神戸市-KOBE-


国指定重要文化財 小林家住宅(旧シャープ住宅) 萌黄の館(もえぎのやかた)

最終更新日
2014年4月1日

萌黄の館

東側外観外観(東から)

国指定重要文化財

小林家住宅(旧シャープ住宅)

建築主

ハンター・シャープ

所在地

神戸市中央区北野町3-10-11

構造規模

木造2階建、寄棟造、桟瓦葺
1階  192.91平方メートル
2階  190.43平方メートル
合計  383.34平方メートル
 

敷地

803.66平方メートル

平面図と館内

1・2階 平面図1・2階 平面図

玄関ホール玄関ホール

2階ベランダ2階ベランダ

1階応接室1階応接室

1階食堂 暖炉飾り1階食堂 暖炉飾り

沿革

楠の大樹に囲まれたこの館は、明治19年来日以来同41年まで神戸に住み、神戸のアメリカ総領事となったハンター・シャープ氏(Hunter Sharp)の邸宅として、建築されました。
木造2階建で、下見板張りの異人館ですが、外観の意匠が大変きめ細かく整っていて、全体の構成や室内の意匠に格調の高い内容が伺われます。この建物の外観上の見どころは、西側の門を入ったところからの眺めで、左右に異なった意匠の張り出し窓があり、その中央の屋根に赤れんが化粧積の煙突があがり見事な構成となっています。また、復原された1階の開放型ベランダと共に室内の玄関ホールがこの建物の重要な見どころとなっており、広いホールに奥行のある階段がゆたかな空間を創り出しています。
1階の左手に応接間、右手に食堂があり、接客や日常生活の公的な部屋が配置され、2階は寝室、化粧室、子供部屋などがあります。各部屋の意匠として注目されるところは、暖炉のマントルピース(暖炉前飾り)とタイルの意匠、壁紙、各張り出し窓の内部空間などです。明るいベランダの空間は、この建物の特徴をよく示しており、特に窓から海に向かっての眺めは素晴らしいものがあります。

シャープ氏は、アメリカ東部のノース・カロライナ州ハートフォードで1861年(文久元年)に生まれ、ノース・カロライナ大学で学び明治19年来日、同33年神戸で結婚し、まもなくこの館を建てました。明治41年神戸を去るとき、長年の功をたたえ、神戸市長から薩摩焼茶器が記念品として贈られています。
神戸を去ってからは、モスクワ、リオン、エジンバラの領事を勤め、1923年死去するまで、生涯を外交官として活躍しました。

この建物は、昭和19年故小林秀雄氏(元神戸電鉄社長)がドイツ人より取得し、昭和53年まで住んで来られました。家具など小林家の調度をそのまま使用しているものもあります。なお、この建物は、昭和62年1月から平成元年6月30日まで2年6ヶ月かけて半解体修理を行い、建設当初の姿に復原しました。
地震で、3本ある煙突がすべて落下し、壁に亀裂が生じるなど大きな被害がありました。折れた煙突は煙突内部を補強しながら、外観は元のとおりに積み直しています。

開館時間と入館料金

風見鶏の館(旧トーマス住宅)

9時〜18時
6月と2月の第1火曜休館
大人500円
但し、高校生以下、65才以上の神戸市民、身体障害者等は無料
風見鶏の館・萌黄の館の2館共通券は650円

ラインの館(旧ドレウェル邸)

9時〜18時
6月と2月の第3木曜休館
無料

萌黄の館(小林家住宅・旧シャープ住宅)

9時〜18時
2月第3水曜、第3木曜
大人350円
但し、高校生以下、65才以上の神戸市民、身体障害者等は無料
風見鶏の館・萌黄の館の2館共通券は650円