盾形埴輪、巫女形埴輪(たてがたはにわ、みこがたはにわ)
時代 | 古墳時代後期 |
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出土場所 | 高津橋大塚遺跡 |
使用用途 | 古墳祭祀 |
素材 | 粘土(須恵器) |
寸法 | 高さ24〜66cm |
この資料についての説明
高津橋大塚古墳のすぐ東側で、古墳の痕跡と考えられる半円形にめぐる溝が見つかっています。その周辺から、6世紀前半から中頃の須恵器とともに円筒埴輪・人物埴輪・盾形埴輪・家形埴輪などが出土しています。右側の人物埴輪は、ケサ状の衣とタスキの表現から巫女を表わした埴輪と考えられます。左側の盾形埴輪はいわゆる「石見型埴輪(いわみがたはにわ)」と呼ばれるもので、昭和6年に奈良県・石見遺跡で初めて発見されました。 奈良県・大阪府・和歌山県が分布の中心で、西は岡山県から、東は静岡県にかけて広がっています。神戸市内では柿谷1号墳に次いで2例目です。