神戸市-KOBE-


国指定重要文化財 旧トーマス住宅 (風見鶏の館)

最終更新日
2018年5月8日

kazamidorinoyakata風見鶏の館(東から)

建築主

ゴッドフリート・トーマス(G.Thomas)  (ドイツ人 貿易商)

設計者

ゲオルグ・デ・ラランデ(G.de Lalande)  (ドイツ人 建築家)

明治30年代後半から大正初期にかけて日本で活躍

建築年代

明治後期

所在地

神戸市中央区北野町3-13-3

建物概要

1・2階平面図

木造2階建、外壁れんが張、半地階塔屋付、寄棟造、スレート葺
<平面積>
地階  226.76平方メートル
1階  230.14平方メートル
2階  230.60平方メートル

 旧トーマス住宅は、1階に玄関ホール、応接間、居間、食堂、書斎があり、2階は夫妻の寝室、子供部屋、客用寝室、朝食の間などがあります。室内の意匠は部屋によって変えておりますが全体にドイツの伝統様式を採り入れながら、19世紀末から20世紀初頭にかけての新しい芸術運動(アール・ヌーヴォー)の動きを感じさせるものがあります。1階各入口扉に付いている把手金具に、アール・ヌーヴォー風の装飾がつき、玄関ポーチの柱頭飾り、応接間のシャンデリア、書斎腰板の風刺画などにその傾向が伺えます。
 また食堂は中世城館風の天井小梁、飾り戸棚、暖炉飾りなど見ごたえのある意匠をみせています。

 昭和58年12月より昭和60年3月にかけて行われた保存修理では、ここにお住まいだったトーマス氏の一人娘のエルゼさん、のちのカルボー夫人から伺ったお話や、当時のアルバムを参考に、可能な限り元の姿に戻しています。

 阪神淡路大震災の復旧にあたっては、「文化財耐震対策委員会」を設置し、壁のれんがの落下を防止するため、ステンレス線でれんがを結び付けて積み直したり、煙突の補強を施すなどの耐震対策を講じています。

風見鶏小 風見鶏はその名の通り風向きを知る役目を持っていますが、ドイツでは雄鶏は警戒心が強いことから魔除けの意味や、またキリスト教の教勢を発展させる効果があるといわれてきました。

建設当初の風見鶏の館内部 エルゼ・ガルボ―夫人のアルバムから

1階居間からホール方向1階居間からホール方向

書斎書斎

居間居間

食堂食堂

復元された門扉

所有者

神戸市

国指定重要文化財 指定年月日

昭和53年1月21日

開館時間と入館料

開館時間:9時〜18時(入館は17時45分まで)
休館日:6月と2月の第1火曜日(定休日が祝日の場合は、翌日休)
入館料:大人500円(30名以上の団体料金400円)
     風見鶏の館・萌黄の館の2館共通券は650円
     下記の方は無料
     高校生以下、65才以上の神戸市民(神戸市老人福祉手帳をご持参の方)、
     障害者手帳をご持参の方
     1級又は2級の身体障害者手帳、1級の精神障害者保健福祉手帳、
     療育手帳の交付を受けている方の介護の方(原則として1名)