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※終了した展覧会の情報です。
神戸市立博物館開館30年記念 
特別展 国宝桜ヶ丘銅鐸の謎に迫る

  平成24年(2012) 7月14日(土)〜9月2日(日)
  午前10時から午後5時 (入館は午後4時30分まで)
  ※毎週金曜日は午後7時まで(入館は午後6時30分まで)
  休館日 毎週月曜日(ただし7月16日(月・祝)は開館し、翌17日(火)は休館)


    会場の神戸市立博物館の所在・交通

文字無き弥生の人々からのメッセージ、銅鐸の謎に迫る

 今からおよそ2000年前、西日本の各地で金色に光る青銅の「かね」を使った神まつりが流行しました。その「かね」=銅鐸(どうたく)は、日本で本格的な稲作を始めた弥生時代の人々が、豊穣を祈る農耕のまつりに使ったと考えられています。これまで500個以上の銅鐸が発見されていますが、そのほとんどが山中深くに埋められていました。銅鐸は役割を終えると、地中に埋められるのが一般的だったと思われます。
 昭和39年(1964)に神戸市灘区桜ヶ丘で発見された銅鐸14個と武器型青銅器である銅戈(どうか)7本も急峻な山の斜面に埋められていたものです。この発見は大量の「銅鐸・銅戈一括出土地」として、さらにこれらのなかに、他にほとんど類を見ない優れた絵画が描かれた銅鐸(絵画銅鐸)が含まれていたことから、大いに名を馳せました。さまざまな絵画に彩られた「桜ヶ丘5号銅鐸」を見た哲学者・梅原猛(うめはらたけし)氏は、これを古代芸術の最高傑作と讃えています。
 銅鐸には、現在でもなお解明されていない、さまざまな謎があります。銅鐸に描かれた文様や絵画は何を意味するのか?なぜ人々は、宝器であるはずの銅鐸を山中深く埋めなければならなかったのか?どうして銅鐸は、ある時を境に役目を終え忘れ去られたのか?銅鐸の謎に迫ることは、銅鐸のまつりが果たした役割を解き明かし、「ムラ」から「クニ」へと大きく社会が動く弥生時代を解き明かす重要な手掛かりとなります。
 今回の特別展では、最新の研究成果に導かれつつ、桜ヶ丘銅鐸を中心に、「銅鐸の謎」に迫ります。また、かつて市内から出土した銅鐸をはじめ、各地から多数の銅鐸が会します。

★展覧会内容★

      出品点数  約70件(うち、国宝2件23点、重要文化財9件18点を含む)
本展覧会の出品目録

      ※No.63の《国宝桜ヶ丘5号銅鐸》は8月21日からの展示となります。
       また No.66《加茂岩倉35号銅鐸》、No.71の《加茂岩倉21号銅鐸》は
       8月7日から19日までの展示となります。
       よろしくご了解くださいますよう、お願い申し上げます。


展覧会の構成

第1章 桜ヶ丘銅鐸の発見

 ふとした偶然から発見された桜ヶ丘銅鐸。その発見の経緯と銅鐸をめぐるさまざまな謎を提示します。また、銅鐸にまつわる基礎知識をわかりやすく解説します。

桜ヶ丘銅鐸・銅戈(国宝/当館蔵)
桜ヶ丘銅鐸・銅戈(国宝/当館蔵) 
 昭和39年12月10日、神戸市灘区桜ヶ丘町の山中で偶然に発見された銅鐸14個と銅戈7本。桜ヶ丘銅鐸の特徴として大きさや形、飾られた文様や絵画にいろいろなバリエーションがあることがあげられます。これは、つくられた時期の違いや製作した工人(工房)の違いを表しているものと考えられます。この発見によって銅鐸研究が進んだ一方で、多くの謎も提起されました。


第2章 形と文様

 金属の存在を知って間もない弥生時代、青銅の鋳造(ちゅうぞう)品である銅鐸は、専門技術を持った工人によって製作されたと考えられています。弥生時代の西日本には、こういった銅鐸工人集団がいくつか存在したようですが、作り手の違いは、大きさや形、文様の差となって現れました。
 桜ヶ丘から出土した14個の銅鐸それぞれにも、特徴があります。本章では、桜ヶ丘と同時代につくられた各地の銅鐸を比較することで、桜ヶ丘銅鐸の製作者たちの実像に迫ります。

桜ヶ丘3号銅鐸(国宝/当館蔵)
桜ヶ丘3号銅鐸(国宝/当館蔵) 
 流れる水のような文様(流水(りゅうすい)文)を持つ銅鐸です。流水文は直線の反転を繰り返しながら描き、銅鐸の端で折り返す文様の付け方をしています。この流水文の描き方に、横方向に描く方法と、縦方向に描く方法があります。桜ヶ丘3号銅鐸や1号銅鐸に描かれた流水文は、弥生時代中期の畿内で流行した流水文土器の描き方と一致します。

※神戸市内出土の銅鐸が里帰りします!
渦森(うずがもり)銅鐸(神戸市東灘区渦森台出土/東京国立博物館蔵)
渦巻き文様を飾る銅鐸。
生駒(いこま)銅鐸(神戸市東灘区本山町生駒/国立歴史民俗博物館)
連続する渦巻き文様と格子文様の帯を重ね、一つの文様帯として飾る大型の銅鐸。
渦森銅鐸 桜ヶ丘5号銅鐸

第3章 銅鐸絵画の変化

 桜ヶ丘銅鐸の中で最も有名な4号・5号、そして1号銅鐸には、様々な動物や弥生人の姿が描かれています。本章ではこの3個の銅鐸に焦点を絞り、桜ヶ丘銅鐸の絵画表現が何から生み出され、その後の銅鐸絵画がどう変化したのかを探ります。

桜ヶ丘5号銅鐸
桜ヶ丘5号銅鐸
(国宝/当館蔵)
 各面に斜格子文様の帯を縦横に交差させた区面、片面4つの画面を作り、鳥や鹿、魚、スッポン、カエル、ヘビ、トンボ、カマキリ、弓を片手に鹿の頭を押さえる人や脱穀する人などが描かれています。鮮明な線描と凸画を組合せ、立体感までも表現した絵画で、特徴を良くとらえた鋭い観察眼をもつ弥生人の秀作です。

第4章 なぜ銅鐸は埋められたのか

 弥生時代、銅鐸は人里離れた場所に埋められることが多く、その納め方にも一定の法則があったと言われています。なぜ地中に埋められたのか? どの様に埋められたのか? 埋めるのは1回きりなのか、何度も地中から掘り起こして使っていたのか? 各地で発見された銅鐸の実態を紹介しながら、銅鐸研究における究極の課題と言われる、「なぜ埋められたのか」という謎に迫ります。

島根県加茂岩倉(かもいわくら)遺跡の銅鐸出土状況 
島根県加茂岩倉(かもいわくら)遺跡の銅鐸出土状況
 島根県の加茂岩倉遺跡では、日本最多の39個の銅鐸が発見されました。上の写真は、その発見された状況です。当時の集落から離れた見通しのきかない山中に埋められていました。銅鐸を納めるための穴を掘り、銅鐸本体の左右に付く飾り板(鰭(ひれ))を地面に突き立てるように並べています。桜ヶ丘銅鐸をはじめ各地で発見された銅鐸も同じようなものが多く、納め方には一定の作法があったようです。銅鐸のまつりが終わりに近づくと、銅鐸を壊したり、熔かして別の青銅製品につくり変えてしまうなど、まつりに対する考え方に変化が見られます。


展覧会を楽しんでいただくためのポイント

●こどもの疑問に答える展覧会
 これまで当館を訪れた小中学生たちが、桜ヶ丘銅鐸に出会って抱いた疑問をもとに、
 「こどものための鑑賞ガイド」を用意しました。

●弥生時代の銅鐸を再現
 青銅の合金である銅鐸は本来、金色をしていたと考えられます。それまで金属を知ら
 なかった弥生時代の人々にとって、その輝きは未知の神々(こうごう)しさをたたえてい
 たのではないでしょうか。弥生人が目にした姿で銅鐸を再現し、その音色を味わってい
 ただきます。

●現代の先端技術を活用した展示
 銅鐸を0.1o単位で立体的に計測できる3次元計測、X線による内部透視観察やCTス
 キャンなど現代の先端技術を通してこれまでにない視点で銅鐸を観察します。





   主  催:神戸市立博物館 文化庁

   後  援:NHK神戸放送局 神戸新聞社

★入館料(特別展・企画展・常設展示を合わせてご覧いただけます。)


当日券
一 般200円
高校・大学生150円
小・中学生100円

※9月2日の会期終了まで、クールスポット特別割引料金でご覧いただけます。
※団体・すこやかカードによる割引は行ないません。
※高大生は高等学校、高等専門学校、大学(短期大学、大学院も含む)、
 専修学校(専門学校、予備校も含む)で学生証によって身分を確認できる方
※障がい者手帳持参の方は無料。
※神戸市および隣接6市1町、淡路3市、鳴門市、徳島市の小・中学生は、
 「のびのびパスポート」の提示により無料。

★図録など★

展覧会の図録を発売します。
1冊 1,000円
※通販などの申込については、7月14日以降に神戸市立博物館(TEL 078-391-0035)までご連絡ください。

★関連イベント★

◆記念講演会 「銅鐸絵画を読み解く」(仮題)

 ■講師:深澤芳樹氏(独立行政法人奈良文化財研究所副所長)
 ■日時:7月29日(日)午後2時〜3時30分
 ■会場:神戸市立博物館 地階講堂
 ■定員:180名(当日午後1時より地階講堂前で整理券を配布します)
 ※聴講無料。ただし観覧券が必要です。

◆スライド解説 

 ■毎日2回 ①午前11時〜 ②午後1時30分〜
 ■インフォメーションスタッフによる20分程度の解説。
 ※聴講無料。ただし観覧券が必要です。3階特別展示室1で実施。

◆夏のワークショップ「ミニ銅鐸をつくろう!」

 金属製のミニ銅鐸(約8センチ)をつくります。
 ■8月24日(金)・25日(土)午前10時〜12時
 ■対象:小学4年生〜中学生
 定員:20名(申込多数の場合は抽選)
 ■参加費:1000円(ただし保護者の方々は入館料が必要です。)
 ■申込方法:【しめ切り 8月10日(金)消印有効】
 往復ハガキに「夏のワークショップ」と参加希望日、参加希望のこどものお名前、
 学校名、学年、保護者のお名前、住所、電話番号、返信用の宛名を記入しご郵送ください。
 ※1枚のハガキで本人を含めて3名まで申し込むことができます。その場合、参加希望の
  こども全員のお名前をご記入ください。
 ※申込先:神戸市立博物館 「夏のワークショップ」係

◆まなぼう!あそぼう!〜親子で楽しむ体験講座〜

①7月28日(土)午後2時〜3時「南蛮扇子をつくろう!」
②8月4日(土)午後2時〜3時「ぬり絵でつくるザヴィエル像」
③8月8日(水)午前11時〜12時、午後2時〜3時「DokiDokiワクワク!古代体験」
④8月11日(土)午後2時〜3時「伊能忠敬に挑戦!古地図ワークショップ」
⑤  同日   午前11時〜12時、「DokiDokiワクワク!古代体験」
⑥8月25日(土)午後2時〜3時「土器の拓本をとろう!」
 ■会場:神戸市立博物館
 ■対象:中学生以下のこどもとその保護者 
 ■定員:各15名(先着順・当日受付) 
 ■参加料:無料(ただし入館料が必要です)
 ■開館時よりインフォメーションで整理券を配布します。整理券がなくなりしだい、受付を終了します。

◆博物館たんけん隊

ふだんは見ることができない、博物館の裏側(バックヤード)をこどもたちで、探検します。
 ■会場:神戸市立博物館
 ■日時:7月28日(土) 午前10時〜12時
 ■対象:小学3年生〜6年生 
 ■定員:30名
 ■参加料:無料【ただし、保護者の方々は入館料が必要です。】
 ※申込方法【しめ切り 7月8日(日)消印有効】
  往復ハガキに講座名「博物館たんけん隊」、参加希望のこどものお名前、学校名、学年、
  保護者のお名前、住所、電話番号、返信用の宛名を記入しご郵送ください。
 ※1枚のハガキで本人を含めて3名まで申し込むことができます。その場合、参加希望の
  こども全員のお名前をご記入ください。
 ※申込先:神戸市立博物館 「博物館たんけん隊」係

◆夏休み・親子で博物館

①8月18日(土)「親子で歩く居留地たんけん」〜博物館のある旧居留地のヒミツ〜
②8月19日(日)「国宝桜ヶ丘銅鐸展 親子鑑賞会」〜銅鐸のたのしいお話〜
 ■会場:神戸市立博物館
 ■実施時間 ①は午前10時30分〜11時30分 
       ②は午前の部10時30分〜12時 午後の部2時〜3時30分
 ■対象:中学生以下のこどもとその保護者 
 ■定員:①は15組 ②は各回100組(いずれも申込多数の場合は抽選) 
 ■参加料:無料【ただし、保護者の方々は入館料が必要です。】
 ※申込方法【しめ切り 8月3日(金)消印有効】
 ※往復ハガキに講座名「夏休み・親子で博物館」と希望講座の番号(②の
  場合は午前の部か午後の部かも)参加希望のこどものお名前、学校名、学年、保護者の
  お名前、住所、電話番号、返信用の宛名を記入し、郵送してください。
 ※1枚のハガキで本人を含めて3名まで申し込むことができます。その場合、
  参加希望のこども全員のお名前をご記入ください。
 ※申込先:神戸市立博物館 「夏休み・親子で博物館」係

◆夏休み土器づくり教室〜縄文・弥生土器に挑戦〜

●土器の形づくり
 ■会場:神戸市立博物館
 ■日時 ①7月21日(土) 午前11時〜午後4時
     ②7月22日(日) 午前11時〜午後4時
●土器の野焼き
 ■会場:神戸市立自然の家
 ■日時:①②とも8月4日(土)〔雨天時の予備日8月5日(日)〕午前9時〜午後5時
 ■対象:小学4年生〜中学生
 ■定員:各回20名
 ■参加料:1,500円【保護者の方々は、入館料が必要です】
 ※申込方法【しめ切り7月8日(日)消印有効】
  往復ハガキに参加希望の番号、日時、参加希望のこどものお名前、学校名、学年、保護者
  のお名前、住所、電話番号、返信用の宛名を記入し、郵送してください。
 ※1枚のハガキで3名まで申し込むことができます。参加希望のこども全員のお名前を
  ご記入ください。
 ※申込先:神戸市立博物館 「夏休み土器づくり」係

同時開催

南蛮美術企画展
Meeting with the West! ―西洋と出会った江戸美術―


古地図企画展
海と陸の「みち」―江戸時代を旅する―


ギャラリー 絵画コレクション展(7月14日〜9月23日)
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