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※終了した展覧会の情報です。
特別展 大英博物館 古代ギリシャ展
―究極の身体、完全なる美―
ディスコボロス
© The Trustees of the British Museum.
  2011年(平成23)3月12日(土)
          〜6月12日(日) (81日間)


※開館時間:
 午前9時30分から午後5時まで
  (入館は午後4時30分まで)
 金・土曜日は午後7時まで開館
  (入館は午後6時30分まで)

※休館日:
 月曜日・3月22日(火)
 ※ただし、3月21日(月)・5月2日(月)は開館
    会場の神戸市立博物館の所在・交通


古代ギリシャで誕生!−究極の身体、完全なる美−

 美術、文学、哲学、スポーツ―さまざまな文化が花開いた古代ギリシャ。なかでも“人類史上もっとも美しい”とも評されるギリシャ美術は、その後の西洋文明における「美」のお手本となりました。
 本展では、日本初公開となるギリシャ黄金時代の傑作≪円盤投げ(ディスコボロス)≫をはじめ、大英博物館が世界に誇るギリシャ・ローマコレクションから厳選された彫像、レリーフ、壺絵など135点を紹介します。そのほぼすべてが、人間の「身体」を表現したものです。人間の身体こそが、美の極致―古代ギリシャの人々がたどり着いた理想の「美」の全貌に迫ります。

★この展覧会の公式サイト

★展覧会内容★


本展覧会の出品目録

■第一章 神々、英雄、別世界の者たち Gods, Heroes and Outsiders

謎とロマンあふれるギリシャ神話の世界
 古代ギリシャの人々は、崇拝する神々を人間の姿で表しました。神と人間の中間に存在したのが英雄で、なかでも有名なのは超人ヘラクレスです。さらにギリシャ神話には、日常とは別の世界に属する奇想天外な怪物たちが登場します。
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≪ゼウス小像≫
(後1-2世紀 ブロンズ 高さ23.6cm 幅11cm 奥行10.8cm)
© The Trustees of the British Museum.
 ギリシャ最高峰、オリュンポス山の神々の統治者で、天空の主でもあったゼウス。このブロンズの小像の左手にはゼウスを象徴する雷霆(らいてい)、右手には錫杖(しゃくじょう)を有している。紀元前5世紀前半に建造されたオリュンピアのゼウス神殿には、彫刻家フェイディアスによって制作された黄金と象牙などからなる13mを超えるゼウスの威風堂々とした座像が祀(まつ)られていたと伝えられている。本小像にはその巨像の姿が反映されている。ゼウスの黄金象牙像は、古代世界の七不思議の一つ。


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≪黒像式アンフォラ:ネメアのライオン退治≫
(前520-前510年頃 陶器 高さ47.7cm 幅31.5 cm 奥行29cm)
© The Trustees of the British Museum.
 ヘラクレスは、神々の王ゼウスの子で、ギリシャ神話最大の英雄。十二の功業という困難を成し遂げた。この壺絵には、彼の第一の功業である「ネメアのライオン退治」が表現されている。描かれる場面は、ヘラクレスがレスリングで組み伏せるように、ライオンの首を押さえつける様相。ヘラクレスの手慣れた武器である棍棒は、彼に付き従う甥のイオラオス(左)が持ち、弓矢と靫はヘラクレスの背後に吊されている。ヘラクレスの守護女神アテナは、この戦いの様子を傍らで見つめている。

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≪スフィンクス像(おそらくテーブルの脚部)≫
(後120-140年頃 大理石 高さ84cm 幅80cm 奥行55cm)
© The Trustees of the British Museum.
 ギリシャ神話に出てくるスフィンクスは、女性の頭とライオンの体、鷲の翼を組み合わせた神聖獣。エジプトのスフィンクスと違って、ギリシャのスフィンクスは翼を持っている。スフィンクスは、墓の番人として、頻繁に墓標に表現された。オイディプスの神話によれば、テーバイ近郊の山に座していたスフィンクスは、「はじめは四本脚、それから二本脚、そのあと三本脚で歩く動物は何か」という謎かけをし、解けなかった者を喰い殺していたと伝えられる。

■第二章 人のかたち The Form

美の源流、理想の男女の身体
 身体をシンプルにかたどった偶像から理想的な裸体像、そしてリアリズムを追求した肖像まで、古代ギリシャにおける人体美の表現は、時代とともに変遷していきます。
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≪後期スペドス型女性像≫
(前2600-前2400年頃 大理石 高さ48.5cm 幅12.2cm 奥行7cm)
© The Trustees of the British Museum.
 この大理石製の小さな女性像は、紀元前3000年紀におけるキュクラデス美術の典型例とされている。身体の細部はもともと彩色が施されており、洗練された表現は、大理石彫刻に傾倒する古代ギリシャの偉大な伝統の幕開けを告げているようでもある。スペドスは、ナクソス島のある墓地に因む名称。多くが墓の中から出土していることから、人々の目にふれるものではなく、死者の冥府(めいふ)への旅立ちの付き添いとして制作された。


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≪アフロディテ(ヴィーナス)像≫
(ローマ時代(原作:前4世紀) パロス産大理石 高さ107cm 幅33cm 奥行35cm)
© The Trustees of the British Museum.
 アフロディテは美と愛欲の女神で、オリュンポス12神の中の女神であるが、もともとは、オリエントの豊穣多産の神であったと考えられている。本像は、紀元前360年頃、彫刻家プラクシテレスが作った彫刻をもとに、数多く生み出されたコピーの一つ。プラクシテレスが制作したアフロディテ像が祀(まつ)られたクニドスの町の神殿は、旅行者を惹(ひ)きつける人気の場所で、沐浴(もくよく)のために裸となった女神の姿を見る者は、あたかもアフロディテの不意を衝き、のぞき見するような感覚に陥ってしまうとされた。

■第三章 オリンピアとアスリート Olympia and Athletics

究極に挑む!オリンピックの原点
 古代ギリシャでは、運動競技は男性市民の早期教育に欠かせないものでした。四大神域のひとつオリンピアで四年に一度開催された競技祭には全ギリシャから選手と観客が集まり、オリンピアは古代オリンピック発祥の地となりました。
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≪円盤投げ(ディスコボロス)≫
(後2世紀(原作:前450-前440年頃) 大理石 高さ169cm 幅105cm 奥行63cm)
© The Trustees of the British Museum.
 古代ギリシャ人の象徴として、著名な大理石彫像の一つ。円盤を投げる直前の運動選手−若々しく、かつ鍛えられた肉体像−は、まさにギリシャ人が理想とした身体像を表現しているといえよう。手足と胴体は、バランスとリズムを調和させるという理想に基づいて配置され、一つの視点から鑑賞されるようになっている。この彫像は紀元前5世紀半ばにギリシャの彫刻家ミュロンが作ったブロンズ像を手本に制作された、ローマ時代(後2世紀)のコピーである。オリジナルのブロンズ像は現存しないが、ディスコボロスのコピー作品は多く遺されている。


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≪黒像式パナテナイア競技祭アンフォラ:長距離走≫
(前530-前520年頃 「エウフィレトスの画家」画 ギリシャ、アテネ
 高65.3cm 幅40cm 奥行40cm)
© The Trustees of the British Museum.
 腕の位置から判断すると、4人の走者は短距離走ではなく長距離走の選手であろう。陶器画家は同じポーズを繰り返し用いることで、目に心地よい、規則的な構図を作り出している。

■第四章  人々の暮らし Daily Life

生と死、愛と欲望の多彩な表現
 誕生、結婚、死・・・古代ギリシャの人々は、その生涯でさまざまな通過儀礼を体験していきました。日用品を含む幅広い造形物のなかには、人間の愛と欲望のおおらかな表現が見られます。
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≪エロス(キューピッド)像≫
(後2世紀 大理石 高さ60.5cm 幅44cm 奥行26cm)
© The Trustees of the British Museum.
 エロスは愛の女神アフロディテの息子で、青年男性と少年の愛をも含む、欲望の擬人像である。ギリシャ人は、このエロスが翼を持つ少年であり、彼の矢に射られると欲望の虜(とりこ)となると考えていた。この大理石像では、翼を持つ思春期の少年が、右手に弓を持ち、矢を放った方向に眼差しを注いでいる。エロス像は、しばしばギュムナシオン(古代ギリシャにおける運動場の設けられた教育施設:「ギュムノス」は古代ギリシャ語で「裸」の意)に飾られたが、ここで若者たちが賞賛、誘惑される場ともなった。この小像は、紀元前4世紀後期に、リュシッポスによって制作されたオリジナル彫刻のコピーと考えられる。


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≪ヘラクレスの結び目のある冠≫(部分)
(前300-前280年 金・ガーネット 長さ28cm)
© The Trustees of the British Museum.
 この冠(ディアデマ)は、3本の螺旋状の金のリボンで形成され、その中央にはヘラクレスの結び目が施されている。この中央部には、円形のガーネット(石榴石)と、青や緑の七宝焼きが嵌(は)め込まれている。ガーネットはおそらく後代の補修時に、付け加えられたものであろう。
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≪耳飾り≫
(前330-前300年 金 縦6cm)
© The Trustees of the British Museum.
 耳飾りの円盤部分と円錐部分には女性像が挟まれており、左右にはイユンクス(欲望をかき立てるという恋のお守り)を持ったエロスが吊り下がっている。


【主 催】
  神戸市立博物館、大英博物館、朝日新聞社、NHK神戸放送局、NHKプラネット近畿

【後 援】
  外務省、文化庁、ブリティッシュ・カウンシル

【協 賛】
  花王、みずほ銀行、三菱商事、大伸社、きんでん

【特別協力】
  兵庫県学校厚生会

【協 力】
  チャイナエアライン、日本航空


★入館料(常設展示も合わせてご覧いただけます。)


当日券 前売券(3月11日まで)団体券(30名以上)
一 般 1,500 円 1,300円1,200 円
高校・大学生 1,100円 900円800円
小・中学生 600円 450円400円


 前売券の販売期間:1月14日(金)〜3月11日(金)
  ※展覧会の会期中は、前売券の販売はいたしませんので、ご注意ください。


※満65歳以上で、神戸市すこやかカード(老人福祉手帳)持参の方は、当日一般料金が半額。
※団体は30名以上。
※障がいのある人は身体障がい者手帳・療育手帳などの提示で無料。
※神戸市および隣接6市1町、淡路3市、鳴門市、徳島市の小・中学生は、
 「のびのびパスポート」の提示により無料。


 ≪円盤投げ(ディスコボロス)≫
 公式カプセルフィギュア付き前売券(1,500円)を2,000枚限定で販売(一般のみ)
  制作:海洋堂 / 監修:大英博物館  フィギュアの高さ:約6p
  ※フィギュアは会期中、会場にて引き換えます。

   ※会期中、本展会場限定で、≪円盤投げ(ディスコボロス)≫を含む
   6種のフィギュアがカプセル自動販売機で購入できます。(1回400円)


★関連イベント★

1.記念講演会

①3月12日(土)
イアン・ジェンキンズ氏(大英博物館ギリシャ・ローマ部シニア・キュレーター)
「古代ギリシャ美術と社会における人間の身体について」

②4月16日(土)
青柳正規氏(国立西洋美術館館長)
「ギリシャ人の男性美と女性美(仮)」

いずれも午後2時〜3時30分 会場:地階講堂
 ※先着順、定員180名。
 ※当日午後1時より地階講堂前で入場整理券を配布。
 ※聴講無料。ただし、特別展「大英博物館 古代ギリシャ展」の入館券が必要

2.こども向けイベント

 春休み親子鑑賞会

 日 時:3月28日(月) 午前9時15分〜12時30分
     ※解説会:①午前9時45分〜 ②午前10時30分〜 ③午前11時15分〜(各回30分程度)
 対 象:中学生以下のこどもとその保護者
 募集人数:各回200名(計600名)。
 会 場:地階講堂・展覧会会場
 参加費:無料 ただし保護者の方々は入館料が必要
        (2名様まで「大英博物館 古代ギリシャ展」の団体料金1,200円で入館できます)
申込方法:
・往復はがきに参加希望のこども全員の名前、学校名、学年、保護者の名前、住所、
 電話番号、返信用の宛名(「行」ではなく「様」でお願いします)を記入し下記まで郵送してください。
・1枚のはがきで複数の講座への申し込みはできません。
・1枚のはがきで兄弟姉妹や友達、本人を含めて3名まで申し込むことができます。。
・応募多数の場合は抽選となります。
締切  3月14日(月)必着
・申込先 〒650-0034 神戸市中央区京町24
      神戸市立博物館「春休み親子鑑賞会」係

こどものためのワークショップ


①4月9日(土)「古代ギリシャの彫刻に挑戦!」
           紙粘土を使って、古代ギリシャの彫刻に挑戦します。
②5月28日(土)「古代ギリシャの壺絵に挑戦!」
           コルクボードを使って、古代ギリシャの壺絵に挑戦します。

 対 象:小学4年生〜中学生
 定 員:各回20名。申込多数の場合は抽選。
 会 場:当館地階考古学習室
 時 間:各日 午後2時〜4時
 参加費:500円 ただし保護者の方々は入館料が必要
        (2名様まで「大英博物館 古代ギリシャ展」の団体料金1,200円で入館できます)

申込方法:
・往復はがきに参加希望講座名、参加希望のこども全員の名前、学校名、学年、保護者の名前、
 住所、電話番号、返信用の宛名(「行」ではなく「様」でお願いします)を記入して、
 「こどものためのワークショップ」係まで郵送してください。
・1枚のはがきで複数の講座への申し込みはできません。
・1枚のはがきで兄弟姉妹や友達、本人を含めて3名まで申し込むことができます。
・応募者多数の場合は抽選となります。
・締 切:①3月28日(月)必着
     ②5月16日(月)必着

こどもの日スペシャル

解説を聞いたあと、古代ギリシャを楽しく学びます。
 日 時:5月5日(木・祝)  
  ①午前の部 午前10時〜12時  ②午後の部 午後2時〜4時
 対 象:小・中学生
 定 員:各回100名(計200名)
 会 場:当館地階講堂・展覧会会場
 参加費:無料 ただし保護者の方々は入館料が必要
        (2名様まで「大英博物館 古代ギリシャ展」の団体料金1,200円で入館できます)


・申込方法:
 往復はがきに参加希望時間の番号とこども全員の名前、学校名、学年、保護者の名前、住所、
 電話番号、返信用の宛名(「行」ではなく「様」でお願いします)を記入し下記に郵送してください。
 なお、1枚のはがきで複数の講座への申込みはできません。
・1枚のはがきで兄弟姉妹や友達、本人を含めて3名まで申し込むことができます。
・応募多数の場合は抽選となります。
・締切 4月23日(土)必着
・申込先 〒650-0034 神戸市中央区京町24
      神戸市立博物館「こどもの日のスペシャル」係

障がい者のための鑑賞会

障がい者の方に限定した展覧会鑑賞会です。
 日 時:5月9日(月)
     午後1時〜午後4時(入館は午後3時まで)
 対 象:障がい者手帳・療育手帳等をお持ちの方とその介護者1名
 定 員:500名(手帳所持の方の人数、応募多数の場合は抽選)
 料 金:無料(ただし喫茶室・図録・記念グッズ・音声ガイド等は有料)

・申込方法:
 往復はがきに郵便番号・住所・名前・電話番号・介護者の名前・
 返信用の宛名(「行」ではなく「様」でお願いします)を記入し下記に郵送してください。
 原則として1通につき障がい者1名と介護者1名(ただし介護に必要な実際の人数の記入も可)で
 お申し込み下さい。グループでの応募も可能です。その場合、グループ名・代表者の名前・
 連絡先の郵便番号・住所・電話番号・参加人数(手帳所持者・介護者)を明記して下さい。
・締 切:4月18日(月)必着
・申込先:〒650-0034 神戸市中央区京町24
      神戸市立博物館「大英博物館古代ギリシャ展 障がい者のための鑑賞会」係

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