神戸市-KOBE-


国指定重要文化財 (建造物) 如意寺文殊堂

最終更新日
2007年9月1日

所在

神戸市西区櫨谷町谷口259

所有

如意寺

建立

室町中期

規模等

桁行5間、梁間4間、入母屋造本瓦葺

指定

昭和27年7月19日指定

概要

旧記によれば、仁寿年間(851〜854)に円仁僧都が文殊像を造り、文殊楼を建てて安置したとあり、文殊堂の創立はそこまで遡ります。ただし、現在の文殊堂は様式や墨書によると室町時代中頃のもののようです。

旧記に応永13年(1406)、大洪水、大風、大地震があり、諸堂ことごとく倒れ、天文8年(1539)本堂諸楼ことごとく炎上とありますが、文殊堂は罹災を免れたようです。

江戸時代初め極度に荒廃していたらしく、寛文、元禄の頃、柱の過半が取り替えられ、柱間の装置はすべて改造され、文化年間にも屋根回り、縁、高欄などに大修理が加えられ、現在に至ったようです。

如意寺の縁起

天台宗叡山派、山号は比金山です。寺の旧記によると大化元年(645)法道仙人の開基とされ、承和の末年に慈覚大師が入唐した時に得た文殊菩薩像を安置、後に仁寿元年(851)には文殊堂、阿弥陀堂を建立したとされます。その後荒廃したものを、正暦年間(990〜994)に願西上人が復興しました。隆盛時には24坊、境内は東西1744メートル、南北1308メートルの広大な寺域であったと伝えます。