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※終了した展覧会の情報です。
特別展 ボストン美術館浮世絵名品展  北斎
平成26年4月26日(土曜日)〜6月22日(日曜日) 52日間

開館時間:
9時30分から17時30分まで(入館は17時まで)
  ※土曜日は19時まで開館(入館は18時30分まで)

休館日:
月曜日(ただし、4月28日(月曜日)、5月5日(月曜日・祝日)は開館)

  ☆展覧会公式ホームページ(http://ukiyoe.exhn.jp/)はこちらです。


    会場の神戸市立博物館の所在・交通

この春、神戸市立博物館は「ボストン美術館 浮世絵名品展 北斎」を開催いたします。

《諸国瀧廻り 木曽路ノ奥阿弥陀ヶ瀧》 天保4年(1833)頃
William Sturgis Bigelow Collection
 葛飾北斎(1760-1849)は、江戸後期に浮世絵師として画壇に登場してから90歳で没するまでの約70年間、常にあらたな表現に挑んだ不撓不屈の画人です。世界中で広く愛されている浮世絵版画の中でも、北斎の作品は特に人気があり、日本のみならず欧米にも熱心なコレクターや研究者が多く、世界各国の美術館に作品が収蔵されています。
 本展は、日本が世界に誇る北斎の魅力に、世界屈指の日本美術コレクションで知られる米国・ボストン美術館の作品から迫ります。同館の珠玉の所蔵品の中でも、おどろくほど色鮮やかな作品、ボストン美術館にのみ所蔵が知られる作品、美術館に収蔵されてから初めて日本に出品される作品や代表作など、北斎の多彩な画業を伝える特に優れた名品約140点を厳選してご紹介します。
 世界で最初に開催された本格的な北斎展は、アーネスト・フェノロサ(1853-1908)が監修する「北斎と一門展」で、1892年から93年にかけてボストン美術館日本部で広く紹介されました。それから120年の時を経て、ついに故国日本にボストンの北斎が里帰りします。


★展覧会内容★

      出品点数 約140点(展示替えはありません)
本展覧会の出品目録

展覧会の構成

この展覧会は、つぎの3章から構成されています
  • 稀品と優品でたどる浮世絵版画の70年
  • 華麗な摺物と稀覯本
  • 肉筆画と版下絵・父娘の作品

William Sturgis Bigelow Collection
《難波六郎常任(なんばのろくろうつねとう)》  
安永末年(1781)頃
 版本挿絵、摺物、肉筆画など、彼は多様な形式の作品を手がけてきましたが、北斎の70年にわたるキャリアの大半を占めるのは、なんといっても最盛期の木版多色摺によって大量に流通した錦絵の諸作品でしょう。役者絵で名高い勝川春章門下の「春朗」という名で浮世絵師としてデビューしたのは安永8年(1779)以前のことと考えられています。本展の冒頭を飾るのは、この春朗時代の細判役者絵で、特に写真の「難波六郎常任」は、『平家物語』を題材とした浄瑠璃「源平布引滝」の一場面を描いたもので、ボストン美術館以外では現存が知られていない貴重なものです。


Museum of Fine Arts, Boston.Worcester Art Museum exchange, made possible through the Special Korean Pottery Fund, Museum purchase with funds donated by contribution, and Smithsonian Institution -Chinese Expedition.

≪羽根田弁天之図≫  
文化年間初期(1804-07)
 勝川派から離脱した北斎は、その後「北斎宗理」「可候」「画狂人北斎」などと頻繁に画号を変え、絵師としての新境地を求め続けます。力強い造形と鮮烈な色彩による風景表現が知られている北斎ですが、代表作「冨嶽三十六景」に至る道は平坦ではなく、当時流行の表現を取り入れつつ、試行錯誤の時代が続きます。文化年間(1804-18)には、司馬江漢や亜欧堂田善などの銅版画の技法を意識しつつも、独特な陰影やデフォルメを施す錦絵を手がけますが、本展で出品される大判洋風風景図「羽根田弁天之図」は、その典型です。


 
《しんはんくみあけとふろふゑ 天の岩戸神かぐらの図》上・下
文化年間中期(1808-13)
William Sturgis Bigelow Collection
 壮年期の北斎が手がけた錦絵は、観賞用のものばかりではありません。彼は江戸の浮世絵で「組上絵(組上灯籠絵とも言う)」を手がけました。これは図中の指示書通りに部品を切り取り貼り合わせ、風景や物語の一場面を立体的に組み立てることができる絵のことで、本展で紹介される「浅草寺雷門」「しんはんくみあけとふろふゑ 天の岩戸神かぐらの図」のような文化年間中期のものが現存するのは非常に珍しいことです。また「浅草寺雷門」については、当館1階ホールで、人物等身大に拡大したものを「組上げ」ます。


《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》
天保2年(1831)前後
William Sturgis Bigelow Collection
 文政3年(1820)から北斎は「為一」の号を使い始めます。この「為一」期が、色彩鮮烈な大判錦絵シリーズの世界的名作を連発した、北斎の絶頂期となります。本展では「諸国瀧廻り」全8図、「百物語」全5図が勢揃いするほか、「冨嶽三十六景」、「諸国名橋奇覧」など、誰でも一度は見たことのある名作が並びます。  「冨嶽三十六景」は、全46図で構成される為一期の北斎を代表する錦絵シリーズで、本展ではそのうちの21図が出品されます。眺望する場所や季節によって多彩に変化する富士山の姿を、北斎ならではの構図と彩色で描いた、世界的名作シリーズ。「神奈川沖浪裏」は、欧米では「Great Wave」の名で親しまれ、多くの芸術家たちにインスピレーションを与えてきました。



《芥子》
天保4-5年(1833-34)頃
William Sturgis Bigelow Collection
 1為一期の北斎による錦絵シリーズの中でも、ひときわ華やかなオーラを放つのが花鳥画の2種のシリーズです。特に西村屋横大判シリーズについては全10枚のうちの9枚が揃うなど、他の浮世絵展では考えられないような構成で展示されます。この《芥子》は、大判花鳥図シリーズの中でも、「神奈川沖浪裏」の力強さを連想させる最高の構図と評価される1枚で、強風のなかでも吹き散らされることのない芥子の花の、しなやかな生命力が伝わってきます。


Gift of Mrs. Jared K. Morse in memory of Charles J. Morse
≪花の兄≫
寛政11年(1799)
 本展覧会で展示される摺物や版本は、限られた人々の注文に応じて、洗練された色彩と精巧な版の彫りで摺り出され、一般向けの錦絵とは異なる北斎の繊細な造形感覚を醸し出しています。版本は狂歌本を中心に7種を出品、特に『花の兄』は北斎を代表する豪華本で、ボストン美術館以外に遺存例が確認されていない貴重なものです。この本の表題は、四季の中で最も早く咲く梅の雅称で、新春にちなんだ狂歌を収録しています。北斎がふたつの挿図を描いています。



William Sturgis Bigelow Collection
《三曲合奏図》
弘化年間(1844-48)頃
 琴と三味線、胡弓を合せて弾いている三曲合奏の女性たち。エキセントリックなアンサンブルが聞こえてきそうな活気に満ちています。鮮烈な色彩や構図は父親譲りの個性が発揮されています。作者の葛飾応為(おうい)は北斎の三女で、本名は栄または阿栄(おえい)。晩年の北斎と暮らしを共にしていたことで知られています。



        Photographs © 2014 Museum of Fine Arts, Boston. All rights reserved.




  主  催:神戸市立博物館、ボストン美術館、日本経済新聞社、神戸新聞社

  後  援:米国大使館、NHK神戸放送局、テレビ大阪、サンテレビジョン

  特別協賛:フィデリティ投信

  協  賛:NEC、大日本印刷、トヨタ自動車

  協  力:日本航空

  特別協力:日本教育公務員弘済会兵庫支部

★入館料(常設展も合わせてご覧いただけます。)

当日券 前売券 ※1団体券(20名以上)
一 般1,400円1,200円1,200円
高校・大学生1,000円 850円 850円
小・中学生 600円 450円 450円

※1:前売券は4月25日(金曜日)まで発売。
※2:65歳以上で「神戸市すこやかカード(老人福祉手帳)」持参の方は当日一般料金が半額。
※3:障がいのある方は身体障がい者手帳・療育手帳などの提示で無料。
※4:神戸市および隣接6市1町、淡路3市、鳴門市、徳島市の小中学生は、
 「のびのびパスポート」の提示により無料。

★図録など★

展覧会開催に合わせて、全作品のカラー図版を掲載した図録を発売します。
A4変形、234ページ。1冊 2,400円
※図録、展覧会場で販売するグッズや、音声ガイドについては展覧会公式ホームページをご覧ください。

★関連イベント★

記念講演会

1. 4月26日(土曜日) 14時〜15時30分
「ボストン美術館の北斎」
講師:セーラ・E・トンプソン
(ボストン美術館アジア・オセアニア・アフリカ美術部日本美術課浮世絵版画室室長)※逐次通訳付き

2. 5月10日(土曜日) 14時〜15時30分
「田善 vs. 北斎 ―文化期洋風景版画の諸相―」
講師:塚原 晃(神戸市立博物館学芸課担当係長・学芸員)

3. 5月31日(土曜日) 14時〜15時30分
「北斎の色彩と造形 ―浮世絵版画からよみとる文化交流―」
講師:勝盛典子(神戸市立博物館 学芸員)

会場:神戸市立博物館 地階講堂(各日定員180人)
※聴講無料(ただし、本展観覧券が必要。
         各当日、13時より講堂前で入場整理券を配布します。)  

イヴニング・レクチャー(学芸員による展覧会の見どころ解説)

会期中の毎週土曜日 17時〜17時30分
会 場:神戸市立博物館 地階講堂
定 員:180人
 ※聴講無料(ただし、本展観覧券が必要。当日、先着順。)

子供向けプログラム

こどもの日スペシャル 解説付き鑑賞会

浮世絵に迫る!〜親子で楽しむ北斎〜   
※浮世絵や北斎についてのやさしい解説会のあと親子で展覧会を鑑賞します。
日 時 5月5日(月曜日・祝日) 
午前の部 10時〜11時30分(解説会30分)
午後の部 14時〜15時30分(解説会30分)
  対 象 中学生以下の子供とその保護者
定 員 各回50組(応募多数の場合は抽選)
  参加費 無料【ただし、保護者の入館には入館料(団体割引適用1,200円)が必要です。】
申込み締切 4月18日(金曜日)消印有効


 ジュニアミュージアム講座(1)

楽しく学ぶ浮世絵(1) 〜きみも摺師に挑戦!〜
  ※実際に浮世絵の摺り体験をします。
  日 時 5月24日(土曜日) 14時〜16時
  対 象 小学4年生〜中学生
  定 員 20名(応募多数の場合は抽選)
  参加費 500円【ただし、保護者の入館には入館料(団体割引適用1,200円)が必要です。】
申込み締切 5月9日(金曜日)消印有効


 ジュニアミュージアム講座(2)

 楽しく学ぶ浮世絵(2) 〜立版古を作ってみよう〜
  ※立版古(組上絵)を実際に作ります。カッターナイフを使います。
  日 時 6月14日(土曜日) 14時〜16時
  対 象 小学4年生〜中学生
  定 員 20名(応募多数の場合は抽選)
  参加費 500円【ただし、保護者の入館には入館料(団体割引適用1,200円)が必要です。】
申込み締切 5月30日(金曜日)消印有効

【子供向けプログラム 申込方法】
・往復ハガキに希望講座の講座名、参加希望の子供全員のお名前、学校名、学年、保護者のお名前、住所、電話番号、返信用の宛名を記入し、郵送してください。
※こどもの日スペシャルは、午前の部か午後の部かを明記ください。
・1枚のハガキで、本人を含めて3名まで申し込むことができます。その場合、参加希望の子供全員のお名前をご記入ください。 ・1枚のハガキで複数の講座への申し込みはご遠慮ください。
・申込先 〒650-0034 神戸市中央区京町24番地 
      神戸市立博物館「ボストン美術館浮世絵名品展北斎」子供プログラム係

関連展示 北斎とその時代

風流無くてななくせ [遠眼鏡] 当館が所蔵する「風流無くてななくせ」「近江八景」など北斎による錦絵、司馬江漢・亜欧堂田善など、北斎とお互いに影響し合う関係にあった同時代の画家たちの作品を紹介します。


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