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※終了した展覧会の情報です。
特別展 美しきアジアの玉手箱
シアトル美術館所蔵 日本・東洋美術名品展

平成21年(2009)9月19日(土)〜12月6日(日)
午前10時〜午後5時
金曜日と神戸ルミナリエ期間中(12月3日〜6日)は午後7時まで開館
(いずれも入館は閉館の30分前まで)

※休館日:毎週月曜日(ただし祝日の場合は開館)
  および9月24日(木)、10月13日(火)、11月24日(火)

    会場の神戸市立博物館の所在・交通


シアトル中心部の眺望 水と緑に囲まれたその美しさから「エメラルド・シティ」の愛称を持つアメリカ合衆国北西部のワシントン州最大の都市、シアトル。神戸市とは1957年に姉妹都市提携が結ばれ、以来、両市は様々な交流事業を通じて友好を深めてきました。
 1933年に設立されたシアトル美術館は、世界中の美術品を網羅する米国屈指の美術館です。コレクションの中核をなすのは、約7,000件の日本および東洋美術コレクションで、今回この中から精選された優品98件がシアトルの姉妹都市・神戸にやってきます。同館のコレクションがまとまったかたちでアメリカ国外で公開されるのは世界で初めてのことです。
 日本美術では、鎌倉時代の仏教絵画の名品「地獄草紙断簡」や、玉手箱を開けようとする浦島の姿を描く漆工の名品「浦島蒔絵手箱」、<琳派>の巨匠・本阿弥光悦と俵屋宗達の合作「鹿下絵和歌巻」、圧倒的な存在感を放つ屏風絵「烏図」など、貴重な作品が里帰りします。中国美術では、全米屈指のコレクションとして知られる陶磁器をはじめ、青銅器、玉器、銀器、漆器など、工芸の優品が勢ぞろいするほか、韓国、東南アジア、インドの逸品の数々も紹介します。
 多彩な国や時代の名品がぎっしりとつまった、<美しきアジアの玉手箱>と呼ぶにふさわしい珠玉のコレクションを存分にお楽しみください。
シアトル・アジア美術館 シアトル美術館(ダウンタウン) 写真:シアトル市の中心部(上)
シアトル美術館を構成する「シアトル・アジア美術館」(左)と「シアトル美術館(ダウンタウンの本館)」(右)

・シアトル美術館公式ホームページ(英語)

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上の写真:
《烏図(からすず)》右隻
六曲一双 江戸時代・17世紀前半
Photo: Seiji Shirono, National Research Institute for Cultural Properties, Tokyo
 まばゆい金地に描かれた烏の大群。その烏は1羽1羽細部にわたって極めて精巧に描かれ、黒く輝く目玉や羽根のひとつひとつまで表現され、この画家の旺盛な観察力を示している。飛翔し、休息し、戦い、扇動する烏たち。このような群像表現を、いったい誰が、何の意味を込めて描いたのか、まったく明らかにされていない。観る人に強烈な印象を、謎めいた胸騒ぎとともに焼き付ける、シアトル美術館のシンボルとも言える屏風絵。

★展覧会内容★


シアトル美術館からの98件+《鹿下絵和歌巻》国内所蔵分断簡
本展覧会の出品目録
  ※シアトル美術館所蔵作品98件は、全期間展示します。
  ※シアトル美術館所蔵《鹿下絵和歌巻》は、全ての部分を全期間展示します。
  ※《鹿下絵和歌巻》の個人蔵・MOA美術館蔵の断簡は10月4日まで、
    サントリー美術館蔵の断簡は、10月6日から18日まで展示。

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《地獄草紙断簡 咩声地獄(じごくぞうしだんかん びしょうじごく)
1巻 平安時代末期〜鎌倉時代初期・1200年頃 Photo: Susan A. Cole
 鉄製の武器を持った2匹の馬頭羅刹(らせつ)と、燃え盛る地獄の炎にはさまれ、逃げ惑い、苦しみの悲鳴をあげる裸形(らぎょう)の僧侶達。生前に「動物を打ち悩ました」報いとして、死後「動物に打ち悩まされる」という「咩声地獄」の情景を描いた絵巻の断簡である。かつては、幕末から昭和初期にかけて活躍した実業家にして茶人・益田鈍翁(ますだどんのう)のコレクションであった。
 肥痩(ひそう)のある軽やかな墨線と抑制された淡彩は、画面全体にひかれた輝く雲母(きら)と相まって地獄の情景に上品さを与えている。細部に眼を移すと、鬼の不気味さを際立たせる朱と淡墨による同系色の微妙な陰影、ゆらゆらとゆらめく上品な炎も秀逸で、習熟した絵師の技を感じさせる。平安〜鎌倉時代の過渡期の作風を示す、不気味さと諧謔性(かいぎゃくせい)、品格を兼ね備えた愛すべき逸品である。

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《五美人図(ごびじんず)
1幅 葛飾北斎 江戸時代・文化年間頃(1804〜1818)  Photo: Susan Dirk
 縦長の画面のなかに、描き重ねられているのは、実際に同じ場所に鉢合わせになるとは考えづらい5人の女性たち。筆をとって思案している高貴な婦人、竹製の如雨露(じょうろ)で菊に水をやる裕福な町娘、揚帽子(あげぼうし)をかぶり虫籠模様の着物を着こなす御殿女中と思われる女性、豪華な衣裳を身にまとう花魁(おいらん)。この4人の女性の視線や姿勢は意地の張り合いとも言える緊張感があるが、その手前で、我関せずの態で年増の女性が読書に夢中になっているのが面白い。北斎が優雅でふくよかな女性表現を得意としていた頃の作品だが、独特な着想による空想的な集団美人図として仕立てられている。

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《浦島蒔絵手箱(うらしままきえてばこ)
1合 鎌倉時代・14世紀 Photo: Seattle Art Museum

 手箱とは、化粧道具などを収める箱のこと。内に懸子(かけご)と呼ばれる受け盆をしつらえるのが定型である。手箱は、櫛(くし)、簪(かんざし)、香、小型の硯箱、料紙(りょうし)、枕なども収めるのに用いられた。
 本器は、浦島の手箱と呼ばれ、シアトル美術館の日本美術を代表する名品である。外側総体は、沃懸地(いかけじ)による花菱を入れた亀甲つなぎ文様で埋めつくし、接合部の口縁(こうえん)に錫(すず)の縁をめぐらし、側面に金銅製の紐金具を打っている。蓋裏には黒漆塗りに研出蒔絵(とぎだしまきえ)によって、松が生える洲浜(すはま)で、まさに玉手箱を開けようとする若い浦島を表現している。右遠景は亀が宝城を背負う蓬莱島(ほうらいとう)の描写、周囲に鶴を配する。浦島伝説から採られた意匠だが、竜宮城ではなく蓬莱島が配され、さらに鶴亀のモチーフを加えて浦島の長寿の祝言性(しゅうげんせい)を盛りこんでいる。


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《鹿下絵和歌巻(しかしたえわかかん)
1巻 本阿弥光悦書/俵屋宗達画 桃山時代〜江戸時代・1610年代
Photo: Seiji Shirono, National Research Institute for Cultural Properties, Tokyo
 作陶や漆工、そして当代きっての能書家として知られる本阿弥光悦と、彼に触発されて「琳派」最初の大画家として活躍した俵屋宗達。そのコラボレーションの傑作がこの和歌巻である。光悦が流麗かつ大胆に散らし書きするのは、秋の憂愁と切ない恋心をつづる、新古今和歌集所収の12首。その下地に宗達が描くのは、金銀の霞がたなびく秋の野に、鹿たちが群がり、見つめあい、跳躍する、夢見るような情景である。
 本来は20メートルを超す、28首の和歌を盛り込む作品だったが、惜しくも切断され、現在は断簡として諸所に分蔵されている。シアトル美術館所蔵のものは後半部分がひと続きの状態で伝存している。

  ※個人蔵・MOA美術館蔵の断簡は10月4日まで、サントリー美術館蔵の断簡は、10月6日から18日まで展示。
   


主 催
神戸市立博物館、読売新聞大阪本社、シアトル美術館、NHK神戸放送局

後 援
外務省、文化庁、アメリカ大使館

協 賛
岩谷産業、きんでん、清水建設、大和ハウス工業、ダイワボウ情報システム、
非破壊検査、光村印刷

協 力
全日空、日本貨物航空

★入館料(常設展示も合わせてご覧いただけます。)


区分 入館料(1人1回につき)
 当 日   前売券 ※  団体券(30人以上)
一 般 1300円 1100円 1000円
高校生・大学生 900円 800円 700円
小学生・中学生 500円 400円 350円

*高校・大学生は高等学校、高等専門学校、大学(短期大学、大学院も含む)、
 専修学校(専門学校、予備校も含む)で学生証によって身分を確認できる方
*満65歳以上で、「神戸市すこやかカード(老人福祉手帳)」持参の方は、
 当日一般料金が半額。
*障がい者の方で障がい者手帳持参の方は無料。
*神戸市および隣接6市1町、淡路3市、鳴門市、徳島市の小・中学生は、
 「のびのびパスポート」の提示により無料。

★関連イベント★

記念講演会

9月19日(土) 午後2時〜3時30分
 白原由起子氏(シアトル美術館ゲストキュレーター/根津美術館学芸課長)
 「シアトル美術館に集うアジアの至宝 ―コレクションの歩みとハイライト―」

10月31日(土) 午後2時〜3時30分
 川野憲一(当館学芸員)
 「美と信仰の競演 ―シアトル美術館所蔵珠玉の仏教美術」

11月21日(土) 午後2時〜3時30分
  塚原晃(当館学芸員)
   「シアトル美術館の近世日本美術 ―その謎と魅力」

  ※いずれも先着順、定員180名。
  ※当日午後1時より地階講堂前で入場整理券を配布。
  ※聴講無料。ただし、入館券が必要。

ジャズの夕べ

 10月9日(金) 午後5時〜6時30分(午後4時30分開場)
   会場:当館地階講堂
 北浪良佳(Vocal)
  神戸市出身。2004年第5回神戸ジャズ・ヴォーカル・クイーン・コンテスト優勝。
  同年、シアトルのライブハウスJAZZALLEYでの単独公演が好評を博した。
  2007年、ファースト・アルバム LITTLE GIRL BLUE をリリース。
  ※先着順、定員180名。
  ※当日午後4時より地階講堂前で入場整理券を配布。
  ※鑑賞無料。ただし、入館券が必要。

障がい者のための鑑賞会

障がい者対象の自由観覧を休館日におこないます。
日 時:10月13日(火) 
午後1時〜4時(入館は午後3時まで)
対 象:障がい者手帳・療育手帳等をお持ちの方とその介護者1名
定 員:500名(手帳所持者の人数、応募多数の場合は抽選)
料 金:無料
※ただし喫茶室、図録、記念グッズ、音声ガイド等は有料 

申込方法:
☆往復ハガキに、住所、氏名、電話番号、介護者氏名、返信用宛名(「行」ではなく「様」でお願いします)を記入し郵送。
☆原則、1通につき障がい者1名と介護者1名(ただし介護に必要な実際の人数の記入でも可)でお申し込みください。
 グループでの応募も可能です。その場合、グループ名、代表者氏名、連絡先の住所、電話番号、
 参加人数(手帳所持者・介護者)を明記してください。
☆締切 10月5日(月)必着
☆申込・問合先 〒650−0034 神戸市中央区京町24
          神戸市立博物館 
          「シアトル美術館展 障がい者のための鑑賞会」係
       電話 078-391-0035

こども向けイベント

*コーベアーと写真をとろう!

シアトル生まれのパパと神戸生まれのママから生まれた今話題のキャラクター「コーベアー」が博物館にやってきて、子どもたちと写真撮影会を行います。
  日 時:9月21日(月・祝) 午前10時〜午後5時
      11月15日(日) 午後12時〜12時30分、午後2時30分〜午後3時、午後3時30分〜午後4時
  会 場:当館1Fロビー
   ※撮影無料。ただし、入館券が必要。

*ジュニアミュージアム講座

①10月24日(土)「お気に入りの動物でオリジナル金屏風をつくろう!」
②11月14日(土)「自分だけのオリジナルお面をつくろう!」
③11月28日(土)「姉妹都市神戸とシアトルの歴史をまなぼう!」
対 象:小学校4年生〜中学生
定 員:20名。申込多数の場合は抽選。
会 場:当館地階考古学習室
時 間:各日 午後2時〜4時
参加費:無料
【ただし、保護者の方は1名につきシアトル美術館展の団体料金1,000円が必要】

申込方法:
☆ お電話 078-391-0035 神戸市立博物館「ジュニアミュージアム講座」係まで。

*シアトル美術館展親子鑑賞会

日 時:11月15日(日) ①午前10時30分〜12時  ②午後2時〜3時30分
対 象:中学生以下の子どもとその保護者
定 員:各100名。申込多数の場合は抽選。
会 場:当館地階講堂
参加費:無料
【ただし、保護者の方は1名につきシアトル美術館展の団体料金1,000円が必要】

申込方法:
☆ お電話 078-391-0035 神戸市立博物館「親子鑑賞会」係まで。

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