神戸市-KOBE-


国指定重要文化財(建造物)箱木家住宅

最終更新日
2007年9月1日

箱木千年家

所在

神戸市北区山田町衝原字道南1-4

所有

個人所有

建立

室町

指定

昭和42年6月15日

概要

一般に『箱木千年家』の名で知られます。元禄期(17世紀末)にはすでに「千年家」と呼ばれていたことが当家に伝わる文書に記されています。伝承では大同年間(806〜810)建築とされていますが、『千年家』とは「非常に古い家」の意味で、「千年経った家」という事ではないため、この箱木家住宅も実際の建立は14世紀、室町期と考えられています。

しかし、わが国で現在室町期の建築とされる民家は、箱木家の他に、古井家住宅(姫路市安富町)、堀家住宅(奈良県西吉野村)の2つしかなく。呑吐ダムの建設に伴ない、現在の場所に移築された際の調査でも、類例がないため、正確な年代は特定出来ませんでしたが、ほぼ同様の結論になり、同時に現存する日本最古の民家であることが確認されました。

当初の母屋と江戸時代に建てられた離れが江戸末期に1棟に改変されていたものを、建築当初の形に分離して再建されました。

移築前の箱木家は、整形六間取と呼ばれる土間と6つの部屋からなる平面形式でしたが、解体と発掘調査の結果、まず東側に母屋が建てられ、その後西側に2間の離れを建築、更に江戸末期にこの2棟を繋いで2間増やしたことが判明しました。

現在の姿は、この調査結果を基に移築の際に、江戸時代中期以前の姿に復元整備されたものです。