神戸市-KOBE-


施政方針

施政方針

最終更新日
2017年11月20日

 震災20年を経て開港150年という大きな節目を迎えた今、神戸は変革の扉の先にある輝かしい未来に向かって、確かな歩みをすすめています。まさに、今神戸は変わりつつあります。
 神戸港は港の勢いを回復させ、神戸空港は3空港一体運営が決まり、大阪湾岸道路西伸部の事業化も実現しました。すべての世代を対象とした社会保障政策は厚みを増し、安心・安全、環境、芸術、スポーツなどの分野でも新たな政策展開をはかってきました。
 今後、これらの取り組みを前にすすめ、総合性を発揮して、あらゆる施策分野にバランスよく取り組み、市民の生活水準や所得の向上、魅力ある地域づくり、地域課題の解決などの市政課題に取り組まなければなりません。時代の変化に対応した新たな種子を蒔き、それらを育てる努力を続け、神戸を「さらなる高み」へ押し上げていきます。また、未来の世代が過度な負担を背負い込むことがないよう、持続可能な大都市経営を行います。
 次世代の子どもたちにすばらしい神戸のまちを引き継いでいけるよう、そして神戸の未来が明るいものとなるよう、全力をつくしてまいります。

1.健康・安全を守る

 少子超高齢化や疾病構造の変化とともに健康に対する市民の意識は多様化し、きめ細かな健康づくり施策が求められています。生涯にわたる健康づくり、職場環境づくりなど、これまでの神戸医療産業都市等での取り組みも活かしながら、市民の健康づくりを積極的に支援し、健康創造都市KOBEを推進するとともに、認知症対策や介護予防、健康づくりなど、高齢者の方や家族が、安心して暮らせる、シニア世代にやさしいまちづくりをすすめます。
また、障害者の方への支援として、移動支援や就労サポートなど社会参加を促進するとともに、いわゆる親なき後対策についても、取り組みをすすめます。
 さらに、各区におけるくらし支援窓口の体制強化や地域福祉ネットワーカーの配置拡充、学習支援、就労支援など、自立支援をすすめ、貧困の連鎖を防止します。
防犯カメラの設置支援や公共施設の安全対策、街路灯の整備などとともに、有害鳥獣や特定外来生物への対応など、市民のくらしの安全・安心と生活環境をまもるほか、南海トラフ巨大地震に伴う津波対策や土砂災害対策、浸水対策、橋梁や上下水道施設の耐震化など、災害に強い都市づくりをすすめます。
また、自然と環境をまもり、六甲山など豊かな緑と生物多様性の保全に取り組むとともに、循環型都市・低炭素社会をめざします。

2.輝く子どもたちの未来を創る

 保育所等における待機児童の解消を実現します。また、妊娠・出産・子育てへの切れ目のない支援として、子育て世帯の経済的負担の軽減、育児相談、仕事と子育ての両立支援、多様な保育ニーズへの対応など、きめ細かな子育て施策を充実します。
 親子が安心してふれあい・遊べる場づくり、児童生徒の放課後対策、子どもの居場所づくりなど、子育てしやすい環境を整備します。
 また、高校生の通学費に対する過度な負担の軽減や市内大学生のくらしサポートなど、高校生・大学生等に対する経済的支援を行います。
 平成28年1月に策定した「神戸市教育大綱」に基づいて、児童生徒の学力向上、教員の多忙化対策、子どもたちが安心して学べる環境整備、特別支援教育の充実など、学校教育の充実を積極的にすすめます。

3.街と地域を創る

 若者をはじめとする移住定住の促進や交流人口の拡大に向け、インナー地域やニュータウン、市街地、農村地域など、エリア毎の課題や特徴を踏まえつつ、都市基盤の整備や施設の再配置など、民間活力の導入をはかり、全市的な観点からバランスのとれたまちづくりをすすめ、新たな都市活力を創造します。
 また、日常生活において、住民がより快適なくらしができるよう、公共交通の利活用促進支援や道路整備等によるアクセス機能向上、渋滞対策など、地域の交通利便性を確保します。
住民や事業者、地域団体、行政が顔の見える関係を築き、地域が抱える課題に、一体となって取り組むことができるよう、地域活動を積極的に支援し、地域における協働を推進します。
 さらに、市民が日常的に芸術文化やスポーツに親しみ、楽しめる環境を整備し、まちの魅力アップをはかります。

4.神戸経済を伸ばす

地元中小企業等の経営基盤の強化のため、仕事量の確保や取引機会の拡大、人材確保支援、新たな事業展開などに積極的に取り組みます。また、商店街・小売市場の活性化に向けて、空き店舗の活用、観光客誘致、コミュニティづくりなど、新たな取り組みを支援します。
 神戸医療産業都市の新たな展開をはかるとともに、人工知能・水素産業・海洋産業など成長産業の誘致・育成をすすめます。また、新たに都市型産業の集積や高度専門人材の確保、起業促進などにも積極的に取り組み、革新的な起業・創業を支援します。
 また、神戸産農水産物の需要喚起、起業家支援や観光施策との連携など、産業振興の観点も踏まえつつ、「食都神戸2020」に積極的に取り組み、農漁業の活性化と集客観光に取り組みます。
 集客観光施策の強化として、官民協働による観光施策の推進体制を整備し、六甲山や有馬温泉、須磨海岸、神戸港エリア、農村地域など、民間活力を導入しつつ、神戸の特徴や魅力を活かした集客観光・インバウンドに取り組み、交流人口の増加と神戸経済の活性化をめざします。

5.陸・海・空の拠点を創る

 関西経済全体の発展に資する見地から、大阪湾岸道路西伸部の整備、国際戦略港湾である神戸港の港勢拡大、神戸空港のコンセッション事業開始に伴う関西3空港の一体運営など、広域交通ネットワークの拡大をはかり、陸海空の広域交通結節機能を強化します。
 あわせて、民間による駅前再整備や広域交通インフラ整備の効果を最大限に活かし、都心にふさわしいにぎわいづくりと回遊性や利便性の向上をはかるため、三宮駅周辺の「えきまち空間」整備や新たな中長距離バスターミナルの整備、市役所エリアの再整備、東遊園地の活用、ウォーターフロントの再整備など、スピード感を持って早期事業化に取り組みます。

6.市政改革を進める

 市民目線で執行体制の見直しや区役所改革など現場対応力の強化を積極的にすすめ、行政サービス機能を向上させます。
 働き方改革により、職員の能力と士気の向上、組織のパフォーマンス力の強化に取り組むとともに、風通しのよい組織風土づくりをめざします。また、行政課題解決に向けて、新しい発想や手法を積極的に取り入れるとともに、ICT環境の整備やICTの戦略的な活用をはかり、より効率的な行政運営をめざします。
 社会保障関係費の大幅な増加が見込まれる中、歳出改革、外郭団体の役割分担を踏まえた見直しなど、行財政改革をすすめ、財政規律の確保につとめます。さらに、兵庫県との連携強化による二重行政の解消や、大都市における新たな政策課題に対して国への政策提言を積極的に行います。

基本政策

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