*神戸市立博物館の最新情報など当館の休館日・料金・様々な設備などについて常設展示の説明です特別展示案内です当館所蔵の名品を紹介します学校関係者は必見です当館独自の展示・普及・資料保存活動について阪神大震災当時の当館の状況神戸市ホームページへ
目次古代神戸中世神戸近世神戸近代神戸神戸と近代美術
古地図南蛮美術東西交流長崎絵画江戸絵画江戸版画工芸
名品撰:古代の神戸
さくらがおかどうたく・どうかぐん
桜ヶ丘銅鐸・銅戈群 
弥生時代中期 紀元前2〜1世紀
ic ↓写真をクリックすると拡大表示されます。

桜ヶ丘銅鐸・銅戈群 
 灘区の石屋川上流、六甲山南斜面の標高240m付近の通称「神岡」という尾根の東斜面で、土取り作業中に14口の銅鐸と武器形祭器である銅戈7口が発見された。発見者の記憶と、最初に出土した11号銅鐸に残る傷跡、出土時に付着していた錆や土の状況から埋納状況が推測されている。
 銅鐸は丘陵斜面を削って一つの埋納穴をつくり、2群に分かれ埋められていた可能性が高い。吊り手である紐(ちゅう)を同じ方向(傾斜に対し下方)に揃え、鰭(ひれ)を上下に置いた形ないし、斜めの形で、それぞれの銅鐸の身を接して置かれ、その上に同じ様な姿勢で2段ないし3段に重ね合わせて埋納されていたと考えられる。最も大きな6号銅鐸は鰭を左右に、鐸身を水平に置かれ、少し離れた東方から3口の銅鐸が置かれ、その下に方向を揃えて整然と重ね束ねられた銅戈7点が埋納されていたと推測される。 出土した銅鐸はその形態や文様構成に違いがあり、また石製鋳型と土製鋳型による二つの鋳造方法によって製作されているなど、製作時期の違いが見出される。本資料のように製作時期の違う銅鐸が多量に土中に埋納されることは最大の謎であるが、墓などの特定個人への副葬品としては出土例がなく、ムラの共有物であったと考えられる。弥生時代の祭祀形態だけでなく、当時の社会全体を考える上でも貴重な資料であり、昭和45年、国民共有の財産、国宝に指定されている。

参考文献:
神戸市立博物館特別展『コレクションの精華』図録 2008
・桜ヶ丘銅鐸・銅戈調査会編『兵庫県文化財調査報告第1冊 神戸市桜ヶ丘銅鐸・銅戈 調査報告書』 1969
    神戸市灘区桜ヶ丘町出土
    青銅
    銅鐸: 高21.05〜63.7、銅戈:27.2〜29.0
    銅鐸14口、銅戈7口
    神戸市立考古館より引継
    国宝
☆関連資料☆
桜ヶ丘1号銅鐸 桜ヶ丘4号銅鐸・銅戈群  桜ヶ丘5号銅鐸・銅戈群  桜ヶ丘銅戈群 
この資料・作品の展示について    写真画像の権利関係とご利用について

→「名品撰:古代の神戸」インデックスへ→
トップ利用案内常設展示特別展示▲名品撰学校との連携学芸活動大震災
 神戸市立博物館 〒650-0034 神戸市中央区京町24
 電話 078-391-0035
 メール
博物館サイトの作成責任者:博物館学芸課長 小野田一幸
Copyright 2002〜  City of Kobe
      Kobe City Museum all right reserved