*神戸市立博物館の最新情報など当館の休館日・料金・様々な設備などについて常設展示の説明です特別展示案内です当館所蔵の名品を紹介します学校関係者は必見です当館独自の展示・普及・資料保存活動について阪神大震災当時の当館の状況神戸市ホームページへ
目次古代神戸中世神戸近世神戸近代神戸神戸と近代美術
古地図南蛮美術東西交流長崎絵画江戸絵画江戸版画工芸
名品撰:江戸の絵画
ちょうせんつうしんしらいちょうず
朝鮮通信使来朝図
江戸時代 延享5年(1748)頃 羽川藤永筆
ic ↓写真をクリックすると拡大表示されます(Google Art Project)。

朝鮮通信使来朝図
 容儀を正して整然と行進する騎馬人物を含む朝鮮通信使を透視図法を採りいれて描いた風景画。このような様式は1740年代の江戸に誕生し、画中の事物が立体的に見えることから浮絵(うきえ)と呼ばれた。本図の箱書きにも「浮絵」と見える。本図は将軍の交替の際などに来日した朝鮮通信使のうち、寛延元年(1748)第10回の通信使の行列をもとにして描いていると推定される。要人とその一行が将軍への挨拶を終えて、使館の浅草本願寺へ戻るため常磐橋(ときわばし)を渡り、本町(ほんちょう)二丁目を過ぎていく情景を描いている。
 収納箱の貼紙からこの図が、徳川吉宗の第二子、田安宗武の子で、宝暦3年(1753)に9歳で夭折した小次郎(孝慈院)の愛玩の作品であったことがわかる。小次郎の死後、宝暦4年に理性院尼から東叡山寛永寺の子院で、小次郎が葬られた凌雲院の僧正光俊に贈られ、さらに光俊から宝暦11年(1761)に延暦寺までもたらされたらしい。本図が実際の通信使の細部と異なるため、山王祭りの唐人行列と見なす意見があるが、祭りの情景だけとは言いきれず、通信使の行列が主で、それに祭りの記憶が混在して作画されていると考えられる。

参考文献:
神戸市立博物館特別展『コレクションの精華』図録 2008
・岡泰正『めがね絵新考 ―浮世絵師たちがのぞいた西洋』筑摩書房 1992

    紙本著色
    69.7×91.2
    1幅
    池長孟コレクション
この資料・作品の展示について    写真画像の権利関係とご利用について

→「名品撰:江戸の絵画」インデックスへ→
トップ利用案内常設展示特別展示▲名品撰学校との連携学芸活動大震災
 神戸市立博物館 〒650-0034 神戸市中央区京町24
 電話 078-391-0035
 メール:museum@office.city.kobe.lg.jp
博物館サイトの作成責任者:博物館学芸課長 小野田一幸
Copyright 2002〜  City of Kobe
      Kobe City Museum all right reserved