神戸市-KOBE-


異人館の歴史

最終更新日
2009年3月25日

異人館の建ち並ぶ町並み異人館の建ち並ぶ町並み

異人館の特徴

神戸の異人館の特徴は、広い敷地にゆったりと建つ、一つ一つの建物の意匠が全部異なっていて、現代の機能本位の建物では味わえない、ゆとりのある空間に見られます。また、手仕事の味わい、カラフルな色合いなどが魅力のある美しさとして、訪れる人々の心を楽しませてくれます。

そして古びた異人館に寄り添うようにして立つ年輪を重ねた樹木の緑陰が、心地のよい空間を創り出しています。

ベランダ、ベイ・ウインドー(張り出し窓)、下見板張りペンキ塗り、よろい戸、軒廻りの蛇腹、屋根の赤レンガ化粧積煙突などは、異人館の意匠を特徴づけているもので、それぞれの形や組み合わせ、色合いなどを比較してみるとまた別の意味での興味が持てるものです。

神戸の異人館のもうひとつの特徴は、これらの建物の意匠が大変優れていることです。これは、当時神戸のまちに外国人の建築家が住んでいて、本格的な西洋建築の意匠を施したからです。こうした特徴が神戸の異人館の水準の高さや、このまちのセンスのあるエキゾチシズムを一層感じさせる理由になっており、北野町・山本通地区は、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

平成7年1月17日、阪神・淡路地区を襲った大地震で神戸の異人館も大きな被害を受け、北野町・山本通地区では、地区内の指定建造物の洋風・和風建築物36棟はすべて被災しました。特に、洋風建築物の被害が大きかったのですが、倒壊したり、火災により焼失したものはなく、修理助成制度の拡充など復旧支援制度の充実、所有者の方々の御理解を得て、保存修理を終えることができました。

神戸市では、今後も異人館や伝統的な和風住宅の建ちならぶ町並みをまもり、そだて、うるおいのある町となるように地元の方とともに取り組んでいきます。

風見鶏の館遠景風見鶏の館遠景