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| 志度(しど)窯(讃岐−香川県) 径37.0cm(右)、径37.8cm(左) 池長孟コレクション(右) |
地図が陶磁器皿の模様として描かれるようになるのは江戸時代中期以降で、特に後期には九州の伊万里焼に円形ならびに四角の日本図皿が多くみられる。地図を意匠として楽しむ心情があったのであろうか。本資料は江戸時代の本草学者・戯作者平賀源内(1729〜1779年)が、讃岐の志度で作らせたといわれる「源内焼地図皿」で、地図皿としては時期のはやいもので、特に世界地図皿の伝存例は極めて少ない。図案は六稜形皿に南北アメリカ大陸、円形皿にユーラシア・アフリカ大陸を描き、一対で世界地図をあらわしているが、本来は六稜形皿同士、円形皿同士の対なのかもしれない。源内焼地図皿には他に日本地図のみを採用した四角皿もある。地図を見ると、諸河川が誇張して描かれていたり、南半球に未知の南方大陸メガラニカが存在していたり、北極地域にも多くの島々がみられる。 |