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特別展 プーシキン美術館展 フランス絵画300年

平成25年9月28日(土曜日)から12月8日(日曜日)まで 62日間

※開館時間:
9時30分から17時30分まで(入館は17時まで)
  ※土曜日・日曜日は19時まで開館(入館は18時30分まで)

※休館日:
月曜日(ただし、10月14日・11月4日は開館。10月15日・11月5日は休館)

  ☆☆展覧会公式ホームページ(http://pushkin2013.com/)はこちらです。☆☆


    会場の神戸市立博物館の所在・交通

神戸市立博物館では、平成25年9月28日(土曜日)から12月8日(日曜日)まで、特別展「プーシキン美術館展 フランス絵画300年」を開催します。
プーシキン美術館本館の中央階段

 17世紀以降、ヨーロッパをけん引したフランスの文化は、遠いロシアでも上流階級の教養の証となり、女帝エカテリーナ2世らロマノフ王朝の歴代皇帝や貴族たちは、多くの質の高いフランス絵画を自らのコレクションに加えました。19-20世紀には、すぐれた審美眼を誇る富豪たちによって、印象派以降の多くの名作がもたらされました。ロシア革命を経て、これらのフランス絵画コレクションは国有化され、その多くがモスクワのプーシキン美術館に受け継がれ、今日に至っています。
 ルノワールの印象派時代最高の肖像画と名高い《ジャンヌ・サマリーの肖像》をはじめとする、珠玉の名画の数々を、ぜひご鑑賞ください。


主に古典絵画を展するプーシキン美術館本館正面(左)と、19世紀以降の絵画を展示する別館(右)


★展覧会内容★

      出品点数  66点(展示替えはありません。愛知・横浜会場と全て同作品)
本展覧会の出品目録

展覧会の構成

この展覧会は、つぎの4章から構成されています
  • 第1章 17-18世紀 古典主義、ロココ
  • 第2章 19世紀前半 新古典主義、ロマン主義、自然主義
  • 第3章 19世紀後半 印象主義、ポスト印象主義
  • 第4章 20世紀 フォーヴィスム、キュビスム、エコール・ド・パリ
フランソワ・ブーシェ≪ユピテルとカリスト≫  
1744年 油彩、カンヴァス 縦98、横72センチ
18世紀ロココ芸術を代表するブーシェの本領が発揮された逸品です。女神ディアナの従者カリストを我がものにしようと、ディアナに扮して近づくユピテル。その後ろにはユピテルの象徴である鷲が潜み、誘惑の瞬間を物語ります。ロココ美術の愛好者ユスーポフ公爵が1811年にサンクトペテルブルクのオークションで入手したと考えられています。
©The State Pushkin Museum of Fine Arts, Moscow
ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル ≪聖杯の前の聖母≫  
1841年 油彩、カンヴァス 縦116、横84センチ
19世紀の新古典主義の巨匠アングルによる、聖母像の傑作のひとつ。アレクサンドル2世が、皇太子時代にアングルに依頼した作品です。円形・三角形を基調とした左右対称の画面が宗教的な神秘性を醸し出す中、柔和で気品に満ちた表情でマリアは聖杯上の聖餅(せいへい)に視線を向けています。その後ろには、時の皇帝ニコライ1世とアレクサンドル皇太子をたたえるべく、2人と同名の聖人が描かれています。この作品はロシアに送られる前にパリで展示され、絶賛されました。これを惜しんだアングルは、後に同様の構図の作品を4点描いています。
©The State Pushkin Museum of Fine Arts, Moscow

クロード・モネ≪陽だまりのライラック≫
1872−73年 油彩、カンヴァス 縦50、横65センチ
 明るい陽射しのもと、咲き誇るピンク色のライラックと、その下で憩う2人の女性(モネの妻カミーユと、息子の乳母と推測)が描かれています。パリ郊外の町アルジャントゥイユの、モネが暮らした家での情景と思われます。女性たちに降り注ぐ木漏れ日の描写などに、光の効果を追求した革新的な表現が見て取れます。この絵を1899年に購入したセルゲイ・シチューキン(1854〜1936)は、繊維産業で財を成した実業家で、フランス絵画の前衛的な表現の可能性に早くから目をつけたコレクターとしても知られています。この作品は、シチューキンによるコレクションの核となった印象派やポスト印象派の傑作群のうち、最初期に購入されたものです。
©The State Pushkin Museum of Fine Arts, Moscow

ピエール=オーギュスト・ルノワール ≪ジャンヌ・サマリーの肖像≫
1877年 油彩、カンヴァス 縦56、横47センチ
 この作品は、「幸福の画家」ルノワールを象徴するような、華やかさと明るさに満ちています。当時の肖像画には珍しい暖色系の色調に、モデルの愛らしい表情があいまって、「ルノワールの印象主義的肖像画の中でも最も美しい」とも評されます。
 ジャンヌ・サマリーは、コメディ=フランセーズの花形女優で、1870年代後半のルノワールのお気に入りのモデルでした。20歳になったばかりのジャンヌは、胸元が開いた青色のドレスに身を包み、まどろむような表情をみせています。
 この絵をパリの画商から1904年に購入したイワン・モロゾフ(1871〜1921)は、19世紀の終わりに大企業家として台頭、ルノワールによるジャンヌ・サマリーの全身像を所蔵していた兄ミハイルに影響されて、美術品の収集に情熱を注ぐようになりました。穏やかで装飾的な作品を好み、識者や芸術家の意見を尊重し、慎重に作品を吟味し体系だったコレクション形成しようとしました。
©The State Pushkin Museum of Fine Arts, Moscow

フィンセント・ファン・ゴッホ≪医師レーの肖像≫
1889年 油彩、カンヴァス 縦64、横53センチ
 1888年の秋に始まった、アルルでのゴッホとゴーギャンの共同生活は、その年末、ふたりのいさかいによって終止符が打たれました。ゴッホは自身の耳を切り、神経症の発作を起こして入院します。彼は、そこで診療にあたった見習い医師フェリックス・レーの肖像画を描きました。緑と青を主調とする画面に赤やオレンジをちりばめ、太い線で輪郭を囲んだ人物像は、ゴッホらしい力強さにあふれています。緑を基調とする背景の模様は現実の壁紙などではなく、幸福と生命の光を表しているものとされています。完成後、ゴッホは記念としてこの絵をレーに贈りましたが、医師はこれを好きになれず、鶏小屋の穴をふさぐのに使ったという逸話も伝わります。1900年に売り払われた8年後、セルゲイ・シチューキンの眼にとまり、ロシアへ渡りました。
©The State Pushkin Museum of Fine Arts, Moscow


ポール・ゴーギャン ≪エイアハ・オヒパ(働くなかれ)≫
1896年 油彩、カンヴァス 縦65、横75センチ
題名の「働くなかれ」とは、ゴーギャンの意図を解釈して近年訳されたものです。 パリでの約2年間の生活を経て、再びタヒチに戻ったゴーギャンには、ひたすら空想にふけるタヒチ人の姿を、神聖で優雅なものとして捉えています。左側の人物のポーズは、ジャワの仏教遺跡のレリーフを参考にしたもので、ゴーギャンが他の作品で繰り返し使用し、彼の作品に優美さと聖性を醸し出しています。パリの画商を経て、20世紀のはじめにロシアの富豪シチューキンの手に渡りました。
©The State Pushkin Museum of Fine Arts, Moscow


アンリ・ルソー ≪詩人に霊感を与えるミューズ≫
1909年 油彩、カンヴァス 縦131、横97センチ
 ペンを片手に立つ詩人のギヨーム・アポリネールと、隣で寄り添う画家のマリー・ローランサン。リュクサンブール公園の樹木が、恋人たちを祝福するかのようにアーチを作り生い茂ります。ルソーは、アポリネールの顔や手を採寸しながら描いたといいますが、ふたりの姿はずんぐりとして、風刺画のようですらあります。しかしそれがこの画家ならではの、友人たちへの最高の賛辞のかたちだったのでしょう。シチューキンの旧蔵品です。
©The State Pushkin Museum of Fine Arts, Moscow






   主  催:神戸市立博物館、朝日新聞社、朝日放送、プーシキン美術館、ロシア連邦文化省

   後  援:外務省、ロシア連邦大使館、ロシア連邦交流庁

   協  賛:三井物産、トヨタ自動車、日本製紙、大日本印刷、パナソニック

   特別協力:日本教育公務員弘済会兵庫支部

   協  力:日本航空

★入館料(常設展も合わせてご覧いただけます。)

当日券 前売券 ※1団体券(20名以上)
一 般1500円1300円1300円
高校・大学生1100円900円900円
小・中学生600円450円450円

※1:前売券は9月27日(金)まで発売。
※2:65歳以上で「神戸市すこやかカード(老人福祉手帳)」持参の方は当日一般料金が半額。
※3:障がいのある方は身体障がい者手帳・療育手帳などの提示で無料。
※4:神戸市および隣接6市1町、淡路3市、鳴門市、徳島市の小中学生は、
 「のびのびパスポート」の提示により無料。

★図録など★

展覧会開催に合わせて、全作品のカラー図版を掲載した図録を発売します。
A4変形、200ページ。1冊 2,000円
※通販などの申込については、展覧会公式ホームページをご覧ください。
展覧会場で販売するグッズや、音声ガイドについてもは、展覧会公式ホームページをご覧ください。

★関連イベント★

記念講演会

1. 10月20日(日曜日) 14時から15時30分まで
「革命前夜のロシアにおけるフランス絵画の受容とその波紋」
講師:北見 諭(神戸市外国語大学ロシア学科准教授)

2. 11月9日(土曜日) 14時から15時30分まで
「美の王道―フランス絵画300年の流れを語る」
講師:岡 泰正(神戸市立博物館展示企画部長・学芸員)

会場:神戸市立博物館 地階講堂(各日定員180人)
※聴講無料(ただし本展観覧券が必要。
 各当日、13時より講堂前で入場整理券を配布します。)  

イヴニング・レクチャー(学芸員による展覧会の見どころ解説)

会期中の毎週土曜日 17時〜17時30分
会 場:神戸市立博物館 地階講堂
定 員:180人
 ※聴講無料(ただし、「プーシキン美術館展」の観覧券が必要。当日、先着順。)

こども向けプログラム ジュニアミュージアム講座

日 時:
(1)10月12日(土曜日)「かわいいマトリョーシカ人形をつくろう!」
(2)11月16日(土曜日)「砂絵でアングルに挑戦!」
(3)11月30日(土曜日)「ジャンヌ・サマリーで、ほんのりあかりをつくろう!」
いずれも14時〜16時
会 場:神戸市立博物館 考古学習室
定 員:20人(申込多数の場合は抽選)
対 象:小学4年生〜中学生
参加費:500円(保護者の方は「プーシキン美術館展」の観覧券(団体割引適用)が必要)
締 切:(1)9月30日(月曜日) ・(2)11月1日(金曜日) ・(3)11月15日(金曜日) 消印有効
申込方法:
往復はがきに参加希望講座名、こどもと保護者の名前、学校名、学年、住所、電話番号を返信用の宛名を明記の上、神戸市立博物館「ジュニアミュージアム講座」係まで。応募多数の場合は抽選。

関連展示「 南蛮美術とロシア黎明」

9月28日から11月4日まで、1階ホールで、重要文化財《泰西王侯騎馬図屏風》を展示します。

障害者のための鑑賞会

日  時:10月21日(月曜日)
対  象:障害者手帳・療育手帳等をお持ちの方とその介護者1名
募集人数:500名(手帳所持者の人数、応募多数の場合は抽選)
申込締切:10月11日(金曜日)消印有効
料  金:無料(ただし図録、記念グッズ、音声ガイドは有料)
申込方法:往復はがきに、郵便番号、住所、名前、電話番号、介護者の名前、
   返信用宛名(「行」ではなく「様」とご記入ください)を記入し郵送。原則、
   1通につき障害者1名と介護者1名(ただし介護に必要な実際の人数の記入
   でも可)でお申し込みください。グループでの応募も可能です。その場合、
   グループ名、代表者の名前、連絡先の郵便番号、住所、電話番号、参加人数
   (手帳所持者・介護者)を明記してください。
申込・問合せ先:
   〒650−0034 神戸市中央区京町24
   神戸市立博物館 「プーシキン美術館展 障害者のための鑑賞会」係

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