2009年度の給食もいよいよ最後の月を迎えました。神戸市にもすでに64名の栄養教諭が誕生し、子どもたちの食生活や食習慣の改善・充実に向けてより意欲的な取り組みがみられました。栄養教諭が配置されていない学校においても「3年生の食指導」に栄養教諭が出向き授業を行っています。また、担任教諭をはじめ、全教職員で「子どもたちの食育の推進」に向け、教科指導の中でも野菜栽培の体験や食育の授業づくりに取り組んでいます。
2009年度のまとめの月、3月ということで「5年生のアンケート結果をふまえ」「学校給食からみえる子どもの側面」を探ってみたいと思います。



「あなたは給食が好きですか」との問いに関しては大好きの回答が2006・2007年の調査より多くなってきています。栄養面ではもとより、「おいしく、楽しい給食であってほしい」と願って給食を提供している側としまして、とてもうれしい結果です。しかし「きらい・大きらい」と答えている児童が4.4%いることが気になります。
「給食時間にはおなかがすいていますか」の問いに関しては、31%ほどの子どもが「あまりすいていない・すいていないことが多い」と答えています。”全身を使って学び、常に体を動かし、じっと止まることのない”という子どものイメージと、その実態の違いに戸惑い、驚きを禁じえません。「運動・栄養・睡眠」という生活習慣の基礎をつくる3つの要素を目の前の子どもに照らして確かめることが必要でしょうか。
「みんなと一緒に給食を食べるのは楽しいですか」の問いに「楽しくない」が2.2%います。ひとりでさびしく食べる「孤食」が問題視されている昨今ですが、「自分ひとりで好きなように食べることが好き」という子どもがいることが気がかりです。友達と一緒に共食[きょうしょく]が楽しめる社会性を培うことが必要です。

「こどもの生きる力に必要な3つの’ぷり’」
子どもたちに「時間・仲間・空間」といういわゆる「三間[さんま]」を保障するとともに、「早寝・早起き・朝ごはん」の運動が提唱されていることの重みを大人が考えることが大切なのでしょう。