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※終了した展覧会の情報です。
第100回特別展 コレクションの精華
つたえたい美と歴史

   2008年(平成20)7月19日(土)〜8月31日(日)
 午前10時00分から午後5時00分まで(入館は午後4時30分まで)
 金曜日は午後7時まで開館(入館は午後6時30分まで)

  ※休館日:毎週月曜日
      (ただし、7月21日(月・祝)は開館、7月22日(水)は休館)

    会場の神戸市立博物館の所在・交通


 神戸市立博物館は1982(昭和57)年11月に開館し、開館25年にあたる昨年12月5日には700万人目の入館者をお迎えすることができました。また第1回の開館記念展より、年3〜4回の特別展を開催し、この展覧会でちょうど100回目を迎えます。一方、当館のコレクションは、国宝の桜ヶ丘銅鐸・銅戈群をはじめとする考古・歴史資料、池長孟(いけながはじめ)が収集した南蛮屏風(重要文化財)などの美術資料、南波松太郎(なんばまつたろう)・秋岡武次郎(あきおかたけじろう)が収集した古地図資料からなり、特色のあるコレクションとして高く評価されています。
 特別展100回を記念した本展では、最近の研究成果をふまえた新たな視点で収蔵品を選りすぐり、当館の誇る名品の数々、150余件を全館の展示室を利用して紹介します。ザヴィエル像など教科書にも登場し、内外から高く評価されている名品はもちろん、当館の収蔵品の幅広さ、奥深さを語るユニークな名品も展示します。また昨年に引きつづき、この夏も、『コレクションの精華』展の名品にちなんだこども向けワークショップや、親子で楽しむ体験講座を行います。

右の写真:
《国宝 桜ヶ丘銅鐸(さくらがおかどうたく)・銅戈(どうか)群》
 弥生時代中期  21口
 神戸市灘区の石屋川上流、六甲山南斜面の標高240m付近の通称「神岡(かみおか)」という尾根の東斜面で、昭和39年(1964)土取り作業中に発見された。14口の銅鐸と武器形祭器である銅戈7口が、ともに埋納(まいのう)された稀有(けう)な事例である。発見者の記憶と、最初に出土した11号銅鐸に残る傷跡や、出土時に付着していたサビや土の様子から埋納状況が推定できる。このように銅鐸が土中に埋納されるのはなぜか。これは最大の謎であるが、墓などの特定個人への副葬品としては出土例がなく、ムラの共有物であったと考えられる。弥生時代の祭祀(さいし)形態だけでなく、当時の社会全体を考える上でも貴重な資料であり、昭和45年(1970)に国宝に指定された。
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★展覧会内容★


本展覧会の出品目録(約150件)

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《蒔絵桜花南蛮人文鞍(まきえおうかなんばんじんもんくら)
(押部谷小学校旧蔵)
 天文7年(1538)、文様は桃山時代 1背
文明年間(1469〜87)から盛んに作られた海無(うみなし)の水干鞍(すいかんぐら)(宮中に仕えた官人が、日常着の水干で乗馬するため軽微に作られた鞍)。両輪にサクラ科の材を、居木(いぎ)にはサワグリやミネバリと呼ばれる広葉樹を用いる。
 薄い漆下地(うるししたじ)に黒漆を塗り、朱漆で上塗りを施す。前輪(まえわ)に5人、後輪(しずわ)に6人の南蛮人文様を金の薄肉高蒔絵(うすにくたかまきえ)で、両輪の内側と居木に桜花を金の平蒔絵(ひらまきえ)で表す。カピタンや従者などの南蛮人文の表面は強く擦り取られ、当初の蒔絵粉はかなり失われている。居木裏の銘「天文七年二月日」と花押によって鞍の製作は天文7年(1538)と知られるが、蒔絵文様は、蒔絵技法や南蛮人文から、鞍の成立に遅れて慶長頃に施されたものと推察される。
 播州三木の城主、別所長治(べっしょながはる)の所用と伝えられ、子孫が旧明石郡福住尋常高等小学校(現神戸市立押部谷小学校)に寄贈。大正9年(1920)より京都帝国大学文学部に寄託されていたが、昨年神戸市に戻された。
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《南蛮屏風》
狩野内膳筆
桃山時代、16世紀末期〜17世紀初期 6曲1双
重要文化財
 ゴアやマカオなどアジアでのポルトガル人の拠点都市をイメージしているのだろうか、左隻に描かれているのは想像上の異国風景。この街の有力者の邸宅やキリスト教の聖堂と思われる奇想天外な建物をあとにして満帆の南蛮船が出港していく。右隻は、おそらく長崎での日欧交流をイメージした場面で、貿易品の陸揚げ、カピタン一行の行進と出迎えるイエズス会やフランシスコ会の信者たちを描いている。背後には舶来物を扱う商店、そして教会(南蛮寺)内部の宗教儀式も描かれている。全世界で90件以上の現存が確認されている南蛮屏風の中でも、その華麗な色彩と入念な細密描写が突出している作品。筆者の狩野内膳(かのうないぜん、1570〜1616)は豊臣家のお抱え絵師で、秀吉の晩年から秀頼の在世期に活動した。
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《摂州神戸海岸繁栄之図》
長谷川小信(このぶ)(二代貞信(さだのぶ))画
明治4年(1871) 3枚続
 雑居地の海岸通から、東に続く居留地の海岸通を描く。中央の小さな突堤はメリケン波止場。港には和船や外国船が浮かぶ。西洋風の建物が建ち並ぶ居留地海岸通の奥にある「電信機」と書かれた洋館は、明治3年(1870)に神戸〜大阪間に創設された電信仮局。馬車・人力車・自転車などの新しい乗物、行き交う外国人や日本人、商談を交わす中国人と日本人が一堂に描かれ、開港場・神戸で新しい時代の息吹(いぶき)に接した絵師の感動が伝わってくるようだ。
 絵師の小信(1848〜1941)は大阪の浮世絵師で、明治8年(1875)に二代貞信を襲名。小信時代を中心に、神戸や大阪の文明開化期の風景や風俗を題材にした開化絵を数多く描き、戦争絵や錦絵新聞、輸出茶の商標や引札、芝居番付など幅広いジャンルを手がけた。
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《聖フランシスコ・ザヴィエル像》
江戸時代、17世紀初期 1面
重要文化財
 ナバラ生まれのイエズス会創立会員で宣教師(せんきょうし)、ザヴィエルの聖画像。ザヴィエルは東アジア地域のキリスト教布教の草分けで、天正18年(1549)鹿児島に上陸し、日本に初めてキリスト教を伝えた重要な人物。本図は、光輪をつけ、手に神への燃える愛を象徴する赤い心臓を抱き、キリストの磔刑(たっけい)像を見上げ、口から「主よ充分です。充分に満たされています。」というラテン語文を発する姿を描く。イエズス会の布教活動の中で西洋画の手ほどきを受けた絵師が、輸入された銅版画を手本にして、礼拝画として制作したと推定される。
 本図は、高山右近の旧領、旧千提寺(せんだいじ)村(現茨木市)の旧邸に伝わった「開けずの櫃(ひつ)」に秘匿(ひとく)されていたもので、大正9年(1920)の調査で「マリア十五玄義図(じゅうごげんぎず)」などとともに発見された。禁教で破却された聖画のうち、伝世した数少ない江戸時代初期の洋風画として重要。

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《伊能小図・西日本図》
伊能忠敬(いのうただたか) 江戸時代・文政4年(1821)1舗
寛政12年(1800)からはじめられた伊能忠敬(1745〜1818)の測量は、文化13年(1816)まで、足かけ17年に及んだが、その成果は大図214枚、中図8枚、小図3枚からなる「大日本沿海輿地全図(えんかいよちぜんず)」として文政4年(1821)7月に結実した。わが国の地図作成史における初の実測日本図である。しかし、この時幕府に上呈された図は明治6年(1873)の皇居火災によって焼失し、後に東京帝国大学に提出された伊能家の副本も大正12年(1923)の関東大震災で焼失したといわれている。現存する「伊能図」は、大名家の手元に遺されたものや模写図などである。本図は、彩色描写などの点においてその特徴を良く伝えており、現存する伊能小図のなかでも優品として知られている。


【主 催】
  神戸市立博物館

【後 援】
 NHK神戸放送局

【協 力】
 財団法人 伊藤文化財団

★入館料(常設展示も合わせてご覧いただけます。)


当日券 団体券(30名以上)
一 般 600 円 300 円
高校・大学生 400円 250円
小・中学生 250 円 150 円
※シルバー 300 円 --

※シルバーは65歳以上で、神戸市すこやかカード(老人福祉手帳)持参の方。
※団体は30名以上
※高大生は高等学校、高等専門学校、大学(短期大学、大学院も含む)、
 専修学校(専門学校、予備校も含む)で学生証によって身分を確認できる方
※障がい者手帳持参の方は無料。
※神戸市および隣接6市1町、淡路3市、鳴門市、徳島市の小・中学生は、
 「のびのびパスポート」の提示により無料。

★関連イベント★

1.記念講演会

 8月2日(土) 午後2時00分〜3時30分 塚原 晃(当館学芸員) 
   「当館近世絵画コレクションへのいざない」
 8月16日(土) 午後2時00分〜3時30分 三好 唯義(当館学芸員・事業係長) 
   「博物館の古地図コレクションとその価値」
  * 会場はいずれも地階講堂。先着180名。聴講無料。
  * ただし、「コレクションの精華」展の入館券が必要。

2.ギャラリートーク

 毎週日曜日 午後2時00分〜 20分程度
  7月20日(日) 岡 泰正(当館学芸員・主幹)<美術>
  7月27日(日) 田井玲子(当館学芸員)<歴史>
  8月3日(日) 勝盛典子(当館学芸員)<美術>
  8月10日(日) 金井紀子(当館学芸員)<近代美術>
  8月17日(日) 高久智広(当館学芸員)<歴史>
  8月24日(日) 橋詰清孝(当館学芸員)<考古>
  8月31日(日) 国木田明子(当館学芸員)<古地図>
* ギャラリートークは展示会場にて行ないます。

3.こども向けイベント

  下記の内容で、こども向けの講座・ワークショップを行ないます。
  各イベントの申し込み方法など、詳しくはこちらを

こどものためのワークショップ

 金属をとかして鏡をつくろう(7/24)・源平合戦の立版古をつくろう(7/31)・
 南蛮屏風をつくろう(8/7)・神戸外国人居留地を歩こう(8/14)・
 江戸時代の地球儀をつくろう(8/21)・司馬江漢に挑戦しよう(8/28)

博物館たんけん隊

 7/19 ふだんは見られない博物館の裏側を探ります。

まなぼう!あそぼう!〜親子で楽しむ体験講座〜

 古代人の生活を知ろう・拓本をとろう・
 ぬり絵でザヴィエルの掛け軸をつくろう・伊能忠敬に挑戦しよう

夏休み土器づくり教室

 成形:7/26・7/27
 焼成:8/9


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