神戸市-KOBE-


神戸賀川サッカー文庫

最終更新日
2017年2月22日

はじめに

ご挨拶

神戸市大倉山の中央図書館の一室に「神戸賀川サッカー文庫」を開設することになり、4月20日にその開所式を行う運びになりました。1995年の阪神大震災で資料室兼仕事場が倒壊し、図書・資料に囲まれて仲間とサッカーを語り合うルームを持ちたいとの望みが潰えてから20年、今年2014年の90歳になろうという年の春に、サッカー人生の新しい局面が開けるとは、誠にありがたいこと。ご尽力いただいた皆様に心からお礼を申し上げます。
 
プライベートなコレクションでは、神戸FCの田辺文庫―私たちの大先輩・田辺五兵衛さんの収集による―が有名です。私は田辺さんのようなコレクターではなく、原稿を書くため、サッカーを考えるための資料が積み重なったのにすぎません。それでも9回のワールドカップ、6回のヨーロッパ選手権をはじめ、海外・国内の取材の時に求めたもの、あるいは読みたいために集めた書物、大会公式のパンフレットなどは相当な数となりました。なかには世界に一つという珍しいものもあり、世界で最も盛んなスポーツ、サッカーの探索を志す人たちのご参考になるだろうと思っています。
 
少年期から大倉山の名で親しんできた神戸市の知の泉というべき中央図書館の小さな一室が、世界と日本と関西と神戸のサッカー好きの人たち、スポーツ史に足を踏み入れようという人たちの新しい交流の場になってほしいと願っています。
 
2014年4月 賀川浩
神戸賀川サッカー文庫(独自ウェブサイト)より

開設の経緯

平成23 年10 月に、賀川浩氏から(一社)神戸市サッカー協会を通して、神戸市に所蔵するサッカー関連資料展示場所提供の要請がありました。これを受けて神戸市教育委員会では、いくつかの施設の使用を検討しましたが、様々な課題があることから適切な場所が決まりませんでした。
平成25 年度になり、他都市からも資料受入れの意向が示されたこともあって、スポーツ体育課からの打診を受けた中央図書館が内部で検討した結果、「特別コレクション」のひとつとして受入れる方針を固め、賀川氏や関係者と協議を開始しました。
賀川氏や関係者に館内をご覧いただき、文庫の開設場所は中央図書館1 号館2 階の「図書館資料室」として、受入れ時期については、平成25年度末に中央図書館では耐震化工事が予定されていたため、工事終了後の平成26 年春としました。
これに伴い、「図書館資料室」に保管されていた神戸ポートアイランド博覧会関係資料を産業振興局に移管し、耐震化工事が概ね終了した平成26年4月初旬に、賀川氏ご自宅からサッカー関連図書約3,500冊を搬入・配架しました。