神戸市-KOBE-


国宝(建造物) 1件

最終更新日
2019年3月1日

・国宝に指定されている有形文化財(建造物)は、太山寺本堂1件です。

太山寺本堂

太山寺本堂 神戸市内で唯一の国宝の建造物です。平面は密教本堂式と呼ばれる形態で、入母屋造、銅板葺きの造りになっています。桁行7間、梁間6間の大堂で、技法は和様を主としており、正面はすべて蔀戸を用いるなど、古い手法が守られています。ただ、唐様の木鼻をつけ、肘木の西側半分が唐様で、折衷形式を少し加えているのが特徴です。

所在地

太山寺・位置図・所在地 神戸市西区伊川谷町前開224
・交通アクセス 神姫バス・太山寺バス停下車すぐ

概要

・建立期 鎌倉時代後期 永仁年間(1293年〜1299年)

・所有者 太山寺
・指定日 国重要文化財指定:大正2年4月14日
      国宝指定:昭和30年6月22日

太山寺の縁起と歴史

播州名所巡覧図絵 天台宗、山号は三身山。元正天皇の勅願寺として、霊亀2年(716年)、藤原鎌足の孫、藤原宇合の発願・建立、開山は藤原鎌足の長男・定恵(じょうえ)と「播州太山寺縁起」に伝えますが、実際の創建は平安時代に降るとみられます。
南北朝期には支院四十一ヶ坊・末寺八ヶ寺・末社六ヶ社を有し隆盛を誇った太山寺も、現在は龍象院・成就院・遍照院・安養院・歓喜院の五ヶ坊のみとなっています。

太山寺境内配置図 創建時の建物は弘安8年(1285年)の火災で焼失、現存する建物はそれ以降の再建です。しかし最盛期の南北朝時代の繁栄をしのばせる大堂である国宝の本堂を始め、国指定重要文化財は仁王門、阿弥陀如来坐像など18件、さらに安土桃山時代の枯山水名園、安養院庭園が国の名勝に指定されている名刹です。
なお、所在地周辺17.3ヘクタールは「太山寺及びその周辺」文化環境保存区域に指定、境内の内外には原生林が残り、春は桜、秋は紅葉の名所として知られています。

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