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台湾の國立故宮博物院南部院區にて
「交融之美―神戸市立博物館精品展」を開催します


 神戸市立博物館は、平成30年2月からリニューアル工事のために休館しています。当館では、この期間を利用して、館外でも当館のコレクションを知っていただく機会を設けてきました。このたび、台湾の國立故宮博物院南部院區にて「交融之美―神戸市立博物館精品展」を開催いたします。
 1965年に台北郊外に開館した國立故宮博物院は、清朝宮廷コレクションを受け継いだ約70万点の所蔵品で世界的に知られています。その別館である國立故宮博物院南部院區(以下「故宮南院」と略称)は、2015年12月に開館しました。神戸旧外国人居留地を超える敷地面積をもつ巨大博物館には、年間60万人以上の入館者数を集めています。
 「アジア芸術文化博物館」とも称される故宮南院は、世界の博物館との連携を推し進めています。日本の博物館との交流にも取り組んでおり、2015年から18年にかけては大阪市立東洋陶磁美術館の高麗青磁・伊万里磁器が、2016年には「日本美術之最−東京・九州国立博物館精品展」に東京国立博物館、九州国立博物館から国宝・重要文化財68点が展示されました。

開催概要

会場:國立故宮博物院南部院區(台湾嘉義県太保市故宮大道888号) S203・S101室

会期:2019年6月6日(木曜日)〜9月8日(日曜日)
    ※会期中に展示替えを行います。
     【前期】6月6日(木曜日)〜7月21日(日曜日)
     【後期】7月26日(金曜日)〜9月8日(日曜日)

休館日:月曜日

開館時間:9時〜17時

共同主催:國立故宮博物院南部院區、神戸市立博物館

◎詳細は、國立故宮博物院南部院區のホームページをご覧ください。

展覧会の構成と主な出品作品

 16世紀後半からはじまる南蛮交易、17世紀からのオランダおよび中国との交易の諸相と、これに触発された日本美術の多様化を軸に、日本・中国・西洋の情報、モノ、そして視覚芸術の「交融」を浮き彫りにします。神戸市立博物館から155件が出品される他、國立故宮博物院をはじめとする内外の博物館所蔵の関連作品が約25件展示される予定です。

第1章 新世界へ 地図と海外情報

 16世紀半ばからはじまった東アジアの国際交易と文化交流。 狩野内膳筆「南蛮屏風」は、その華やかな一面を物語ります。その後日本は禁教と鎖国の道を歩む一方で、中国では西洋の知識に基づいた世界地図が作られ、そのいくつかは日本に伝えられ、従来の世界観と融合した世界のイメージが作られました。

重要文化財 南蛮屏風(左隻)
狩野内膳筆 安土桃山時代 16世紀末〜17世紀初期 【前期展示】


坤輿全図
南懐仁(F.フェルビースト) 中国・清時代 康煕13年(1674) 【後期展示】


第2章 長崎:行き交う人・モノ

 九州の西端に位置する長崎は1571年に南蛮貿易(ポルトガル船を主体とする日本・中国間の仲介貿易)の拠点として開港されました。日本の漆工芸品、有田窯(伊万里焼)の陶磁器など、注文生産の製品が長崎から輸出されました。日本と中国に伝えられた絵画資料は、長崎のオランダ・中国商館の様子を克明に描き、舶来した珍しい動物の数々も伝えています。

長崎唐館交易図巻(部分)
渡辺秀詮筆 江戸時代 18世紀後期〜19世紀初期 【通期・場面替え】


第3章 中国からの新風 黄檗と南蘋風花鳥画

 1654年、福建省の黄檗山万福寺の高僧・隠元隆gが来日しました。隠元は仏師、絵師など多くの職人も同行したため、江戸時代の日本美術にも大きな影響を与えます。1731年に来日した沈南蘋は華麗で重厚な花鳥画様式を伝え、熊斐や宋紫石などの日本人絵師に受け継がれます。特に、黄檗宗の僧侶でもあった鶴亭は、華麗な色彩と奔放な筆墨で、江戸花鳥画の新機軸を打ち立てました。
隠元倚騎獅像
喜多道矩筆、隠元隆g賛
江戸時代 17世紀前期
【前期展示】
牡丹綬帯鳥図
鶴亭筆
江戸時代 明和6年(1769)
【前期展示】

第4章 西洋の衝撃:中国と阿蘭陀

 中国蘇州で制作された都市風景図は大量に日本に輸入され、初期の浮世絵や風景表現に影響を与えました。1780年代になると司馬江漢の銅版風景画も登場します。東洋風の花鳥画と西洋風の遠近・陰影表現の融合を目指した秋田蘭画の画家たち、西洋画と見まがうような作品を描いた荒木如元ら長崎の洋風画家、銅版画の技法を極限までに高め、葛飾北斎と競い合った亜欧堂田善など、日本の洋風美術のパイオニアたちの活動を紹介するとともに、同時代の清朝の花鳥画・洋風画作品との比較展示も行います。
瀕海都城図
荒木如元筆
江戸時代 19世紀前期
【後期展示】

第5章 幕末、深化する異国趣味

 幕末期(1850-60年代)の浮世絵師で、奇矯で濃密な表現で人気だったのが歌川国芳です。その作品の中には、日蘭交易で舶来した洋書の挿絵からモチーフを引用しているものもあります。国内向けの工芸品もエキゾチックな意匠を精緻にあしらったものが現れますが、同時代の清朝の工芸品と比較展示します。
『東西海陸紀行』(オランダ語版)
ニューホフ著
1682年アムステルダム刊
【前期展示】
忠臣蔵十一段目夜討之図
歌川国芳
江戸時代 天保2年(1831)頃
【前期展示】
  ※掲載作品は、すべて当館所蔵品です。

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