有馬温泉の極楽寺には、床下に太閤秀吉の湯山御殿が存在したとの伝承があった。 阪神・淡路大震災で傷んだ庫裏の 建て替えに伴って発掘調査をした結果、伝承通りに、秀吉の時代の風呂跡が発見され、また同時期の庭園も発見された。 発掘調査後、「太閤の湯殿館」として風呂跡や庭園跡を現地保存し、出土遺物とともに展示公開している。