神戸市-KOBE-


展覧会

アカデミー・バーの壁画を描いた作家たち アカデミー・バー」は、1922年(大正11年)に現在の神戸市灘区・王子動物園付近で開業しました。当時は関西学院前であったため、「アカデミー」という店名がつけられたそうです。関西学院は1929年(昭和4年)に、西宮へ移転しましたが、「アカデミー・バー」は戦前、谷崎潤一郎や佐藤春夫などの文化人が集う、神戸の文化サロンとして有名でした。
 戦後間もない頃、バーは三宮へ移転し、現在の加納町三丁目交差点の北東の場所で2015年(平成27年)12月まで営業していました。先代店主は、ここに白い漆喰壁をつくり、1950年頃から順次、訪れた芸術家たちが寄せ描きを行いました。小磯良平や田村孝之介などの画家や、阪神間で活躍した人々が1954年頃まで大小さまざまに揮毫しています。
 2016年(平成28年)2月、周辺の再開発計画のためバーは解体されました。2代目店主は、壁画を切り取り神戸市へ寄贈することを決意され、専門業者や神戸市の文化財・美術館関係者の協力で一連の作業は進められました。8月から半年かけて、壁画の保存修復作業が行われました。「アカデミー・バー」壁画は、神戸にとって文化的な価値を持つ資料であり、本展は、壁画を描いた作家たちの1950〜60年代頃の作品を中心に一堂に集め紹介するものです。

【絵を寄せた16人の作家(50音順)】
伊川 寛(いかわ かん)、伊藤慶之助(いとう けいのすけ)、伊藤継郎(いとう つぐろう)、井上覚造(いのうえ かくぞう)、榎倉省吾(えのくら しょうご)、小磯良平(こいそ りょうへい)、小出卓二(こいで たくじ)、小松益喜(こまつ ますき)、坂本益夫(さかもと ますお)、竹中 郁(たけなか いく)、田村孝之介(たむら こうのすけ)、津高和一(つたか わいち)、中村 真(なかむら しん)、中村百合子(なかむら ゆりこ)、松岡寛一(まつおか かんいち)、松村小琴(まつむら しょうきん)

○主催  神戸ゆかりの美術館

○後援  NHK神戸放送局、神戸新聞社

 
会 期平成29年4月8日(土曜)〜6月25日(日曜)
開館時間午前10時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日月曜日
入館料(※)
一般200円(150円)
小中高生、65歳以上100円( 50円)
※(  )内は30名以上の団体料金
※のびのびパスポート、神戸市すこやかカード提示の方、無料
  • 小磯良平《二人の女》
  • 竹中郁《アトリエにて》
  • 伊藤継郎《アトリエの女》
  • 小松益喜《英三番館(第9作)》
  • 坂本益夫《街角》
  • 伊藤慶之助《僧院ケサリアニ》
  • 松岡寛一《はるかなる槍ヶ岳》

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