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名品撰:古代の神戸
きたでらちしききょう だいちどろんかんだい91
既多寺知識経(大智度論巻 第九十一) 
奈良時代 天平6年(734)
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既多寺知識経(大智度論巻 第九十一)
 大智度論は、インドの龍樹が著わした全百巻の大般若経に関する注釈書で、中国・日本の仏教界で大変、重視された。本書は、その跋文に「天平六年歳次(甲戌)十一月廿三日寫●磨國賀茂郡既多寺 針間国造赤刀自」とあり、天平六年(734)に播磨国造赤刀自が、知識(信仰を同じくする集団)の一人として、巻第九十一を既多寺(現在の加西市北町・殿原町所在の殿原廃寺と推定)に奉納したことが分かる。
 既多寺知識経として知られるこの大智度論の一群には、赤刀自の他、諸乙、山守、角麿など地方豪族の姓が数多く記されており、八世紀における地方と仏教の関係を知る上で興味深い。知識経は、既多寺に納められた後、藤原氏の氏寺・山階寺を経て、9世紀に石山寺に移されたが、多くは散逸してしまった。謹直な文字からは、佛教に対して真摯に向き合う当時の人間の息遣いが感じられる。

参考文献:
神戸市立博物館特別展『コレクションの精華』図録 2008
   
    紙本墨書
    24.0×955.0
    1帖
    1980年度購入
   
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