人形土製品(ひとがたどせいひん)
時代 | 古墳時代後期 |
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出土場所 | 寒鳳遺跡 |
使用用途 | 祭祀具 |
素材 | 粘土(土製品) |
寸法 | 全長8cm、最大幅5cm、幅2cm前後 |
この資料についての説明
寒鳳(かんぷう)遺跡は、古墳時代後期の住居跡が数多く発見されていますが、中でも、『大壁(おおかべ)造り建物』と呼ばれる渡来系氏族に関わりが深い集落によく見られる住居が検出されています。
人形土製品は、神戸市内では、寒鳳遺跡から4点出土しています。全国的にみると、静岡県や九州地方で比較的多く発見されていますが、近畿地方では、発見例は少ないです。
今回出土したものは、「大」字形をしており、鳥取県倉吉市谷畠遺跡、大阪府四條畷市奈良井遺跡、三重県松阪市草山遺跡から出土したものと類似しています。祭祀(さいし:神や祖先をおまつりする儀式のこと)に関するものと考えられていますが、どのような形で使われたのか不明です。