保育の実施、認定こども園の活用などにより、早期に「待機児童ゼロ」をめざします。
また、乳幼児医療助成の拡充や病児・病後児保育の充実、学童保育による安全安心な放課後の居場所づくりの充実など、安心して子育てができる環境を整備していきます。
 さらに、学校教育においては、児童・生徒の学力向上やいじめ撲滅に向けた取り組みを強化するほか、不登校対策、規範意識や国際感覚にあふれる神戸らしい教育を実践します。学校空調設備の整備、中学校給食の実施、学校施設の耐震化など、子どもたちが学校で安心して学べる教育環境の整備・充実にも積極的に取り組み、「教育子育て日本一のまち」をめざします。

4.市民が地域とつながり福祉と医療をはじめ安心してくらせる街

 高齢者、障がい者、児童などすべての市民が共助の精神に基づき、地域社会の中で支え合えるよう、きめ細かな施策による福祉のまちづくりを展開します。
高齢者の方には、介護福祉サービスの充実や施設整備などの要介護高齢者の支援に取り組むとともに、元気なシニア世代の力や経験を積極的に活用していただける仕組みをつくっていきます。
 また、障がいのある方には、地域で安心して暮らせるよう、障がいの理解を深め、必要なサービスを充実するとともに、自立支援として、神戸の特性を活かした障がい者就労の取り組みを支援します。
 さらに、市民が健康で長生きできるよう、質の高い保健・医療を提供するとともに、スポーツの振興や食の安全確保にも取り組みます。あわせて、近年、世界的にも問題になっている未知の汚染物質や病原菌などの危機管理対応に関しても、国との連携などを通じて、取り組みを強化します。
 震災を経験した都市として、津波対策など全国の防災モデルとなるような安全・安心なまちづくりをすすめていきます。市民の貴重な財産である六甲山などの美しい自然環境と豊かな歴史遺産をまもるとともに、循環型社会をめざして、美しいまちの実現を図ります。

5.本物の市政改革をすすめ新しい地方自治がはじまる街

 変化の激しい社会に対応し、市民のニーズに適切にこたえていくためには、市役所のあり方や仕事の仕方も不断に見直していかなければなりません。「お役所仕事」を追放して、大胆に市役所改革をすすめます。
 何よりも市民の声を敏感に受け止め、考え抜かれた政策を練り上げ、迅速に実施に移すことが大切です。そして、わかりやすく、強い情報発信を、神戸市政から行います。
 神戸は、戦前から六大都市の一翼として日本を代表する都市であり、都市自治をリードしてきました。そして、戦後は、独自の自治体経営で注目を浴びてきました。このような神戸の自治の伝統をしっかり受け継ぎ、「顔の見える地域社会」にねざした、開かれた自治のかたちをつくりあげます。
 そして、「特別自治市」など時代の変化に対応した新しい大都市制度のあり方を追求します。

基本政策

一部のファイルをPDF形式で提供しています。PDFの閲覧にはAdobe System社の無償のソフトウェア「Adobe Reader」または「Adobe Acrobat Reader」 が必要です。下記のAdobe Readerダウンロードページなどから入手してください。