新方遺跡第13号人骨(しんぽういせきだい13ごうじんこつ)
時代 | 弥生時代前期 |
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出土場所 | 新方遺跡 |
使用用途 | 埋葬 |
素材 | 人骨 |
寸法 | 225×133cm |
この資料についての説明
新方遺跡は、明石川と伊川の合流点に所在する弥生時代の集落跡です。この遺跡から発見された弥生時代初め頃の人骨は、顎が頑丈でがっしりした体格の縄文人的な骨格の特徴を持っており、抜歯などの縄文時代の風習も残されています。また、骨に突き刺さった石鏃が見られることから、弥生時代に始まった集落間での争い(戦争)による犠牲者とも考えられます。このことは、縄文時代から弥生時代に移行する上での歴史学的な価値と共に、人類学的な史料価値があります。